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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

象の足音が聞こえる

作者: 侩子手

実話ではありません。




遊園地に来ていた沢山の人でひしめき合っていた

私は母と共に沢山遊具を載せた大きな丸の形をした台に沿った道を

離れてしまわないように手を繋ぎそれを仰ぎ見る

私は背後に大きな影を感じて振り返ると白目をした象が鞭打たれて

今にも気を失いそうに苦しみ目を白黒させていた

象の足音が聞こえる

私は危険を感じて幼児ながらに母の手を引っ張り台の上に登らせた

母は足が悪く段差の最中で転び足の先が黒く変色するのを私は見た

次の瞬間象は狂奔し人々をなぎ倒し修羅場と化す

台の下から阿鼻叫喚の悲鳴を聴き母は気を失った

私は混乱し誰かに助けを求めたが生憎誰も居ない

象の足音が聞こえる

何人だ何人死んだ今のところ五六人です確認できる限りではとの声

私は下を覗いたそこら中に血や形の崩れた死体の並ぶ様が只管続く

私は顔を覆った張り裂けた腸は引き摺り跡形も無い様に見えたのだ

今にもこちらに迫っている

重々しい足音が聞こえてる

その瞬間銃声と共に何かが倒れる音がした

覗きみると象で助かったと感じ母を起こす

医者が現場に到着して負傷者を運んでいく

母はこの事件中では軽傷になっていたので

一人の若い医者が診察し注射針を刺し血色を取り戻していた

私達はそのまま家路に着こうとした既に日が沈んだ夜中にだ


家に帰ってどっと疲れてその日は眠ったんだ


次の日の昼に目が覚めた

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