7 お願い
読みずらさがあるとおもいます。
申し訳ございません。
「せ、先生!どうしてここに?!」
驚いた表情を表す白崎。
「決まっています。私がこの部活の顧問だからです」
白崎とは真逆に冷静に答えた倉木先生。
相変わらずクールな先生だ。
倉木先生は淡々と言葉を続ける。
「そして私がここに来た理由はもう1つあります」
突然倉木先生は頭を下げた。
「お願いします。どうかこの部活に入部していただけませんか?」
「ど、どうしたのですか倉木先生!頭をあげてください」
突如頭をさげた倉木先生に白崎は頭をあげるように促す。
だが、先生は頭を上げようとしない。
「すいません、一つ良いでしょか?」
恐る恐る手を挙げた千葉。
先生は頭をあげることなく「なんでしょうか」と答える。
「そのー私たちが入部しなければいけない理由てなんですか?後、いい加減頭を上げたらいいと思うますよ」
だが倉木先生は頭をあげない。
「実はこの部活は前の先輩が卒業して実は0人の部活です。そのため今年入部する人がいなければ廃部。私はそれだけは避けたいのです。何としてでも……」
なにかわけがありそうに見える倉木先生。
あの先生が頭を下げてまで廃部にしたくないのには相当な理由があるはずだ。
部室の居る者は戸惑った。(一人は除いて)
その除いてが俺である。
俺は決断した。
結論、俺はこの部活には入らないそう決めている。
なんたってこれは先生の私情。
なぜ俺が先生の私情のためにこの部活に入らないといけないのか分からない。
それにこの部活には白崎と言う害虫もいる。俺は白崎がこの部活に来ていたときからやめることは決めていた。
そうとも知らない先生は必死にお願いする。
「どうか私のお願い聞いてくれませんか?ここで何をしようが構いません。なので入部をお願いします」
あの冷静沈着な先生がここまですることに正直俺は驚いが俺は入部はしない。
辺りを見渡せばみんなも戸惑っている……ような?
「分かりました!先生。私、この部活入ります!」
倉木先生の思いが通じたのか白崎が手をビシッ!とあげ入部する意思を見せた。
「白崎さん……本当ですか?」
倉木先生は初めて顔をあげた。
「だって先生がここまでするにはそれほどこの部活に思いがあるってことでしょ?それに私も部活が廃部になるなんて嫌です」
白崎は微笑んだ。
その姿がまるで困っている人を救済した神のように神々しい。
小日向もまぶしそうに白崎を見てる。
「ねぇ丸山君もそう思うでしょう?」
神に見えたと言うは撤回。
やっぱりこいつは悪魔だ。
それも魔王だ。
白崎はこの空気を利用して俺を巻き込みやがった。
ここで「いや、俺はそうは思わない」的なことを言えばどうなるだろうか?
もしかして、愛想良く接してくれた千葉さんが俺を軽蔑するような目で見てくるだろうか?
いや、ここにいる全員を敵に回すかもしれない。
そうなれば俺の答える選択肢は一つ。
「あぁ……そうだな……」
本当は違う!
白崎の奴!覚えてろ!絶対この仕返ししてや……
「よし!これで私と丸山君は入部決定!」
うん?今なんて?
どうして俺が入部することになっているんだ?
「丸山君お願いできますか?」
「えっ、はい」
あっ、流れ的に返事をしてしまった。
「よし決めた!白崎さんと丸山君がやるなら私も入部させてもらいます!」
どうやら千葉さんも入部するらしい。
「な、なら私も……仕方がないからやってあげるわ……」
恥ずかしそうにそう言った宮前も入部するらしい。
ちくしょー!一番、入部しなさそうに見えたから、そこを狙って俺も入部しないようにしようとしたのに!
「先生!舞もやります!」
元気よく手を挙げ宣言した小日向も入部が決定。
こうしてここにいた仮部員は晴れてこの部活の部員となった。
「みんなさん。ありがとうございます」
あのクールな先生が今にも泣きそうな表情で感謝を述べた。
こうして仮入部1日にして俺を含め5人は探偵部の部員として正式に入部するのであった。
これからもよろしくお願いします。




