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5 トイレを我慢した後の開放感は半端じゃない!


 1限目の休み時間の休み時間が終わり2限目が始まった。


2限目は数学のテスト。


内容は中学で習ったところが範囲の50分間テストを行った。

俺の中学の成績は良かったほうでこのようなテストはすらすら順調に解くことが出来ている。


そしてテストを始めて30分後

俺のテストも終盤に差し掛かったとき先生がある生徒が担任に注意を受けた。



「白崎さん。テスト中に居眠りとは余裕の表れですか?」


「いいえ違います!」


はっ!と驚いたかのような受けこたえを見せた白崎。俺はテストに集中して白崎がどんな感じだったのか知らないがおおかた、白崎は爆睡していたところを注意されたに違いない。



「はぁ……次、居眠りしたらこの教室から退室してもらいますからね。」


「はい。気をつけます……」


その後白崎は反省したのか担任に一切注意されることなく50分テストを終えた。


2限目休み時間。


「さてと……」


2限目が終わった俺は1限目の休み時間にいけなかったお手洗いに行くことにする。

正直テストはお漏らしをしないかとかなりヒヤリとした場面があったからだ。


今度は白崎に邪魔されることなくお手洗いに行けた。


なぜなら白崎は学校初日にしていろんな女子達と仲良く喋っているからだ。


だが俺の存在に気付いた途端、女子達に断りを入れて俺の方へやってきた。



「丸山くん元気?!」


「……」


「はぁ~君またこの学校一()()()である白崎 凛を無視するの?」


馴れ馴れしく俺の方をポンポンと叩いてくる白崎。


すげぇームカつくが我慢だ。

俺は白崎を無視することに決めたのだから。


「……」


「あ!そうだ!数学のテストはどうだったのよ?教えなさいよ!」



話を切らすまいと数学のテストについて質問してきた白崎。

どうせ白崎のことだから大したことのないと思うが白崎を無視し付きまとわれるのも嫌なのでこの質問だけは受け答えることにする。

まぁ、俺も大したことないが……


「普通だ」


「そう普通なんだ。つまんないのー」


白崎は詰まんなそうな表情をした。

そんな表情を見た俺は白崎にムカついた。なので白崎に同じ事を聞いてみた。


「じゃあお前はどうなんだよ」


「私はすべて解くことができたわよ!」


白崎は自信満々にそう言ったが、()()()俺は「ふーん」としか思わなかった。

なぜならどうせ、はったりにしか思えなかったのだからだ。


こうしてそんなようなやりとりが次の時間にもその次の時間にも続き、時は放課後まできた。


だが今日はずっと白崎がやたらと俺に関わるせいで俺はクタクタ。

今日の放課後は部活動連絡用の掲示板をさがし自分に合う部活に仮入部をするようにしなければならない。しかも担任曰く、これは強制であるだと言う。


俺は仕方がなく部活動連絡用の掲示板とやらをさがした。


「あれか……」


「新入生大歓迎!」と派手に書かれていたため簡単に掲示板を見つけることができた。


そしてそこにはたくさん貼られている部活動紹介のポスターがある。


陸上部、野球部、吹奏楽部、美術部などの王道な部活からオカルト部、演劇部、科学部、水球部、など珍しい部活もあった。


勿論この学校は強制的に部活所属しないといけないため帰宅部は存在しなかった。

ちなみにその部活があったら俺は入る予定であったが……


とりあえず俺は楽をコンセプトに楽そうな部活をさがした。


なので運動系の部活は絶対ない。


朝は朝練があり登校も早くなる。そして遠征とかがあると俺のプライベートもへることが多くなる。なので文科系の部活を見るがこれといってない。


(はぁ……どうしよかな……)


俺は文科系の部活の活動内容を細かく見て少しでも楽そうな部活に入ることにしようと決めた。


そんな時に一番右隅に面白い部活を見つけた。


名は探偵部。


ちなみに探偵部の紹介内容はこうだ。



・現在の部員 3人


・活動内容 生徒の間で起きる事件を解決すること(ごく稀に)


・普段の活動内容 お茶を飲みながら雑談をしをしながら依頼を待つこと。


・活動時間 自由な時間に来て自由な時間に帰ることが出来る(依頼がある場合は除く)


「これだ!」


これ以上、楽な部活がないと思う俺はその部活に見学行くことに決めた。


場所は4階 一番奥の視聴覚室


俺はそっと部屋の扉を開いた。

するとそこには4人の生徒がいた。


1人目


黒と茶色が少し混ざった髪色をしその髪をひとつにまとめた女子生徒。しかも大人びた美しさを施し|()()()()がかなりふくよかである。

多分、あんな女子生徒に白崎みたいな告白を受けたら、俺はほいほいついて行ってしまうだろう。


2人目


最初の1人とは違い小学生?いや幼稚園の年長さんに間違えられそうなとても可愛らしい女子生徒。茶髪の髪にはヒマワリのピン止がついているのが特徴的であり、くりっとした目がまた子供さをより一層際立っている。

多分、この子を好きになったらロリコン認定されそうだ。


3人目


黒髪ショートカットで背丈は普通。そして普通に可愛い。だがなぜかこちらのことを睨んできているが今は無視しよう。



なぜなら最後の4人目


そこにいたのは白崎 凛だったからだ……


読んでいただきありがとうございます。これからもよろしくお願いします。

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