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昼休み……
俺はどう言う態度をすれば、白崎の許しを得る事ができるかで悩んでいた。
だが、時間はあっという間に過ぎ、ついに昼休みと言う時間まで来てしまった。
そのため、答えが出ない自分に少々焦りがてでいた。
俺は机に伏せるながら考えていた。
だがそんな時、白崎が俺に声を掛けてきた。
「ほら、お昼ご飯、一緒に食べるよ」
俺はそんな声に伏せていた体を起こし白崎を見た。
すると、そこには、なぜかふてくされているかのように、そっぽを向いた白崎がいた。
その瞬間、俺の頭に白崎の要求の謎が解ける考えが過った。
「そうか、俺が、白崎の彼氏のように振る舞いをすればいいのか?……」
そう白崎は俺の事を彼氏だと思っている。
だが、俺は未だに彼氏らしいことを白崎にやっていない。
だから、この機会に彼氏らしい振る舞いをすれば喜ぶ……
そう思った俺は白崎に従うことにした。
「あぁ、分かった。じぁ、行こう」
本当なら不本意なことだが、これも白崎との仲を取り戻すために必要なこと。
俺は、自分のカバンから弁当をとり、白崎と一緒にいつもの屋上に向かおうと教室を出た。
すると、白崎が俺の腕を掴み、俺を止めた。
「違う、今日はこっち」
「ちょっ!」
白崎は、少し強めに俺の腕を引っ張り、俺が行こうとしていた廊下とは逆の道を歩き出し、俺も白崎に引っ張らながらついていった。
「確か、向こうは食堂がある方角……」
俺は白崎に引っ張られながらそんなことに気づいた。
そして、俺が思っていた通り白崎は食堂へ着くこととなった。そして、白崎は券売機前で足を止めた。
すると、白崎は、未だ不機嫌な態度で、あるボタンを指をさしまるで子供のわがままのような口調で言った。
「ダーリン、私、あれ食べたい。だから、買って!」
そう白崎が指をさしていたのは、多分、この食堂の中でも1番高いメニューであろう。
大盛、ラーメンと大盛チャーハン、そして、デザートに杏仁豆腐が付いてくるメニュー、その名も、超 中華セット値段は660円と言ったものだ。
「はぁー?俺がこれを買えだと?」
そんな白崎の鬼のような注文に俺は白崎の顔を見ながら見た。
「なに?私と仲直りしたくないの?」
白崎は、腕を組みながら俺を睨みつけてきた。
そこまで白崎に言われると買わない訳にはいかない。
正直、痛い出費になるがここは買ってあげることにした。
「はぁ~分かった。買うよ……」
俺はしぶしぶそのボタンを押し、白崎にその券をあげた。
「はい……」
「わーい!ありがとう!ダーリン!」
白崎はやっといつも通りの調子に戻り喜んでくれた。
そして、白崎は美味しく、超 中華セットを食べた。
しかもそれだけではなく、なんと見事に完食をしてしまった。
「ふっ~美味しかった」
白崎は満足げにそんな事を言った。
そんな白崎の姿に、俺は自分の金を出して払った甲斐があったと思った。
そして俺は何も彼氏らしいことをしていないが、白崎の要求にこたえた。
なので白崎に許して貰える……
そう思った俺は白崎に言った。
「よし、じゃあ、これで許してくれるよな?」
だが、そんな現実は甘くなかった……
「えっ、なに言っているの?」
白崎は首を傾げた。
「えっ?……」
そんな白崎の反応に俺は言葉を失った。
そして、俺は気づいた。
「どうやら、まだ白崎の要求は続くんだな……」
そんな事が分かった瞬間、俺は一体、どうなるのだろうと思った。




