38 嫌い!
「凛、丸山君から離れなさい・・・・・」
そう言った麗華はいつものように私の見方をしようとはしなかった。一体、なにかあったのかと思った私は麗華に聞いてみた。
「えっ、どうしたの急に?・・・・・・」
「別に、たまには丸山君の気持ちにも寄り添ってあげようとしただけだよ。」
「えっ・・・・・・・・・・・」
あんだけ私の見方をしてくれた麗華が急に裏を返すようにダーリンの見方をしだすとは思っていなかった。そのため、私は麗華に言い返す言葉がすぐに出なかった。
「そうか、そうか~千葉もやっと、俺の気持ちもわかってくれたか~」
一方、麗華の言葉を聞いたダーリンは麗華が改心してくれたのかと「うん、うん」と頷きながら麗華を感心していた。
「えっ、なにそれ意味が分からないよ。麗華・・・・・」
そんなダーリンをよそに、私は先程出てこなかった言葉の続きを言った。
「まぁ、急にそんなこと言われても、困るよね。だけど、この事実を受け入れて欲しいの。さぁ、丸山君を離しなよ」
そう言い麗華は、私とダーリンの中を剥がそうとしてきた。
もちろん、私は麗華の言葉だろうとダーリンから離れないようにガッチリと抱きしめた。
「ほら、いい加減やめなよ~」
「イヤ!やめて!」
麗華は、物凄い強い力で私を剥がそうとしてきた。
そのせいで私はダーリンを剥がしてしまいそうになったがなんとか離すまいと頑張った。
「おい、痛いんだけど・・・・・」
私たちが、引っ張りあっている影響だろう・・・・
ダーリンは、小さい声で痛いアピールをしてきた。
だが、麗華と私はダーリンなんかに耳を傾けるはずもなく両者、譲らない戦いが続いた。
そして戦いが始まってから1分くらいだろう。
「キャー!」
私はダーリンから離されバランスを崩れそうになった。
だが麗華かが、バランスを崩した私を支えてくれた。
「おっと、大丈夫?」
普通ならここで「ありがとう」などの言葉を言うべきだろう。
だが、私は麗華かが見方をしてくれなかったことにキレた。
「離してよ!」
私は強引にも麗華が支えてくれていた手をはねのけた。
そして私は怒鳴るように麗華に言った。
「もう!麗華なんて嫌い!」
そう言い残し私はこの場をあとにしようとした。
だが、麗華は怒っている私を止めようとした。
「あっ待って、凛!」
そんな麗華に私は耳をかすはずもなくこの場を後にした。
「ひどいよ・・・麗華」
私は麗華の急すぎる裏切り涙が止まらならずにいた。




