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31 もう怖くない


次の日


俺はいつも通り登校しようと家を出た。



だが・・・・・・



「あー来た!おはようーダーリン」


なぜかそこに白崎がいた。



うわ~だりぃ・・・・・・



俺は白崎を見て思った。

そして今日も相変わらずうるさい声だった。


「・・・・・・・・・」



俺は白崎のことは無視し一人で登校した。



「ねぇー無視しないでよー」


「・・・・・・・・・・・」


無視だ。反応したら俺の負けだ。


俺はそう心に決め無視を貫いた。


そんな俺を見た白崎はかまってもらえないと思ったのだろう。


白崎が嘘をつき始めた。

それも嘘だと一瞬でわかる嘘を・・・・・・



「あーダーリンの後ろに麗華が!」



はぁ~なわけないだろ!


俺は白崎の全く分かりやすい嘘に呆れた。



だが・・・・・・



誰かが俺の後ろから肩を掴んできた。

そして肩を掴んできた虚しく主が言った。



「おはよう丸山くんー」



どうやら白崎は、本当のことを言っていたようだ。

俺は後ろを振り返った。



そしてそこにいたのやはり思った通り・・・・・・



ニコニコしていた千葉がいた。

そんな時は100セント怒っている時だ。


多分昔の俺だったらすぐに千葉に謝っただろう。



だが今の俺は違う



俺は昨日のことがまるでなかったかのように千葉に話した。



「おぉ、おはよう千葉どうした?そんなにニコニコしちゃって?」



一応、ニコニコしている理由も聞いておいた。



「え、わかるよね?昨日君がなにをしたのか?」


千葉はニコニコしながら答えた。


うん、わかる。


だが正直に言いったら100セント殺される・・・・・・


俺はわざとわからないふりをした。



「さぁ、わかんないな~」


そして俺は話を反らした。


「そんなことよりも今日はとてもいい天気だね!」


「そうだね。でも、今は関係ない話だよー」


「そそそんな事はないよ」


俺には話を反らした理由があった。

そのためここで話を終わらるわけにはいかなかった。


だが、俺の思い通りにはいかなかった・・・・・


「なんか今日の丸山くん変だよーなんか他にも隠し事でもしているの?」


ヤバい千葉が俺を疑い始めた。

俺は少しでも時間稼ぎをするため否定した。


「いや、そんなことないよ」


千葉はまだおれを疑ってきた。


だが俺には好都合・・・・・


「ほんとー?」


「ほ、ほんとだよ」


よし!時間稼ぎは出来た。


俺はここである秘策を使った。


「そ、それよりも千葉の顔に虫がついているぞ!」


これは嘘だ。


だが・・・・・・



「えっどこ?早く取ってー」



やはり俺が思った通り千葉は取り乱した。


千葉は動物嫌いだ。

だから虫でも通じるはず・・・・・・


そう思った俺はこの手を使ってみた。



正直これが通じなかったら絶対殺された。


だから、最初は使うか迷った。


だが、昨日千葉にケンカを売ってしまった以上一か八かでやるしかなかった。



そして見事成功した。

そのおかげで俺はこのても使えると知った。


そして千葉から逃げることも可能だ


俺はそんな事を思った瞬間

このすきに逃げることにした。



「あ、逃げるなーダーリンー」



俺が逃げる姿を見た白崎が言った。


たが白崎は、千葉をおいて行くことも出来なかったため、俺を追て来ることはなくなった。



よし これは使える!


俺はこんなことを思った。


なのでこれからもこの手を使っていくことにした。



そして白崎達が見えなくなりおれは走るのをやめた。


後はゆっくり一人気ままに学校を目指した。





よろしければ評価のほうもよろしくお願いします。

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