12 休日 1日目 (後半)
「ただいま。」
「和人ー!お客様が、来たから、面倒をみてくれない?」
夕暮れのころ、俺は、自分の、部屋で、ぐうたらしていたら、母と、姉の声がした。
俺は、とりあえず、母が、言っていた、お客の、ところへ、向かった。
だが、そこで、俺は、目を、疑う光景を目にした。
「な・・・なんで、お前が??・・・」
「あれ~ここって、丸山君の、いえなんだね、舞、びっくりしたよ!」
俺の、目の前に、いたのは、小日向 舞だった。
「お・・・お前!、なんで、こんなところに?」
「えっとねー、丸山君の、家族が、困っているところを、舞が、助けたのね!、そしたら、お礼が、したいと、丸山ママに、言われたのね、それで、お言葉に、甘えて、きちゃたの!」
「そうか、それは、苦労を、かけたな、俺が、また、お前に、お礼を、するから、今日は、帰っていいぞ。」
俺は、これ以上、疲れたくないし、ゆっくり、ぐうたらしたいので、小日向を、帰らそうとした。
だが・・・
「うぅん!!!和人~なにをしているの?」
「あ・・・・・・・」
そこには、偶然通りかかった、雫がいた。すると、雫が、俺の、胸倉を掴んできた。
「これは、なんのつもりなのかな?きっちり、教えてくれる?」
「はい・・・・・」
俺は、このとき、思った。
「ダメだ、死ぬーー!姉ちゃんの顔は、笑顔だけど、 見える、アニメで、見たことのある、怒りマークがーーそれに、殺意が、あふれている、拳を俺に、見せているよ、あぁーーどうしよう~(涙目)」
「えーーーっと、小小・・小日向が、こここ・・・このあと、用事が、あるから、かかか・・・帰りたいそうだよ!アハ、アハハ!」
「ウソだよね~ 和人、覚悟できている???」
姉は、拳をバキバキ鳴らしながら、俺の方へ、迫って来ていた。
そして、俺は、察していた結果になった。
「イヤーーーーーーーーー」
そして、俺は、見事、小日向を、追い出すことに、失敗し、俺たちは、小日向と、夕ご飯を、食べることとなった。
「いや~、小日向ちゃん、ごめんね、この、バカが、失礼なことして。」
そう、謝ったのは、母だった。
「いいですぅよ、気にしないでください!」
小日向は、全然気にしていなかった。
「ね、舞ちゃん、和人とは、どういう、関係なの?」
姉が、やっとその質問を、聞いてきた。
「うんとね、部活仲間、兼、友達ですぅ!」
「へーそうなんだね!てか、本当に、舞ちゃんは、子供みたいで、可愛いね!」
姉は、俺と、小日向の関係は、どうでもよかったのだろう、すぐに、受け流し、小日向を可愛らしさに、メロメロだった。
「えへへ、よく言われますぅ!」
「あ!口に、カレーのルーが、ついているよ、どれ、私が、取ってあげるね!」
小日向に、ついていた、カレーのルーに、気づき、姉は、拭きに、行った。
「てへへ~ありがとうございますぅ~、えーっと・・・」
「雫で、いいよ!」
「ありがとうございますぅ!、雫ちゃん!」
「雫ちゃんて・・・・」
「なに?和人、何か言いたいの?ねぇ!、ねぇ!、」
「いいえ、なんでもないです・・・・」
雫が、俺を、睨んできたので、これ以上は、突っかかることをやめた。
すると、姉が、小日向に、ある提案をしてきた。
「ね!舞ちゃん、今日、私たちの家に、泊まりなよ!ね、いいよね?お母さん。」
「そうね!、もう外は、夜で、危ないから、そうしなよ!親御さんには、私が、連絡しておくから!」
「はぁあ?なんで、そうなんだよ!」
本当に、姉たちが、言っていることが、意味が分からなかったので、俺は、反対した。
「あんたは、黙れ。」
しかし、姉は、殺気を含んだ目で、俺を黙らせてきた。
「み・・・みなさん、ありがとうございますぅ~では、お言葉に、甘えて、今日は、泊まらせて、いただきますぅ!」
こうして、小日向が、俺の、家に、泊まることが、決まった。




