11 休日 1日目 前半
高校生が始まり1週間。
今日は待ちわびた休日だ。
俺はこの1週間でとても疲れが溜まっていた。
だから、今日はベットで1日寝るつもりだ。
なぜ、俺がこんなに疲れたかと言うと白崎が、白崎が、白崎が、白崎が、白崎が、白崎が、絶対白崎が、疲れる元をたくさん作ってきてくれたからだ。
「和人いい加減起きなさい」
俺のパラダイス生活が始まってから1時間後、母が俺の部屋の前で俺を現実へと戻しに来た。
「今日は休みだからいいじゃないかよ!」
「はぁ~バカね・・・・休みだからこそ親の手伝いや、外へ出で遊ぶとか勉強をするとかする日でしょう!1日怠けていると体に良くないわよ」
母は呆れている。
けれど、俺がどう休日を過ごそうが構わないだろう。
だって俺の休日なのだから。
「うるさい、明日も休みなんだから明日、頑張ればいい……」
そう母に言い残し俺は布団を被り寝る。
けれど、秒で布団が剥がされた。
その理由は目の前で満面な笑みを浮かべて母を見れば分かる。
「今なんて言ったかな?和人」
やばい母がキレそうだ
こうなると俺もただじゃ済まなくなる可能性もある。
母はこの世で一番怒らせてはいけない人物だ。
仕方がないけど、俺のパラダイスは終わりだ。
リビング
俺は朝食を食べることにした。
「和人今日、暇でしょ?」
「うん」
当然だ。
お前のせいで俺は暇になったのだから。
「なら和人に買い物、頼んでもいいかな?」
どうして俺が買い物なんてしなければならない。
そんなの、お前の仕事だろうが……
冗談じゃない。
俺は頭をふり拒否する。
「お願い!私これから用事があるのよ。だからお願い!」
母がここまでお願いすると言う事は相当な理由があるのだろう。
俺は興味本意で聞いてみた。
「用事ってなんだよ」
「今日は雫の柔道部の大会でね私もそれを応援しに行くの。だから、あんたに買い物を頼んだわけ。勿論、買い物に行ったら、残ったお金はおこづかいとしてあげるからお願い!」
よし、契約成立だ。
理由はともかく、お金がもらえるならいいだろう。
「分かった。行けばいいんだろ・・・・」
最寄りのスーパーに向かう道中にて
お金につられた俺は買い物に行くこととなった。
そして、ときは少しすぎ、俺は買い物に行くためスーパーに向かっていた。そして、猫カフェの前を通った時にある人と遭遇した。
「あ・・・・」
「お・・・お前!こんなところで、な・・・なにしているんだよ!」
そう話をかけてきたのは今日もツンデレ全開、宮前 静香だった。
「お前こそ、なにしているんだ。」
「わ・・・私は、その・・・・・うぅ~」
宮前はもじもじしながらも猫カフェの方をチラチラ見ながら答えていた。俺はすぐ、宮前がなぜここにいるのか分かった。
「そ・・・そんなことよりも、あんたこそ、なんで、ここに、いるのよ!」
「おつかいだ。」
「ふ・・・ふーん、そうなんだ!、いい気味ね!」
「はいはい、そうですね・・・じゃあ、俺は行くから猫カフェ、楽しんでこい。」
「な!!!!なによ!私は、猫カフェなんていかないもん!」
「そうか?さっきから、チラチラと猫カフェの方を見ているじゃん。」
「う・・・うるさーい!!!!あんたなんて、さっさといってしまえー!!!」
「分かったから、そんなツンツンするな。」
「は・・・はぁあー?!私が、いつ、ツンツンしていたんだよ?!」
「ずっーと」
「な・・なによ!ふん!あんたなんてきらい!!!じゃあね!」
「あぁ、じゃあな。」
宮前はそう俺に言い猫カフェの店へ入っていった。
俺も宮前と別れ、スーパーに向かった。
その後は何事もなく無事スーパで買い物を済ませ家に帰る途中また、ある人に遭遇する羽目になった。それも2人。
「あーれ?丸山君?偶然だね!」
そう声を掛けてきたのは、白崎だった。
「・・・・・・・」
「あれ?おーい、無視しないでよ~」
俺は休みの日まで白崎に関わりたくないので無視して帰るつもりだった。
だが・・・・
「おい!待てよ!コラぁーー」
「はぁ~白崎、俺の肩から手をどけて・・・・うわぁぁぁーーーーーー」
俺は白崎が肩をつかんできたと思い後ろを振り返ってみたら、そこには今すぐにでもキレそうな千葉麗華だった。
「ね、丸山君、まさか、凛を、無視して行こうとしたわけないよね?」
千葉は、微笑んでいたが、俺をつかんでいた、肩をすごい力で、潰しにかかろうとしていた。
「アハハ、ありえませんよ。まさか。」
「凛?そうだった?」
「うぅうん、ちがう、私を見た瞬間、私を、避けるように、逃げって行ったもん!」
「だって、丸山君、覚悟できている?」
千葉は、拳を、バキバキ鳴らしながら、俺に、迫って来ていた。
俺は、この時、思った。「あ・・・俺死んだわ」
「いやーーーーーーーーー」
「白崎さん、ほうんとーごめんね、アハアハハ・・・・」
「う~ん、どうしようかな?、あ!そうだ、これから、丸山君の事を、ダーリンと呼んで、いいなら、許そうかな~?」
「あぁあ?テメェーふざけているのか?」
俺は、白崎のふざけた、お願いに、イラっとした。やっぱりこいつは、ストレスだ。
「うんん、丸山君、もちろん、いいよね?」
「はい・・・大丈夫です。」
流石に、千葉が、入ってくると、また、いつ千葉をキレさせ、ボコボコにされるか、分からないので、許可することにした。
「そういえば、なんで、丸山君は、ここに、いるの?」
「おつかいだ。」
「そうなんだ、えらい!きっと、凛のいい旦那さんに、なるね!ね!凛!て・・・大丈夫?」
「だ・・旦那さん、私の・・・ぐへへへへ」
白崎は、オーバーヒートして、壊れてしまった。
俺は、白崎は、ほっといて、麗華に、質問した。
「お前は、こんなところで、何をしているんだ?」
「わたしは、凛と、買い物をしていたわけ、そしてら、君に、遭遇したの。」
「ふ~ん、そうなんだ。」
「ね!せっかくだし、丸山君も、私達と、遊ぼうよ!」
「悪い、食材をダメにしてしまうかもしれないから、また今度な。」
「そうか~それは、残念、じゃあ、また今度、遊ぼうね!ほら~凛!行くよ!」
「ぐへへへへ」
俺たちは、そんな約束をしたところで、別れることにした。
俺は、やっと、家に帰ることが、でき無事家に、帰ることが出来た。
今日は、小日向以外の、メンバーには、会ったせいで、とても、疲れた、だが、まだ、今日は、終わりでは、なかった。・・・