表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
10/103

9 支配人と支配人に、支配された人


次の朝。

いつも通り登校した俺は、千葉麗華に出会う。


「おはようございます!丸山君」


「おはよう。千葉さん」


「麗華でいいよ」


なんて光栄なことだ!

千葉は、下の名前で呼ぶことを許してくれた。


そして、千葉はパン!と手を叩いたあとこう提案してきた。


「そうだ!ここで出会ったのも何かの縁。どうかな?一緒に学校行こうよ?」


勿論、俺は行く。

だって、こんな美女と学校に行けるなんて絶対出来ないことだ。


「えぇ、俺でよければ」


「やった!じゃあ、行こう!」


千葉は俺のペースに合わせて歩き出す。


だが、緊張のあまり千葉と何を話せばいいかわからない。


彼女は、昨日のことを聞き出した。



「そういえば昨日は、ちゃんと凛と一緒に帰ってあげた?」



「あぁ、一緒に、帰った。」



「そう!良かった~」



彼女は、俺と、一緒に、帰ったことを知り、ほっとした。



「で、なんか、進展とかは、あったの?」


「いや、ない。」


「もう!凛の彼氏なんだからしっかりアプローチしないと駄目だよ!」


俺との距離をつめ、俺を叱る千葉。




そして、そんな、たわいない会話を、している内に、学校に、着いた。



教室に、入ると、白崎が、学校に、着いていた。

すると、俺に、気づいた、白崎が、昨日の、事は、なかったかのように来た。



「おはよう!丸山君。」



「あぁ、おはよう。」



俺は、なんだか、彼女に、ドキドキしていた。



「今日は、寝坊せずに、これたんだな。」



「うん!さすがに、寝坊しないように、昨日の、夜は、早く寝たもん!」



彼女は、胸を、張って、そう言った。



「ほう~、じゃあ、授業中も、寝ないよな?」



俺は、昨日の、彼女が、テスト中で、寝た事も、棚に上げてみた。



「それは、ちょっと、わからない。てへっ!」



「てへっ!じゃないだろ、お前、勉強ついて、行けなくなるぞ。」



「大丈夫、私、中学の時、成績1位だったもの。」



「へー。すごい、すごい。」



「なによ!その、反応は!」



「だって、お前みたいな、奴が、成績1位とか、ないだろう。」



「ふん!いつか、後悔するわよ!覚えてなさい!」



「はいはい、わかりましたよ。」



「ムキー、ふん!だ。」



その後、彼女は、友達の、場所に、戻っていった。



時は、少し、すぎ、1時間目の、授業が、始まった。



1時間目は、数学だ。内容は、昨日やった奴の、テスト返しだ。



「えーと、今回のテストは、中学の所が、範囲だったことも、あり、平均点は、高かったです。」



「ですが、満点は、1人しか、いませんでした。先生は、非常に、残念です。」



俺は、この時、思った。「満点は、俺だ!」なぜなら、全問スラスラ解くことも、できたし、見直しも、完璧に、したからだ。



「では、テストを、返します。」



だが、俺は、テストを返してもらった、テストは、99点だった。それも、間違えていたのは、言葉を埋める、所で、漢字、間違えだった。俺は、魂が、抜けて、死にそうだった。



だが、一体、誰が、100点を・・・・・



それは、1時間目の、休み時間に、分かった。



「ね!テストどうだったのよ?」



そう、聞いてきたのは、白崎だ。



「お前、見たな、アホに、教えるか!」



「なによ!私は、100点を、取ったのよ、むしろ、丸山君の、方が、アホだよ!」



「なんだと!デタラメなこと、言ってんじゃねーよ。」



「なら!証拠を、見せてあげるわよ!その代わり、本当だったら、私の、言う事を、今日は、なんでも聞いてもらうからね!」



「望むところだ。」



俺は、白崎が、バカだと、やたら、自信が、あったので、了承した。



白崎は一度、席に戻り、テストを持ってきて、俺に、見せた。



俺は、白崎の、テストを見て、悪い夢でも、見ているのかと、思った。



「ふん!これで、私の、勝ちだね!」



俺は、このことを、受け入れず、頬を、つねりまくった。


だが、いくら、頬を、つねっても、夢から、覚めることは、なく、だた、痛かった。



「もう、受け入れたら~どうです~ぐふふふふ」



「あぁ、俺の、負けだ。」



俺は、白崎に、負けを認めたことで、嫌な事を、される覚悟をした。



「じゃあ、私の、お・ね・が・い・は、今日の、昼休みは、一緒に、ご飯を、食べること、あと、今日一日中、私の事を、「俺の、愛しき、ハニーよ」と呼ぶ、あとは、今日も、一緒に、帰る、まぁ、今回はこれで、勘弁してあげるよ。」



「わかった?」



「あぁ、分かった。」



「あれ?なにか、たりないな~、ほら~」



あぁ、分かったよ!言えば、いいだろ!」



「俺の・・愛しき・・・ハニーよ。」



「えぇ?何も、聞こえないよ!」



この時の、コイツの、反応に、俺は、殺意を覚えた。



こうして、今日、一日中、俺は、白崎の、支配下に、おかれた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ