9 支配人と支配人に、支配された人
次の朝。
いつも通り登校した俺は、千葉麗華に出会う。
「おはようございます!丸山君」
「おはよう。千葉さん」
「麗華でいいよ」
なんて光栄なことだ!
千葉は、下の名前で呼ぶことを許してくれた。
そして、千葉はパン!と手を叩いたあとこう提案してきた。
「そうだ!ここで出会ったのも何かの縁。どうかな?一緒に学校行こうよ?」
勿論、俺は行く。
だって、こんな美女と学校に行けるなんて絶対出来ないことだ。
「えぇ、俺でよければ」
「やった!じゃあ、行こう!」
千葉は俺のペースに合わせて歩き出す。
だが、緊張のあまり千葉と何を話せばいいかわからない。
彼女は、昨日のことを聞き出した。
「そういえば昨日は、ちゃんと凛と一緒に帰ってあげた?」
「あぁ、一緒に、帰った。」
「そう!良かった~」
彼女は、俺と、一緒に、帰ったことを知り、ほっとした。
「で、なんか、進展とかは、あったの?」
「いや、ない。」
「もう!凛の彼氏なんだからしっかりアプローチしないと駄目だよ!」
俺との距離をつめ、俺を叱る千葉。
そして、そんな、たわいない会話を、している内に、学校に、着いた。
教室に、入ると、白崎が、学校に、着いていた。
すると、俺に、気づいた、白崎が、昨日の、事は、なかったかのように来た。
「おはよう!丸山君。」
「あぁ、おはよう。」
俺は、なんだか、彼女に、ドキドキしていた。
「今日は、寝坊せずに、これたんだな。」
「うん!さすがに、寝坊しないように、昨日の、夜は、早く寝たもん!」
彼女は、胸を、張って、そう言った。
「ほう~、じゃあ、授業中も、寝ないよな?」
俺は、昨日の、彼女が、テスト中で、寝た事も、棚に上げてみた。
「それは、ちょっと、わからない。てへっ!」
「てへっ!じゃないだろ、お前、勉強ついて、行けなくなるぞ。」
「大丈夫、私、中学の時、成績1位だったもの。」
「へー。すごい、すごい。」
「なによ!その、反応は!」
「だって、お前みたいな、奴が、成績1位とか、ないだろう。」
「ふん!いつか、後悔するわよ!覚えてなさい!」
「はいはい、わかりましたよ。」
「ムキー、ふん!だ。」
その後、彼女は、友達の、場所に、戻っていった。
時は、少し、すぎ、1時間目の、授業が、始まった。
1時間目は、数学だ。内容は、昨日やった奴の、テスト返しだ。
「えーと、今回のテストは、中学の所が、範囲だったことも、あり、平均点は、高かったです。」
「ですが、満点は、1人しか、いませんでした。先生は、非常に、残念です。」
俺は、この時、思った。「満点は、俺だ!」なぜなら、全問スラスラ解くことも、できたし、見直しも、完璧に、したからだ。
「では、テストを、返します。」
だが、俺は、テストを返してもらった、テストは、99点だった。それも、間違えていたのは、言葉を埋める、所で、漢字、間違えだった。俺は、魂が、抜けて、死にそうだった。
だが、一体、誰が、100点を・・・・・
それは、1時間目の、休み時間に、分かった。
「ね!テストどうだったのよ?」
そう、聞いてきたのは、白崎だ。
「お前、見たな、アホに、教えるか!」
「なによ!私は、100点を、取ったのよ、むしろ、丸山君の、方が、アホだよ!」
「なんだと!デタラメなこと、言ってんじゃねーよ。」
「なら!証拠を、見せてあげるわよ!その代わり、本当だったら、私の、言う事を、今日は、なんでも聞いてもらうからね!」
「望むところだ。」
俺は、白崎が、バカだと、やたら、自信が、あったので、了承した。
白崎は一度、席に戻り、テストを持ってきて、俺に、見せた。
俺は、白崎の、テストを見て、悪い夢でも、見ているのかと、思った。
「ふん!これで、私の、勝ちだね!」
俺は、このことを、受け入れず、頬を、つねりまくった。
だが、いくら、頬を、つねっても、夢から、覚めることは、なく、だた、痛かった。
「もう、受け入れたら~どうです~ぐふふふふ」
「あぁ、俺の、負けだ。」
俺は、白崎に、負けを認めたことで、嫌な事を、される覚悟をした。
「じゃあ、私の、お・ね・が・い・は、今日の、昼休みは、一緒に、ご飯を、食べること、あと、今日一日中、私の事を、「俺の、愛しき、ハニーよ」と呼ぶ、あとは、今日も、一緒に、帰る、まぁ、今回はこれで、勘弁してあげるよ。」
「わかった?」
「あぁ、分かった。」
「あれ?なにか、たりないな~、ほら~」
あぁ、分かったよ!言えば、いいだろ!」
「俺の・・愛しき・・・ハニーよ。」
「えぇ?何も、聞こえないよ!」
この時の、コイツの、反応に、俺は、殺意を覚えた。
こうして、今日、一日中、俺は、白崎の、支配下に、おかれた。