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Lunatic  作者: 烏籠
7/12

ボクラガノゾンダノハ、





僕らが望んだのは、

こんな世界じゃない。


幸せになるはずだったんだ、

君と一緒に。


そうだろう?


君だって言ったじゃないか、

僕のそばにいたいって。


なのに、なぜ拒むの?


何がいけないんだ?


邪魔するものはすべて壊した。


そうさ、殺した。


あいつが悪いんだ、

僕と君の邪魔をするから。


あいつさ、

何て言ったと思う?


僕のこと狂ってるって、

こんな事して君が喜ぶはずない、


だって!


おかしいだろ?


狂ってるのはあいつの方だ。


僕から君を奪おうとしたんだから。


本当にとんでもない奴だよ。


あんな奴が生きていてはいけない。


人の幸せを奪うような奴を許してはいけない。


だから殺した。


もう二度と君に触れられないように、

指をバラバラに切り落とした


もう二度と君と並んで歩けないように、

足を滅茶苦茶に折り曲げた


もう二度と君の声が聞こえないように、

耳を削ぎ落として突き破った


もう二度と君と見つめ合わないように、

目を刳り貫いて潰した


もう二度と、もう二度と………


思いつく限りの罰を与えたよ。


それでさ、

その歪な達磨に最期に言いたい事はないか、って聞いたんだ。


僕のこと、可哀想だって。


あはははははっ



あんまりにもおかしなこと言うから、

思わず笑っちゃったよ。


もうおかしくておかしくて、

思わず刺しちゃったんだ



それでやっと静かになったよ。


僕は面白かったからずっと笑ってたけどね。



あはははははははは……



なんて顔してるんだよ、

何処か痛いの?



え?あいつ?


ああ、言ってなかったっけ。



さっき食べたよ



だから、食べちゃたって



さっき食べたばっかりなのにもう忘れたの?


二人一緒に食べたじゃないか。


うん、


その中に入ってた。



あ、



あーあ……


大丈夫?


いいよ、全部出しなよ。


よしよし


……もういいの?


全部吐いちゃった?


そう、いい子だね


残りはまたあとで出そうか。


あいつが君のお腹に残ってるなんて嫌だからね。



………何、

泣いてるの?


そっか、君も嫌だよね、

あんな奴の肉が君のなかにあるなんて。


大丈夫だよ、

僕が綺麗にしてあげるから。


その後、いっぱい愛しあおうね。


残さず全部食べてあげるよ。


君にはどんな料理が似合うかな……。


ふふ、怖いの?


震えてるよ。


大丈夫だよ、

ちょっと痛いの我慢するだけだから。


怖いことなんて何もないよ。


だって僕達は愛しあっているんだもの。


僕は君を愛してる、


君は僕を愛してる、


そうだよね?




ああ、幸せだね、


すごく嬉しいよ。


絶対、君を離さない。


好きだよ、

愛してる。愛してる。


愛してる。


愛してる愛してる愛してる愛してるあいしてる愛してる愛してる愛しテるあいシてルアイしてルアイシテルアいシテルアイしてルからコワシテアゲル




さよなら、


すぐに食べてあげるからね。



僕らが望んだ、

愛のかたちなんだから。

もともとは詩だったのですが、妄想が膨らみすぎていつの間にやらこんな事に……。ちょっと内容が薄かったような気がしないでもないです。皆様に飽きられないように努力したいと思います。HP『憂鬱病童話』もよろしくお願いします。

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