9話 ランクアップ
大分ゆっくりの更新になります。
いつも通りのルーチンワークをこなしながら起き上がる。台風は通り過ぎて外は快晴。
気温がぐんぐん上がりこの間までのジメジメした時期が嘘のようだ。まぁ湿気は相変わらずきついのだけど。
本日の朝は市販の野菜ジュースを飲む。
体にビタミンが染み渡る。
巷では再びタピオカドリンクが話題になっているらしいがそれは甘すぎでちょっと好きになれない。
洗面台で歯磨きをしてからダイブする。
この生活にもすっかりなれたものだ。
こんなグータラ生活で生きていけるのは運が良かったというべきだろう。
神官の方々に挨拶をして子供と遊んで料理して、歌を歌ったりピアノを弾いたり、魔法を使って治療をする。
他にも聖書の模写やら祈りの作法を学び、神官への道を順調に歩んでいた。
そろそろサーバーも落ち着いてきたらしく第2陣が来るらしい。しかし私が何か変わることは特にありません。大体10月くらいらしいのでそれまではゆっくり暮らしていきますか。
とそんなわけで10月になった。最前線では既に3つ先の街まで進んでいるようでそのおかげか薬草がかなり安く市場に出回っている。
おかげで最近ではポーション作りも始めたのだがやりたいことが多すぎて時間が足りない。
ここは課金して経験値増加アイテムを購入すべきか悩むところではある……でも自分でやり遂げるから良いのであってスキルでぱっぱと終わらせたいわけじゃない。
だから買わない。買いたいけど買ってもつまらなくなるだけと思うから買いません。
最近ではMPが増えているようで魔法が使える回数がだいぶ増えてきている。やはりそこのあたりはプレイヤー特権なんだろう。
そんなわけで第2陣が来る日になった。
後輩ができるぞー、とワクワクしていたのだが来たのは8人。
そして神官の仕事を見るなり全員神殿を出て行ってしまった。
……えぇ、わかっていましたよ。
好き好んでゲームの時間で奉仕活動をする物好きはいないということだろう。
わかってたよ。知ってたよ。別に仲間はいるし。
NPCだって私から見れば立派な人間ですし。
まぁ、これまでどおりの暮らしが続くと考えますか。
そんな時ブレッド司教からあることを告げられた。
「あなたは十分に助祭たりある人物となりました。これからはクーガ侍祭ではなくクーガ助祭です。よく頑張りましたね」
『職業が 助祭 になりました』
「これからも精進します」
「えぇ、共に悩める人々を導きましょう」
ランクアップしたので何が変わる、というわけでもなく業務内容は同じらしい。
どうやら人手不足なのだとか。
そりゃそうだ。プレイヤーが1人くらいしかいないなんて運営の予想外でしょうよ。
それにしてもランクが上がったら次の街に行くとかそういうのがなくて良かった……大分街にも愛着が湧いてきましたからね。




