補足「呪文&能力①」
【呪文&能力全体のルール】
①対象を強く認識していないと発動しない。(見る、触れる、呪文によって観測する等々)
②射程の広い呪文や能力でも、詠唱者から呪文の対象物が遠くなればなるほど、扱いが難しくなっていく。
③強力な呪文や能力を扱う場合、無詠唱で呪文を発現させる場合、発動時に集中力が欠けている場合は、力の制御が極端に困難となる。
④習熟度を上げると、能力の応用ができるようになる。(炎や氷の色を変えられる、同じ消費魔力量で高い威力を出せる等々)
⑤使用者が気を失うか死亡すると、持続していた呪文や能力の効果は消滅する。
⑥呪文や能力の性質は使い手の魂を表している。(我儘の呪文、暴喰の能力等々)
⑦能力は『必ずしも詠唱を必要としない点』、『発動条件が詠唱に限られないという点』において、呪文とは明確に異なる。
『チェック』
分析の呪文。対象物を調べることができる。
推測や伝聞のメッセージが多いけれども、ハッキリと断定されたメッセージは総じて真実である。
他者への好奇心が人一倍強い者へ与えられる能力。
【対象】全ての空間、生命体、及び物質
【制約】魔力量を調べられない対象が存在する。
【射程範囲】A
【攻撃性能】F
【補助性能】D
【消費魔力】A
【持続時間】F
【成長速度】C
『パイロキネシス』
火炎の呪文。半径十メートル以内に炎を発生させ、操る能力。
可もなく不可もない呪文。サバイバル生活には便利である。射程外に攻撃する際は射程内の空間から炎を飛ばすしかない。
あらゆる事柄に対する情熱が盛んな者へ与えられる能力。
【対象】空間
【制約】炎の温度を調節するのにも魔力を消費する。
【射程範囲】E
【攻撃性能】B
【補助性能】D
【消費魔力】B
【持続時間】F
【成長速度】C
『フローズンスノウ』
氷雪の呪文。半径五百メートル以内に氷や雪を発生させ、操る能力。
攻守に応用できる便利な呪文。使い方次第では日常と戦闘の両面で役立つだろう。気温の高いユーダンク、アルストフィアでは重宝される。
常に冷静さを忘れずにいられる者へ与えられる能力。
【対象】空間
【制約】氷を溶かさず維持するために魔力を消費する。
【射程範囲】B
【攻撃性能】B
【補助性能】C
【消費魔力】B
【持続時間】D
【成長速度】B
『エクスプロージョン』
爆発の呪文。強く認識さえしていれば、どこにでも爆発を発生させられる。
大小様々な爆発を起こすことができるが、殺傷能力の高さゆえ、取り扱いには細心の注意が必要。
破壊衝動を秘めた者に与えられる能力。
【対象】空間
【制約】無し
【射程範囲】A
【攻撃性能】A
【補助性能】F
【消費魔力】C
【持続時間】F
【成長速度】D
『サモンナイト』
召還の呪文。異世界から使い魔を強制的に呼び出し、従属させる能力。
呼び出す対象は完全にランダム。
使用者は魔力を消費することで、召還した生物に対して、あらゆる命令を聞かせることができる。
理解者に恵まれない運命を辿る者へと与えられる能力。
【対象】生命体
【制約】召還できるのは一度きり。使用者が死亡した場合、召還された生物も同様に死亡する。
【射程範囲】E
【攻撃性能】F
【補助性能】A
【消費魔力】D
【持続時間】A
【成長速度】B
『スロウ』
鈍重の呪文。対象の動きを遅くする能力。
物体を遅くしても、対象にかかった慣性だけは消えない。
基本的には物理的な動きしか遅くはできないが、極めれば相手の意識や思考の速度まで遅くすることができる。
他者より精神発達が著しく遅い者へと与えられる能力。
【対象】全ての空間、生命体、及び物質
【制約】無し
【射程範囲】B
【攻撃性能】F
【補助性能】B
【消費魔力】B
【持続時間】E
【成長速度】D
『モデリング』
変形の呪文。半径十メートル以内にある物質の形を改変する能力。
呪文で作った物体や、通常は視認できない魔力も、使い手が認識さえできていれば変形できる。
環境と他者の両面から精神を激しく歪められる者に与えられる能力。
【対象】物質
【制約】移動している対象は目で動きを追えていないと変形させられない
【射程範囲】E
【攻撃性能】F
【補助性能】C
【消費魔力】B
【持続時間】S
【成長速度】B
『レッド・パージ』
幻想の能力。噛みついた生物の五感を狂わせる異能。
幻覚の内容は毎回異なるが、それらはいずれも対象を混乱させ、精神的に追い詰め、最終的には死に至らしめるものとなっている。
夢見がちな者に与えられる能力。
【対象】生命体
【制約】無し
【射程範囲】F
【攻撃性能】B
【補助性能】B
【消費魔力】C
【持続時間】D
【成長速度】D
『ローファイ・タイムズ』
記憶の能力。思い出を司る異能。
触れた者の記憶を書き換えたり、読み取ったりすることができる。また、読み取った記憶にある人物、場所、物質等、様々なものを具現化することも可能。
ただし、具現化の内容は対象の記憶に依存するため、相手が知らない真実は反映されず、思い込んでいる虚構が現れてしまう。
過去にすがり続ける者へ与えられる能力。
【対象】生命体
【制約】目的の情報を読み取ってから時間が経つ毎に、記憶の再現力は弱体化する。
【射程範囲】F
【攻撃性能】D
【補助性能】D
【消費魔力】D
【持続時間】C
【成長速度】D
『ハピネス』
幸福の呪文。まだまだ成長段階であり、現状では相手を笑わせることのできる能力となっている。
呪文を発生させるための条件が特殊で、『対象となる人物の姿を明確に覚えていること』、『その者が自身から半径三百メートル以内にいること』で発生させられる。
幸福と平和を真に望む者へ与えられる能力。
【対象】人間
【制約】詠唱者の魔力量が少ないと、本来の能力を十分に発揮できない。
【射程範囲】C
【攻撃性能】F
【補助性能】S
【消費魔力】F
【持続時間】A
【成長速度】C




