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偽った名前

偽った名前

※※※※※※※※※※※※


「よくできているでしょう」


 当たり年のワインだと、安物を進めるとと男は喜びました。酒は久しぶりだと飲み干した灰色と呼ばれる男ににほくそ笑み、次の話を切り出しました。なにせワインというのは……そう言うと、灰色は私の言葉を遮りました。


「血か?」


 ……はい、と短く答えると、灰色は残ったワインを見て私に聞きました。発酵というのは何か知っているか?そういうことはあまり、とはぐらかすと灰色は言いました。発酵は乳酸菌による糖質の分解、現象としては腐敗とまったく変わらない。発酵だ腐敗だと名前をつけているだけ、意味のない括りだそうです。腐敗してはいけないなどとは言わない、だがなぜ名前が違うのか。そこまで言うと灰色は、私に話の続きを促しました。侮辱された私は灰色を家から追い出し、扉を閉めて怒りました。なんて性根の腐った……!私はそれ以上、考えませんでした。

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