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神殺しの罪悪
神殺しの罪悪
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男は、血みどろでした。息を切らせて私たちを睨む灰色を取り囲み、諭しました。お前の浴びた神の返り血は、自らの血で清めろ、と。灰色はわずかに笑いました。神殺しの罪がいかほどのものかわからないのかと聞くと、神など殺していないと言います。
「そんなものがどこにいるんだ?」
いないものは殺せない。オレがしたのはせいぜい「ハッタリ殺し」と言ったところか。灰色は血を吐いてよろめき、おそらく助からないでしょう。手にかけることはない、放っておけ。我々はその指示に従い、灰色を捨て置きました。誰かが力尽きて死んだという話は、まだ入ってきていません。




