純玲のお誕生日会 後編
「ごめんね」
かなちゃんにそう言われたが、私は黙って首を振った。
「私こそ何だろ?って思いながら、ずっと眺めちゃってましたから」
かなちゃんに私がそう答えていると
ガラガラ...ガラガラ、トン
「みんな落ち着いたみたいだね」
そう言って店長が戻ってきた。泣き腫らした目元が赤いが、みっくんも落ち着いたようだ。
「さぁ、ケーキ食べちゃおうか♪」「そうね」
店長の声掛けに、かなちゃんが微笑みながら一成の頭をグリグリしつつ応じる。
「やめてよ〜」「何言ってんの♪こんなに大きくなったのに甘えてw」
嫌がりながらも照れくさそうに...でも、何処かうれしそうな一成を見て私も微笑んだ。
「かなちゃん?この遺影テーブルに運んでも良い?」
「!?良いけど...どうして?」「ふふっ♪」
私はかなちゃんに笑顔を向けながら、遺影を大事にそっと持ち上げて純玲の横に座る。
「お姉ちゃんそれ持ってきていいの?」
【綾音 之 霊位】
そう書かれた遺影を私はテーブルの真ん中に置いた。
かなちゃんに言って連れて来たんだよ♪」「???」
不思議そうにする純玲に私は
「綾音ちゃんも一緒にお誕生日お祝いしてあげようね♪」
私が言った一言に純玲は一気に顔を明るくして「うん♪」と大きな声で返事した。
「陰膳...か、そう言えばした事なかったな」「かげぜん?」
店長がボソッと言った一言に、一成が不思議そうにしながら聞いてきた。
店長は一成の頭を優しく撫でながら言う。
「誕生日とかクリスマスとかを綾音と一緒に過ごす事だよ」
「うん!良いね!ソレ♪」
一成も店長の一言に顔をこれでもかってくらい明るくして笑った。
「ありがとな。沙織ちゃん」「私からもありがとね♪」
そう言って店長が私に微笑み、かなちゃんはまた涙ぐむも顔は晴れやかだった。
恵子の存在が消えてますが彼女は事の次第をテーブルの片隅で優しく見守りながら涙ぐんでます。
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