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私の恋は終わらないんだからね!  作者: 石上 三歳
シャ〜ボン玉、飛〜んだ!〘度重なる慟哭〙ダビング ミス・フォーチュン

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16/23

あの日聞いたお兄さんの話は想像を超えていて

耕にぃが前話で鹿島家に話した事を恵子が後日沙織に話した内容と

なぜ鹿島家が沙織達にあれだけ関わってきたのかを知った日の事...

今話はそれを語る事で今まで俯瞰ふかんしにくかった部分と

次話以降の鹿島家の接し方がわかり易くなるかと思い、入れました。

アナタ(沙織)の人生って波乱万丈...って言葉で括れない位濃かったわね」


「...まだ(人生)終わってませんケド!突然何よ?」


私が突っかかると恵子は突然昔話(出会ってからあの日迄)をしだした。


私と出会って母を紹介した時、母から力になれと


私の家庭の状況を(が3人暮らしだと)知った時、鹿島家に呼べと


「耕にぃを家政婦扱いする為?」「違うわよ!」


茶化した私に突っ込む恵子の話は...


耕にぃがあの日、私が車の後部座席を見た(フラッシュバックした)後...


病院に着いて心療内科の受付を済ませ、待っている時に


交通事故(両親と私の母)の事、私の父に引き取られた事、再婚後に生まれて間もない純玲を残して...


義父(私の父)が病死し、そのショックで義母(純玲の母)が心臓麻痺を起こしその場で亡くなった事...


その時には自分はもう働いていたので、二人(私と純玲)を自分が養うのだと覚悟した事を...


だから鹿島家の御厚恩には感謝しても、し足りないと...


「今でもこの時の事思い出すと、涙が止まらないんだよね」


こちらを向いた恵子は泣いていた。


「そんなん、言われてもウチかて(涙が)止まらんやん!」


恵子は泣き笑いで答えた。そんな恵子に


「どうして急にそんな話したの?」


と聞くと恵子は


「それは、今日がアナタの生い立ち(1995年12月9日)を知った日(第2土曜日)だからよ」


そう言いながら「今日は火曜日だけどね」と笑った。


ガチャ!キ゚ィー−バタン!


「母さんこんな所に居た!沙織おばさんまで!」


屋上に上がってきた青年が恵子を母と、私を叔母と呼ぶ。


「オバサン〜?!お姉さんって言いなさいよぉ!」


「今更でしょ?って部長が呼んでますよ!」


部長...何かあったかな?そう思っていると


「ゲッ!長居し過ぎたか。浩之!先に戻って打ち合わせの準備!」


「恵子、打ち合わせって?」


私が言うなり


「アナタが出した企画でしょ〜!」


呆れながら言う恵子を見て私は思い出す!


「アレ企画になったの?!冗談のつもりだったのに!」


私の言葉に浩之がギョっとする。


「冗談だったの?」


浩之がやらかした感満載で顔を覆う。


「ちょっと待って!企画(アレ)まさか浩之(アンタ)?」


恵子が疑惑の目を向けると、目を閉じ頷く浩之...


「テキストも、フォーマットも、あんな適当なの通る訳ないと思って...」


それを聞いて私は恵子をジロリと睨むと


「いつもの通りの企画(沙織)だったから手直し(修正)して出したわよ」


恵子に睨み返された。


阿鼻叫喚になりつつ三人で毒付きなからも扉を開け、階段を降りていると


「お前ら遅いと思ってたら屋上でサボってたのか?!」


部長に見つかった。

パソコンに残った企画書モドキをコピーしてから要らない所消して再利用。

浩之はまさか沙織が普段アレで出してるとは本気で思って無かった...みたいな感じです。

ワザとルビ振ってません。後日意味が分かるかも...

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