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シャ〜ボン玉、飛〜んだ!  作者: 石上 三歳


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新生活

近畿2府4県...関西はその周りの県も含む。そう思っていたら関西2府4県、近畿2府5県と知り

「うっそぉ!?」と思いながら調べて見ると「国がそう表記したが民間では浸透していない」との事...らしいです。

「永峯さんって大阪から来たの?」


関西弁を使って無いのに前に座っていた子にそう聞かれた。


「大阪じゃないけど近畿からきたよ」


「近畿?ソレってどこなの?関西だよね?」


どうやら近畿地方と関西地方の違い以前に近畿地方と言う呼び名を知らないらしい。


「そうだけど、どうして分かったの?」と聞くと「ありがとう」の言い方で分かったそうだ。


「大阪弁聞きたい!」


そう言うクラスメイトに


「関西弁だけどね」


と言うと「関西弁と大阪弁ってどう違うの?」と聞かれ


「ん〜分からへん!」


と思わず関西弁で答えてしまい「あっ!?」と思った瞬間...


「「あはははっ」」


お互い顔を突き合わせながら笑った。


鹿島 恵子


今でも付き合い続ける親友との出会いだった。


入学式が終わり教室を出て下駄箱を後にすると、そこには妹を抱いた耕にぃが居た。


「耕にぃ終わったよ〜」


そう言って駆け寄ると、後を着いてきた恵子が


「お兄さん?年離れてるね?あっ!?はじめまして♪鹿島 恵子です」


と自己紹介すると耕にぃも


「はじめまして、兄の耕助です」


と自己紹介し妹が


「すみれやでぇ♪」


と満面の笑みで兄の真似をして自己紹介する。


「「かわいい〜♪」」


タイミング良く恵子の母親が合流し、純玲の方言(可愛気)に二人ともメロメロになった。


「今日は入学式で()()()()じゃ無いけど、実際にお兄さんが来た家庭を初めて見たわ。ご両親はお忙しいのかしら?」


「っ!?」


…………………


「ねぇね?どしたん?」


「......ごめんなさい。人様の家庭の事聞くなんて...失礼しました」


恵子の母が、耕にぃに頭を深々と下げた。


(のち)に恵子に聞いたが恵子の母親が耕にぃに頭を下げ謝罪した時、耕にぃはハッとした感じで言葉を失っていたが...


私は()()()()()()()()()()()()マネキンのように固まったそうだ。


恵子自身はその時何も気付けなかったらしい。

だが、恵子の母は耕にぃの反応(リアクション)を見て(どうしたのかな?)と少し不思議な感じがしただけで(何か変な事を聞いたかな?)と思いながら私に聞こうとして...


(!!!!!!!!!)


見たことのある表情に衝撃が走ったそうだ。まさか紛争地域でない場所(日本)娘の同級生(日本人の子)が...

言葉を失いそうになるも妹が私に声をかけたことで何とか謝る事が出来たと恵子に言い、続けて


あの子()が困っていたら助けてあげて。あなただけで無理そうな事があったら、私に知らせなさい」


と言ってくれていた。


恵子と友達にな(鹿島親子に出会)っていなければ、私と純玲は今頃耕にぃの後を...

父兄参観←【変換が出てこなくてびっくり】と検索してみると...今の時代らしいと納得しました。

鹿島家の伏線回収は後程...

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