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天宮と成宮の日常

  初投稿なのでお手柔らかにお願いします!

 _______________________________________

 


  今日も今日とて、成宮さんは可愛いよなぁ〜」

「成宮さんと付き合ったら幸せだろうなぁ」

 とかクラスの連中が言っているが、俺は全くそうとは思わない。

 俺(天宮)にとっては、彼女は天使であり、悪魔である。

 今だってクラスの友達の人たちと話している俺をゴミを見るような目で睨んでいるのだから。クラスの女子(成宮とも仲がいい)友達と話して2分くらい経った頃だった、そろそろ我慢の限界なのだろうか、あっちは友達との話を終えて物凄い形相でこちらに向かってきている。

「天宮はおるか?」と担任の先生が来てくれたため、何事もなく終わったが、成宮とすれ違う時に俺にもギリ聞こえるか分からない声で「瑠衣ちゃん…ユルサナイ…話すなよゴミが……」って言ってたような気がする。あぁ怖い怖い

 こんな成宮だが、学校での人気はとても高い。可愛いくて文武両道で人当たりも良いからである。

 成宮と俺が付き合っていることは誰も知らない。バレたらクラス中の男子から「なんであいつなんだ」みたいな目で見られる事が目に見えているから俺からお願いして黙って貰っている。成宮はすんごい言いたそうにしていたけど…なんとか納得させて我慢して貰っている。

 成宮はものすごく重いのは別に嫌いじゃない。むしろ愛が伝わってくるから浮気の心配もないし、良いことだと俺は思っている。流石にクラスの男子友達と話してた時にBLを疑われた時は「な訳あるかぁ!」って呆れた笑

 今では重いのにも慣れて来ているが、付き合い始めた頃はちょっと慣れてなくてびっくりしたし、どうすれば良いんだろって悩んだこともあった。最初っから重いって分かってたら付き合ってなかったどうかって言われると痛い所である。多分重いって分かってても付き合っていたと思う。重いのがどうでも良いくらい成宮は良い人で、俺の心を射とめるには十分だった。だからどんなに重かろうと愛していくつもりである。



 そんなこんなで学校が終わり放課後になる。

 俺はバドミントン部があるので部活に成宮は部活に入っていないため家に帰っている。

 なんで成宮が部活に入っていないのかって?彼女曰く「部活って土曜とか休日にあるでしょ?デート出来ないじゃん!それは嫌だ!」だってさ。可愛いだろ?

 うちのバド部は休日は休みだから入って良いよって言われた。ちょっと拗ねてたけど…

 休日休みなら弱いだろって思われるかもしれないけどうちのバド部は結構強い

 全国行く奴らも居るし、県大会なんてうちの高校が決勝で当たることなんてしばしばある。俺も優勝出来るように切磋琢磨しているけど、まだ高校1年だから先輩に勝てる訳もなくレギュラーにも慣れていない。

「天宮ぁぁ!基礎打ちしようぜ!!」ってうるさいこいつは凛って言う。

 凛はうるさいが一年の中では一番強い。凛曰く俺は才能はあるらしい。

「お前はやる気を出してきちんとした練習をしたら強くなるのになんでなんだよ!」っていつも言われる。

 この日も適当に凛の相手をして部活が終わるのを今か今かと待っていた。

 部活が終わり帰りが途中まで一緒の凛と別れ、やっと家に帰れると思っていたら家の真ん前に成宮が立っているではないか。

「楓(天宮)!今日もお疲れ様!ずっと待ってたよ!!」

「なんでこんなとこ居るんだ?」

「学校でかまってもらえなかった分かまいにもらいに来たよ!」

 俺の顔がうぁぁみたいな顔をしていたのだろう。

「は?なんで??私を甘やかせるのよ?光栄じゃないの??」

「そんな恥ずかしいことよく堂々言えるな」と軽く受け流してみる。

 すると天宮は胸に向かって飛び込んで来た。

「かまってよ……」って小さい小さい声で言っていた。

 こんなこと言われたらかまうしかない。まぁこれがいつもの流れであるのだが。

 これが成宮の天使の部分である。甘えてくる成宮はめちゃ可愛いのである。

 これが俺と成宮の日常である。

 こんな日常になった背景を寝ながら振り返ってみた。


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