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地獄の子連れ旅行2日目

今日は四国横断、道後温泉までの旅です。折角、道後温泉本館が再建されましたが、小さな子供向きじゃないので、綺麗で広い道後温泉別館「飛鳥乃湯」に入ることにしました。

 名古屋から瀬戸中央自動車道経由、四国は松山まで約500kmのドライブは、今年免許を取ったばかりの3人にはかなりきつい。その上、向こうに着いてから、我が儘(わがまま)娘の引越しの後片付けをしなければならない。


「ところで、明日はどこに泊まるの?」

(りゅう)が今、気がついたように言った。涼がニヤニヤしてスマホの画面を見せて言った。

「ANAクラウンプラザホテル松山」


「まあ、そのくらいの褒美はないとね」

(しゅう)が鼻を膨らませた。


「じゃあ、じゃんけんをしよう。勝った人は好きな運転の順番を選べる。朝6時出発で、90分ごとに交代。次の人がナビをする。最初はグー。じゃんけんポン」

じゃんけんの結果、涼、琉、柊の順番で運転することが決まった。名古屋という都会から大阪を抜けるルートに、涼が当たりうんざりしていたし、それをナビゲートする琉は、そもそも家族でドライブに出かけたことない。柊は後部座席で自分のじゃんけんが強いことを自慢していた。


 しかし、子連れ旅行は、運転していない人間が一番大変だということを彼らはまだ知らない。


 

 翌朝は、6時に2台の車が六車(むぐるま)家を出発した。真悟はまだ寝たまま車にくくりつけられた。瑠璃(るり)(あずさ)はいつもと同じ頃に起きたが、車の振動は気持ちよく、再び安らかな眠りについた。


「じゃあ、真悟を宜しくお願いします。それからこのバンドを義父母に渡してください。おっと、ETCカードを入れ替えようね。名古屋ICから上ったら、まずは小牧ICを目指してね。その後は名神高速道路を150kmくらい走るから、その辺で早めに休んで、朝ご飯食べるといいよ。Good Luck」


 亭主と息子と解放される清々しさが、顔に表れている志野(しの)であった。子供の安全などはみじんも疑っていないようである。




「おーい。涼、名神高速道路でいいんだよな。新名神というのもあるぞ」

「|琉、ドライバーに余計なこというのは()めろ、名神高速道路でいいんだ。都市の環状道路になんか入り込んだら、俺達の運転技術だと出てこられないぞ」

そういう柊も親の運転で首都高速を走った経験ぐらいしかないので、確かなことは言えないが、桔梗学園の車のナビを信じるべきだと本能が訴えていた。


「養老SA(サービスエリア)があるぞ。下りて朝ご飯にしようか?」

「涼、やめろ。SAなんかに停まったら、広すぎて迷子になるばかりだ。弁当もあるし、次の息吹PA(パーキングエリア)にしろ」



 走り始めて、2時間近くして、涼はやっと休憩することが出来た。

「はー。肩が凝った」

「あそび。あそび」

大垣当たりから目を覚ましていた真悟(しんご)は、朝ご飯を大分ねだっていたが、子供用ジュースで誤魔化されていた。子守担当の柊はもういい加減、我慢の限界に来ていた。

「遊ぶんじゃないよ。朝ご飯食べるだけだから」

「いやだぁ。おんもに出るぅ」


琉は肩をすくめて、柊に仕事を依頼した。

「俺は次に運転だから、柊、真悟と瑠璃を連れて、その辺一周してきてくれ。俺は眠気覚ましのアイスコーヒーを買ってくるから」

運転が終わったばかりの涼は、後部座席でもう横になっていた。

「車が出るまで、少し寝かせて・・」

「涼、まずはみんなで車外に出て歩かないと、エコノミー症候群になっちゃうよ」

「はいはい」


 PAでは、子供に朝ご飯を食べさせて、3人分のおむつを替えて、子供の欲求不満解消のため、小さな公園で少し遊ばせていたら、小さい子連れの若いお母さんが話しかけてきた。

「お子さん元気ですね」

多分、6人がどういう関係か分からなくて、好奇心で声を掛けてきたんだろう。


「いやあ、僕たちの子供じゃないんです。女の子は妹、男の子は人に頼まれて、祖父母のうちに連れて行くんです」

如才のない柊が、笑顔で上手に答えた。

「どこまで行くんですか?」

「松山です」

「まあ、大変。あら、お父さん、この人たち松山まで行くんですって」

小学生くらいの男の子と、3歳くらいの女の子を連れた、ひげのお父さんがトイレから帰ってきた。

子供が3人もいるようには見えなかった。

「へー。3人は友達同士?」

「えー。クラスメートです」

「最近の大学生は、妹の子守もするんだ。偉いね」

訂正するのも面倒くさいので、柊は訂正しなかった。涼は公園で朝の日差しを浴びて寝転がっていた。あと少しで眠り込んでしまいそうだ。


「俺達家族は、淡路島で遊ぼうと思って、名古屋から出てきたんだ。兄さん達はどのルートで、松山に行くの?」

「瀬戸自動車道で四国に渡ろうと思っていたんですが、関西に来たことないんで、道が難しいですね」

「途中まで一緒に行くか?三木JCTまでは引っ張っていってやるよ。そこまで行けば、後は山陽自動車道一本だ。倉敷JCTまで走って、四国方面に下りれば、後は高速で紛らわしいところはない」

これから、琉をナビゲイトしなければならなかった柊は、渡りに船と、話に乗った。

聞けば、お父さんの職業はトラック運転手ということで、道路に詳しいらしい。

「ありがとうございます。電話番号教えて貰えますか?次の休憩場所の連絡とか取りたいんで」

「え?ノンストップだよ。安心して着いて来い」


 乗ろうとしていた船はどうも高速船だったようだ。


 トラック運転手の運転に着いていくのは、命がけだった。でも、曲がる時は、窓から手を出して迷わないように合図はしてくれるし、間に他の車が割り込んだ時は、少し待っていてくれる。名神高速道路から山陽高速道路にも迷わず導いてくれた。三木JCTでさよならの合図をしてくれた時は、柊は目に熱いものを感じた。

隣を見ると、琉が目を血走らせて、蚊の鳴くような声で訴えた。

「休憩所を早く示してくれ」

「次は三木SAだぞ、もう少し頑張ればPAに停まれるよ」

「うるさい。近ければいいんだ。停めさせてくれ」

「おれもお腹すいた」

「るりもぉ」


 涼は、元気な3人の相手で疲労困憊していた。お菓子をあげ、ジュースを飲ませ、ビデオを見せる。幸い、トトロのビデオの時は静かに見ていてくれて、少し休むことが出来たが、後は3人が順番にあれやこれやと要求するので、くたくただった。



三木SAはレストランもスターバックスも、ドッグランまである広い場所だった。

「10時半か、昼にはまだ早いよな。松山までまだ4時間は走らないと」

涼が車内から、レストランを眺めながら言った。


「誰だよ、6時間もあれば着くって」

「文句言っている柊くん、君はまだハンドルを握っていないんだよね」

「うんちぃ」「ルリもぉ」

「涼、SAから出るまでの子守は、お前の仕事だからな」

「ここで替えるぞ」

3人のうんちの匂いが、充満している上、ジュースを飲みすぎて、おむつからおしっこが溢れている子までいて、車内は大変なことになったので、結局少し早いが昼食を取ることにした。


「涼、お前、この苦労を体験しても、まだナニーになりたいって言うのか?」

「うん。かなり悩み始めている」

「島根分校に行くのは明日だぞ」


 子連れの旅行は想像以上に大変だった。このミッションは、自分に子育ての大変さを教えるものだったのかとも思った。しかし、複数の子供を連れて歩く夫婦を、この旅で何人も見た。夫婦だから出来るのであって、片親で複数の子供を連れ歩くことの大変さは、想像を絶する。


「レストランいやだ。ラーメンがいい」

「えー。ラーメンこぼすと、油っぽいんだよな。うどんはどうだ?」

瑠璃まで真悟のマネをして騒いだ。

「ルリもラーメン」

「じゃあ、2人とも大人しくエプロンつけろよ」

涼もいい加減、イライラしてきた。


「梢はいい子だね。おうどん食べるんだ。いい子は食後にアイスかな?」

琉の優しい(ささや)きを聞きつけた2人の宗旨替(しゅうしが)えは早かった。

「おれは、うどん」「ルリもうどん」

といっても、3人の大人のうどんから、小分けするだけでお腹いっぱいなのだ。


「なんか、素うどんみたいだな」

「ああ、出汁文化圏だから、味が俺らからすると薄いな」


 はさみで小さく切り刻まれたうどんは、子供のお腹にするすると入っていった。梢まで手づかみでうどんを食べ始めていた。

柊が元気に食べる梢の姿を見て、ぼそりと言った。

「真悟のお陰で、2人ともよく食うよな」

「食事って勢いもあるかもね」

「でも、俺達には夜の洗濯が待っているんだぜ」

「そうだった。越生(おごせ)さんに折りたたみ式の『洗濯物ハンガー』を持って行くように言われたんだ」

「洗剤も持ってきたか?」

「いや、ホテルの石鹸を使うように言われた。夜干していれば、ホテルは乾燥しているんで朝には乾くって」

「今日、運転回数が少ない人に洗って欲しい」

「じゃんけんの神様に逆らう気か」

琉も、うとうとし始めた。


食事が終わった真悟はエプロンをかなぐり捨てて、椅子から滑り降りた。

涼がとっさに真悟の腕を掴んだ。

「どこへ行くんだ」

「わんちゃんを見る」

さっき駐車したところの脇にあったドッグランに行きたいらしい。

「ルリも行く」

「頼む。10分くらい遊ばしといて」

琉がうつ伏せの顔を上げることなくつぶやいた。



 結局、車が出発したのはそれから30分後だった。もう1回おむつを替えて、スタバから3人分のアイスコーヒーを仕入れてから、車は走り出した。


「じゃあ、ナビ頼む」

「はい。瀬戸PAか吉備SAまで一直線。お休み」



 昼食を食べ、遊び疲れた子ども達は静かに昼寝に入り、運転に疲れた2人も口をあんぐり開けて眠ってしまった。柊は誰1人起きていない車内で孤独な運転をしていた。いくら迷うようなJCT(ジャンクション)がないとは言え、初めて乗った高速では不安がいっぱいだった。スタバの珈琲もすぐ飲み干してしまい、吉備SAに着いた時は、柊の集中力も限界まで来てしまった。


「着いたぞ。起きろ。トイレ休憩だ」

柊は小さな声で2人を起こした。子供が起きると、自分がゆっくり休めないからだ。しかし、梢の寝ぼけたような泣き声で、後の2人も起きてしまった。



 涼の2回目の運転は、瀬戸中央自動車道の旅だった。今日の瀬戸内海は小春日和で、運転も快適だった。折角なので、与島PAで駐車して、遠くに見える小豆島や瀬戸大橋を満喫した。

いくら温暖な瀬戸内海でも、流石に12月の海を渡る風は寒かったが、それぞれの島にかかっている橋はバリエーションに富んでいて、吊り橋だけでなく、斜張橋やトラス橋まであり、見所満載だった。しかし、運転者の気力と体力はそれぞれ限界に来て、90分も走らないうちに、「ギブ(アップ)」と言っては運転者が交代された。特に四国に入ってからは、急に雨が降ってきて、松山ICまで呪われたように雨に祟られた。


 松山に入ってからは、雨が上がって、六車の祖父母と待ち合わせをした愛媛大学に着いた時は、路面が少し濡れているだけだった。


「じいじ、ばあば」

真悟は、大学近くのパーキングにいる祖父母のところに走って行った。

「やっぱ、知らないお兄ちゃんとの旅は緊張したんだろ」

柊が少し寂しそうにつぶやいた。瑠璃は突然の別れに、琉に抱きついてしばらく離れなかった。


「長旅お疲れ様でした。真悟はいい子でしたか?」

3人は顔を見合わせてから、琉が代表して答えた。

「妹の瑠璃の面倒も見てくれて、本当に助かりました」


涼は車から箱を出して、桔梗バンドを取り出した。

「志野さんから、これを渡してくれと言われ、預かってきました」

「あら、皆さんもつけているのね。真悟ちゃんも」

「志野さんからは、最新健康増進器具だと伺いました。紫は年寄りには派手ですね」

「いや、紫が一番効果が高いんですよ。おつけしますね。外すのは特殊な器具がいりますから、無理に外さないでください」

「あら、おとうさん。なんか肩が少し軽くなったみたいね」

「よかったです」


信じるものは救われる。



真悟を車に乗せて、六車の祖父母が走り去るとすぐ、背後から女性の声がした。


「あら、あなた達、もしかして、桔梗学園の子?」


(ああ、本当にこのままホテルに行きたかった~


振り返ってみると、大学の構内から走ってやってきたのは、白衣を着て、髪を後ろに縛っている細身の女性だった。多分これが、名波医師の娘だろう。

「ずいぶん遅かったわね。桔梗学園の男の子達でしょ?私は名波鮎里。今日は引越しの手伝いありがとう」



(いえ、もう4時なので今日の作業は・・・)


「じゃあ、うちの下宿まで案内するわ。医学部はここから車で1時間かかるのよ」


(勘弁してくれ)



 3人は、ほとんど荷作りをしていない下宿で、子守をしながら1時間で荷造りして、30分で掃除をした。

「ベッドとか布団とか、食器棚とか車には乗りませんよ」

流石の涼も不機嫌な声は隠せなかった。


「いいの、下僕を呼んであるから、外に出しておいて」

「下僕とやらに掃除もして貰えば良かったじゃないですか」

疲れた柊は、初対面の相手でも容赦なかった。

「いやだぁ、下着とか見られたくないもん」

「僕たちには、下着の梱包(こんぽう)もさせましたよね」


 けんか腰の柊をとどめて、涼が鮎里に冷静に質問した。

「スーツケース3つ分の荷物は車に積めるとして、このベッドなんかは、下僕さんが運び出すのですか?」

「この部屋は、今日までしか借りていないの。だから鍵は今日返すの。申し訳ないけれど、荷物は全部下まで運び出して」

そういうと鮎里は、ベッドマットを軽々と抱えて、1階まで非常階段を駆け下りていった。

「げっ。あの細い身体で、マットレス抱えて、3階から一気に駆け下りていったよ」

息も切らせず、上がってきた鮎里は次に、金属製のベッドフレームを抱えて、また駆け下りていった。

「しょうがない。やるか。琉、危ないから、梢と瑠璃を隣の公園で遊ばせておいてくれ」


 柊と涼、そして鮎里の3人で、食器棚、冷蔵庫、洗濯機、掃除機などの家財道具を階段下に降ろしては並べた。服などが入っているスーツケースといくつかの段ボールをワゴン車に詰めて、全員が乗り込んだ時には、時計は8時近くなっていた。


「先輩!今、出発ですか?」

暗闇の向こうから、リヤカーを引いた白衣の青年が4名ほどやってきた。

「遅いよ」

「すいません。これ全部貰っていいんですか?」

「おうよ。いらないものは大学裏手の穴に捨てておいてくれると嬉しい」

「先輩にはお世話になりました」

直立不動の4名の見送りを受けて、ワゴン車はまた松山市内に戻っていった。


「ごめん。夕飯も食べられなかったね。コンビニで買っておいたんだけれど、ちびちゃん達の口に合うかな?」

どう見ても、酒のつまみにしかならないものや、大人味のおにぎりが大量に入っている袋が差し出された。

「子供には、公園で夕飯を食べさせましたから大丈夫です。もうポンジュースもいっぱい飲みましたし」

公園にいた琉はもう、梢と瑠璃に夕飯を食べさせてくれていた。梢は、琉に抱っこひもで抱かれて、ぐっすり眠っていた。

「ところで、鮎里さんは、今晩はどこでお泊まりですか?」

「君たちと同じところ取ったよ。明日、一緒に出るんじゃないか。ANAクラウンプラザホテル松山なんて、学会ぐらいでしか使わないところだ、最後に豪華な朝ご飯を食べていこうじゃないか」


道後温泉に着いても、鮎里は男前だった。

「道後温泉の本館は、小さい子には熱いし狭いので、別館の飛鳥乃湯にしよう。それから、男だけで幼い女の子を連れて風呂に入るのも何だろう」

 そういって、豪快な鮎里さんは、瑠璃と梢を連れて女湯に行ってくれた。


 3人にとってもう道後温泉はどうでもよかった。夏目漱石に興味もないし、「坊ちゃん」も読んだことがなかったから。ただ、子供の声が聞こえない場所で、ちょっと熱めの単純泉に使っていると、一日の疲れがお湯に溶けていくようだった。勿論、「坊ちゃん」のように、風呂で泳ぐ気力は湧かなかったが。


「あー。長い一日だったな」

「鮎里さんに最初に会った時には、どうなるかと思ったけれど、ずぼらな男子大学生だと思うと違和感なくなったな」

「それ、いいな。明日1日だ。ところでついに島根分校に行くんだが、涼は本当にナニーを目指すのか」

「ああ、初志貫徹だ」

「明日は、鮎里さんも運転してくれるのかな?」

「そうか。4分の1なら、大分楽だよな。でも、鮎里さん、後部座席で大いびきかいていたりして」


 風呂から出た時には、駐車場でエンジンを掛けて、鮎里が待っていた。頭にはでかでかとバスタオルが巻いてあった。

「あれ?鍵渡しましたっけ?」

「桔梗バンドがあれば、エンジンがかかるんだよ」


(桔梗バンドにそんな機能があるなんて、知らなかった)


「あの、鮎里さん、頭のバスタオルは?」

「あー?2人も抱えていたら、ゆっくりドライヤーなんか使えないだろ。ホテルで乾かすさ」

「すいません」

「いや、引越し準備をしていなかった私が悪かったんだ。卒業研究に忙しくてって、これは言い訳だね」



 窓の外に、路面電車が走っているのを、ぼんやり見ながら、3人は長かった一日に思いをはせていた。

子供の服を洗うなんてことは、すっかり忘却の彼方に消えていた。


真子学園長の娘、志野さんも豪快ですが、新しい登場人物、名波鮎里さんもなかなかです。

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