登場人物紹介 その2
100話に1回の登場人物説明なので、女子柔道大会の参加者や岐阜分校の野球部部員やドローン大会のライバルに触れることが出来ませんでした。復興がすすむとまた、各種スポーツ大会が開催されるので、その時にでもご紹介します。
これまでに登場した人々についてまとめました。199回までの内容を含んでいますので、ネタバレを含みます。
物語は2029年4月開催のドローン世界大会国内予選から始まる。(生徒学年は2029年4月現在)
1 桔梗学園生徒(舞子達は卒業している)
①久保埜万里・笑万(高校3年)
・久保埜千尋外科医の双子の娘、バスケット選手。憧れは高木紅羽、碧羽姉妹。
・紅羽の子供の父親、五十沢健太の妹五十沢藍深が気に入らない。
・狼谷柊がらみの不幸な事件で、母娘共々、桔梗学園から出て行った。
②駒澤賀来人(高校2年)
・ドローンチームPentagramの一員。ハンドルネームは「息吹」
・コードネームは百人一首「かくとだにえやはいぶきのさしも草」から来ている。
・ドローン部の部長
・高校1年生になった越生五月ちゃんとは、花火やドローン世界大会に連れて行くほどの仲。
③越生五月(高校1年)
・将来の夢はナニー。今も、保育施設で積極的に保育に携わる。
・母親は越生甘菜。甘菜は保育施設長だったが、一村蹴斗と紅羽と一緒にオーストラリア分校に派遣されている。
・父親は羽生隆太郎。女性活躍推進委員長の久喜宗一の秘書。
④生駒篤(高校1年)
・クールな知性派で妹思い。ただ、柊を押しのけてでも、五十沢藍深を手に入れたいという熱い一面もある。
・妹は生駒千駿(小学5年)
・母親は助産師の生駒牧
・叔父 鵜飼羊看護師長(現在性転換して女性。助産師)。その妻 鵜飼鈴音看護師。
⑤深海由梨(中学1年)
・母は深海由紀小児科医
・コンピュータについては、晴崇を凌ぐ知識と才能がある。舞子達に小学生ながら、コンピュータ言語の講習をしたり、桔梗学園のセキュリティ関係の仕事を任されたりするほどの力がある。
・大神琉の弟、玲が大好きで、将来は玲を支えて、九十九農園を継ぎたいと考えている。
⑥四十物李都(小学3年)
・母は四十物李華小児科医。本人はいわゆるギフテッドで、KKGにも出入りしているが、母親や桔梗学園の上級生に甘える子供らしいところもある。髪が肩まであるボブで、風太に女の子だと勘違いされていた。
・須山深雪の妹の美鹿(小学3年)が気になっている。
2 桔梗高校関係者
①一本槍慶三校長
・五十嵐真子の元夫 五十嵐俊次の兄。甲子園出場の時は、桔梗学園に協力的だった。
・体育祭の時、津波に遭い、長岡の病院に急遽搬送されたが、そこで亡くなった。
・真子と離婚後の五十嵐俊次は、兄の家に同居していたが、新潟地震後、東城寺に避難していた。
②高木恵美子
・高木紅羽、碧羽の母。中堅の高校教師。2028年は進路指導。2029年は生徒会主任。新潟地震の時、生徒避難に尽力。現在は浜昼顔地区に住んでいる。
・夫三太郎は県の土木課で、新潟地震の時は県庁内部で災害対応に忙殺されていた。
③高木碧羽(高校3年)
・ロサンゼルスオリンピックのバスケット日本代表として出場。
・姉の後追って、桔梗学園に入りたいと不二鞠斗に接近。鞠斗を傷つけ、その後の入学試験にも落ちてしまった。卒業後は実業団でバスケットをするつもりだったが、相次ぐ天災で、そのまま桔梗村にいる。
④山田一雄(高校卒業後九十九農園職員)
・高校3年の時、五十沢健太とバッテリーを組み、甲子園に出場。現在、桔梗高校の野球部の監督。四之宮京と恋人関係。現在、柊の妹、狼谷梢ちゃんが可愛くてしょうがない。
⑤山田雄太(高校3年)
・兄と一緒に甲子園に行った。投手。久保埜万里に告白されたが、断った。
・現在、楽天の入団試験のために努力中。
⑥佐藤颯太(高校2年)
・山田兄弟と一緒に甲子園に行った。かなりの陽キャでイケメン。一時、久保埜笑万に告白されて軽いのりで付き合った。4月からは富山分校この野球チームに入り全国大会を目指すつもり。
⑦山田三津(高校2年)
・野球がしたかったが、甲子園にはマネージャーとして参加。兄一雄、雄太と小さい頃から野球をしてきた。袴田明日華と中学校まで、バッテリーを組んでいた。
・しっかり者で面倒見が良いが、始球式の投球では、緊張しすぎて、ピッチャーの役を藍深に譲った。
⑧五十沢藍深(高校2年)
・五十沢健太の妹。山田兄妹達と幼なじみ。
・美術部では海の絵ばかり描いていたが、最近は動物や人物の絵も描くようになった。
・兄を凌ぐ運動神経の持ち主。野球センスも抜群で足も速い。始球式では、三津に代わってピッチャーを務めた。
・不二鞠斗も狼谷柊も藍深の絵の才能を守り育てようと考えたが、生駒篤だけは純粋に藍深が好きである。
⑨榎田春佳(高校2年)
・榎田涼の妹。陸上部。明るく誰とでも仲良くなれる性格。
⑩須山猪熊(高校2年)
・須山深雪の弟。高校1年の時、榎田涼と一緒に柔道の遠征に行ったが、調子に乗りすぎて、1人で帰宅させられた。最近は大分落ち着きも出てきて、妹美鹿の面倒もよく見るようになった。
・余り背は高くないが、がっしりとした体型。
3 桔梗小学校関係者
①榎田秋作・真理
・榎田涼、春佳の両親。小学校の教員。秋作は体育が専門。
・春佳と一緒に浜昼顔地区に住んでいる。
②前田風太(小学4年生)
・大神琳(大神琉の弟)と小学1年からの友達。
・多動で識字障がいがある。疎開すると特別支援学級に入れられるので、浜昼顔地区に残ることにした。
・KKGの研究員新井虹子や古田円とも仲良く、自由な発想で、発明品を生み出すこともある。
③須山美鹿(小学3年)
・猪熊と一緒に、東城寺道場で柔道を習っていた。体は大きく、落ち着いている。
・狼谷柊にほのかな憧れを抱いている。
4 大神家関係
①大神琉19歳(KKGでドローンの研究をしている)長男
・桔梗学園に初めてヤングケアラー枠で入学。桔梗高校では狼谷柊についで学年2位の成績。本当はロボコン部に入りたかったが、弟や妹の世話で入部できなかった。桔梗学園ではドローン部に入って、世界大会にも出場。ハンドルネームは「Stream」
・兄弟の中でただ1人。理子と桔梗高校技術員の大町信之との間の子供。
・すべての兄弟を守ろうという強い意志がある。母を救出するため、三焼山まで命がけでドローンを飛ばした。
・現在、KKG研究員 古田円と付き合っている。
②大神玲16歳(高校1年、九十九農園勤務)次男
・優しく落ち着いた人柄。九十九農園の看板少年。将来、恋人の深海由梨と一緒に九十九農園の跡取りとなるべく現在修行中。
③大神琥珀・玻璃13歳(中学1年)長女・次女
・元気で前向き。厳しい生活の中でも前向きに生きようと努力をしてきた。
・足が速く、自転車と並行して走れるくらいの脚力がある。
・子ども食堂の運営など積極的に携わってきた。
・理子の代わりに顕現教に拉致される可能性があったので、桔梗学園に匿われる。
④大神琳10歳(小学4年)三男
・風太の友達。自宅の厳しい状況を理解せず、我が儘を言って兄弟を困らせていた。
・名波鮎里にクライミングを習うことによって、落ち着いてきた。
⑤大神琵琶7歳(小学1年)四男
⑥大神瑠璃4歳 三女
・琉と一緒に桔梗学園にやってきた。狼谷梢ちゃんを妹のように可愛がっている。
⑦大神珠季1歳 五男
・最初は「大神現」という名前になる予定だったが、琉達に「珠季」という名前をつけて貰った。
⑧大神理子
・顕現教の教祖「大神現」の妻として、8人の子供を産む女として拘束されていた。玲以下7人の子供はすべて顕現教教祖「大神現」の子である。顕現教の詳細は「92 顕現教」を参照。
⑨大町信之
・大神理子の幼なじみ。桔梗学園の技術員として勤めながら、理子の家族を見守っていた。
・理子を助けるために、顕現教本部に1人で乗り込んだ。
・現在、理子と子供達と一緒に、浜昼顔地区に住んでいる。
⑩大神光二
・顕現教の信徒。理子を監視する役目で、子供達を殺さぬよう生かさぬよう監視する役目も担っていた。暴力的で、残酷な男。
5 政治の世界
①加須恵子
・石頭総理の官房長官だったが、総理の仮病による休職で、突然総理代行になり、相次ぐ災害に、桔梗学園(KKG、九十九カンパニー)とともに対応。
・石頭総理の復帰により、今までの政策の責任を問われないために、議員の職を辞職し、現在桔梗学園に隠遁している。
・長尾、牛島、加須の3人は同期で初の女性総理を目指すライバル。
②長尾菱子財務大臣
・加須と一緒に桔梗学園に、真子学園長に会いに行った。
・鹿児島出身
・娘は三条市工科大学の助手、長尾景子。世界ドローン大会に出場した「七福神」のリーダー毘沙門天。
・真子の見舞いに島根分校に行き、K国をバリアで覆うという作戦を伝えられる。
・次期総理に最も近い立場にいる。
③牛島藤美防衛大臣
・R国やK国からの攻撃に対する作戦を遂行。
・四国に「国際飛行場」兼「自衛隊飛行場」を建設している。
④石頭雄三総理大臣
・6月11日南海トラフ地震が起きた後、仮病を使ってハワイに逃亡。すべてを加須官房長官に丸投げした。
・12月28日、12月24日の首都直下地震が起きた後、急遽総理大臣に復活。
・災害がすべて終わった後、復興関係の利権から美味しい汁を吸おうと思ったが、当てにしていたKKGのドローンもコンテナハウスもすべて思うように使うことが出来ず、現在、暗中模索状態。
⑤黒州三郎外務大臣
・次期総理大臣を狙う若手のホープ。
⑥大池蘭子
・東京都知事
⑦花口英世・上原九一
・N県知事とN市市長。新潟地震の前にN市すべての市民を周辺の市に避難させた。
・花口と上原は現在も県庁で陣頭指揮を執って復興に当たっている。
次回は、2030年1月から話が始まります。