表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
「まさき」と「りぃこ」  作者: あみ
一作目
1/12

第一話: 初恋の予感

初等学校の校門をくぐると、そこには毎日のように会う彼女が微笑んでいた。まさきの胸が高鳴る。りぃこ――彼がずっと憧れていた彼女だ。彼女は優しくて可愛らしい笑顔でまさきに向かって手を振った。


「おはよう、まさきくん!」


まさきはその声に心臓が止まるかと思った。なんて幸せな朝だろう。彼は少し赤面しながら、応えた。


「おはよう、りぃこちゃん!」


彼女が通り過ぎると、まさきの友人たちが彼をからかい始めた。彼らはるいた、アキ、そしてひろだ。


「まさき、また赤面してるじゃないか!」ひろが大声で笑った。


「静かにしろ、ひろ!」アキが厳しく叱りつける。そして、まさきに親しみを込めて微笑む。「気にするな、まさき。りぃこちゃんに向けるあなたの気持ち、誰にでも伝わっているよ。」


まさきは照れくさそうに笑って頷いた。彼らは一緒に学校へ向かう途中でいつものように楽しく過ごし、授業が始まるまでの間、ずっとりぃこの話をしていた。


放課後、まさきはいつものように友達と一緒に教室を後にした。彼らは校庭で遊び、楽しい時間を過ごした。しかし、その中でまさきの心は常にりぃこのことでいっぱいだった。彼は彼女に何か特別なことをしたいと思った。そして、気持ちを伝えるべきだと決心した。


「みんな、ちょっと待っててくれ!」まさきは突然叫び、彼らの前で足を止めた。


るいたが首をかしげながら、アキが興味津々の表情を浮かべる。


「何か用があるのかい、まさき?」ひろが尋ねた。


まさきは勇気を出して深呼吸し、そして彼らに向かって照れくさそうに微笑んだ。


「実は、みんなに聞いてもらいたいことがあるんだ。それは…」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ