成果の出ないこの世界「貴方は十分によくやった!」
書籍化するのは、多くの要因は才能だと思う。
何故ならば、才能でないならば、努力不足ということになる。
「貴方は努力が足らない!」
それはあまりにも残酷だとおもう……。
少なくとも私は、そう他人に告げたくはない。
長い人生、どんなことも努力したら何とかなることばかりでもないのだ。
「貴方は才能が足らない!」
私はこの言葉が、努力して焼け付きかけている人々に、一種の安らぎを与える素敵な言葉に思えるのだ。
「貴方は十分によくやった!」
他人を褒めるだけでなく、結果の出ない自分をほめ、自分に安らぎを与えることも大切なのではないだろうか?
そう思えることで、新たなるチャレンジの心が育つかもしれない。
……結果だけが人生ではない。
たまにはそう強く思うことで、他人にも優しくあれるのではないだろうか?
何しろ、結果が出ない方が当たり前の世界なのだから……。