ゆいこのトライアングルレッスンH(ハグ) ~コートハグ~
2月12日放送の『下野紘・巽悠衣子の小説家になろうラジオ』で読まれたストーリーです。
実際に放送された文章はカットされていたり、分かりやすく付け足していただいております。
こちらは原文のまま載せていますので、まとめ方等の参考になさっていただきますと幸いです。
YouTubeの小説家になろうラジオのチャンネルでアーカイブを聴く事ができますので、合わせてお楽しみ下さい。
初めての投稿で、不慣れな所もありますが、どうぞよろしくお願いいたします。
(ひろし目線でお願いします。)
その日、遊びに出掛けた俺達3人は、帰宅中、ホームにいる電車に乗るため、急いで階段を駆け上がっていた。
その時、落とし物をしてしまった悠衣子。
ゆ「先に行って!!」
気付かず電車に乗り込んだタクミ。
俺と悠衣子は乗り遅れてしまった…。
口を開け、びっくり顔のタクミが電車と共に流れて行く。
ゆ「ひろし、ごめんね…」
ひ「大丈夫だよ、次の電車に乗ろう」
ゆ「タクミ、怒ってるかな~?あ、メールしとくね!」
タクミを気にする悠衣子の言葉に胸がチクリとする…。
その時…
ゆ「あ!雪!雪が降ってきた~!」
ひ「あぁ、本当だ…」
誰もいないホーム。2人きりの空間に雪が落ちてくる。
ゆ「きれい…」
嬉しそうに空を見上げる悠衣子。その横顔から目が離せない、俺…。
その時、
ゆ「くしゅんっ!」
悠衣子がクシャミをした。
ひ「悠衣子、寒い?」
ゆ「だ、大丈夫だよ!」
本当は寒いくせに…。
たまらなくなった俺はポケットに手を入れ、コートを広げて後ろから悠衣子を包み込むように抱きしめた。
ゆ「ひ、ひろし!?」
ひ「こうしてれば、あったかいでしょ?」
悠衣子の耳が赤くなる…。悠衣子、今だけ…悠衣子を俺でいっぱいにして?
スマホが鳴っている。きっとタクミだろう…。
でも俺達は動く事もできず、ホームで2人きり、降り続ける雪を眺めていた…。
読んでくださりありがとうございました。
とにかく、下野さんと巽さんの演技が素晴らしく、自分が思っていた以上の胸キュンストーリーになっております。ぜひYouTubeのアーカイブもお楽しみいただけたらと思います。
貴重な体験をありがとうございました。
感想などいただけますとありがたいです。どうぞよろしくお願いいたします。