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 風の精霊の力を使って空を移動することも考えたが、まだ精霊の力を操作することに慣れていない上に、魔力切れで落下すると大惨事になることから自重した。


 だがいずれやってみようとラディッシュは思っている。


 試しに風の精霊を体にまとわせて移動してみると、半日かかる集落への移動が数十分で移動できることが分かった。


 もし魔力切れの心配が無いなら、各町の移動が丸一日で移動できるので必要な荷物も少なくてすむ。


 魔力切れが心配だが、どのみち移動に必要なものは十分もっているので、とりあえず今日は一気に城下町まで移動してしまうことにした。


 フレアは高速移動しているのに魔物と出会いたくないので、『忌避』の魔法を使って移動のサポートをすることにする。


 快適な移動手段が確立された瞬間だった。


 

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