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「我は魔王なり、礼を言う、余を解放したのはお前か?望みを何なりと申せ。」


 腰を抜かしたドワーフは、口をあんぐりと開けたまま、後ずさりしている。


「望みは無いのか?まあ良い、とりあえずこれは褒美だ。」


 大地からの振動を思わせる笑い声とともに、それの気配は消えた。


 後ずさりするドワーフの足元に、黒光りする鉱石で造られた見事な戦斧が突き刺さっていた。

 それを何とか拾い上げ、ドワーフは、王の下へ急ぐのだった。


 その様知らせを聞いたドワーフ王は、すべてのドワーフ達に急いで戦の準備をさせた。

 きっとその精霊石は邪悪な者を封じ込めていたものに違いない、すぐにでも魔物を引き連れてくるだろうと考えたからだ。

 その考えは不幸にして正しく、その日の夜には地の底から魔物が大挙してやって来た。

 地下生活には慣れているドワーフ達だったが、大群での襲撃と魔法を使う魔物達には為す術がなく、後退を余儀なくされた。

 魔王から与えられ戦斧に呪いはなかったため、それを武器に善戦したが力及ばす大怪我を負って、残った一族と共に鉱山から落ち延びた。

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