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 フレアは幼い頃の記憶は無い。

 はっきり記憶がある頃には、既にラーの姿をしたラディッシュと生活をしていた。


 ラディッシュが姿を変えていたのは、何時まで変わらない若い娘の姿では何かと物騒な事になりそうだったかららしい。


 ラディッシュの事を知っているのは国王だけだが、その国王も言い伝え通りの事をしているだけで、実際には会ったことは無いそうだ。


 その、姿を変える道具『姿変わりの杖』は、賢者達から引き継いだ道具と魔石を組み合わせて行っていたが、魔石の魔力も段々弱まり、姿を維持できなくなった。

 魔石の収集する時間稼ぎにフレアを城に送り出したが、大きな魔石が近くでは手に入らず、間に合わせの魔石の魔力が尽きたのは、フレアが旅立つのと同時期だったらしい。

 慌てて魔石を収集するために出掛けたが、運悪く相性が悪い相手との戦い、捉えられたそうだ。

 その相性が悪い相手というのが『グリーンドラゴン』だった。

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