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東方氷災録  作者: 魔神王
第二章 ちょとかわった諏訪大戦
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第四話『Q.ダンジョン攻略で最もやってはいけないことは?』

「ここか....」


あのあと強制的に妖王退治に

参加させられることになった俺達は、

神奈子の案内の元、妖王の城の前まで連れてこられた。


しかし、まぁ....


「禍々しいなぁ、おい...」


実に城が、禍々しい。


ゲームによくある魔王城そのもの。

見た目としては西洋の城を真っ黒にした感じか。

しかも回りにドラゴンが飛び回っている。

サイズは代々東京タワーくらい。


あれだ、はたらく○王さま!の魔王城を想像してくれればいい。


「ん?」


すると、空からなにかが落ちる音が聴こえてきて。

ドスンと、目の前に落ちてきた。


「ハロー雑魚ども☆っとおんやぁ?そこにいるのは裏切り者の神奈子ちゃんじゃないか?

何でこんな奴等といるのかなぁ?」


なにこいつウザイ。

超がつくほどウザイ。

しかも脚をコミカルに動かしているため、めっちゃウザイ。


てかなに?この蜘蛛。


デカイ...超でかい。

110メートル程だろうか?大体その位。

そしてワシャワシャしてる。

あれだ、100円ショップに売ってる

おもちゃの蜘蛛、それをおっきくした感じ。


しかしウザイ。


「邪魔」


と、面倒なのでデカイハンマー(約五十メートル位)

を生成、横に吹っ飛ばす。


蜘蛛は星になった。


隣の奴等が変なやつを見る眼で見てるが、キニシナーイ。


「とっととやりますか」


「む、無理だ!この城は10階層で出来ている!これを攻略するなど...」


今さら神奈子が、止めようとしてくる。


が。


「なーにを勘違いしてるんですかねぇ?攻略しないよ?」


「え?」


なんか諏訪子達も驚いてる、なんで?


「俺がやるのは..」



氷でできたデカイハンマーを空中に生成。


しかしサイズは違う。

さっきのが五十メートル程だったのにたいして、

今度は約五百メートル程。


そう、俺がやるのは...


「ダンジョンを、壊すんだよー!!」


そう、大声で叫びながら、城に向けて降り下ろした!!





ーーまるで天が落ちてきたかのような、そんな轟音が響く。

そして、俺たちは...


「な、なんてことをしてくれたんだい?!」


「ツクヨミから、聞いてましたが、これ程とは...」


「あわわわわわわわわ」


ーー逃げていた。

ナニからかって?それは城の残骸からさ。

あたりや前だ、あんなのをぶち壊したら、瓦礫で溢れるに決まっている。

そして俺達は門の前にいた。


結果、こうして走る羽目になったのである。








「はぁ......はぁ....」


「も、もう大丈夫だよね....?」


「つ、疲れました....」


「もう無理、限界....」


あれから三十分後、疲れきっていた。

それゃあんだけ全力疾走したんだ、倒れるに決まっている。


そこに。


「よくもやってくれたな、貴様ラ....」


ーー怒り顔の、黒い服を着た男が現れた。

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