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東方氷災録  作者: 魔神王
プロローグ
13/26

よくある人妖大戦②

爆音が轟く。


が、それでも。


「やはり無理か......」


妖怪達は、減っていなかった


いや、減ってはいるのだろう、ただ、バカみたいな量の妖怪の数に減っているように見えないだけだ。


「第二波、用意!」



『ガアァァァァァ!!!』


そこに、妖怪達の妖力による攻撃が飛んでくる


そんじゃそこらの妖怪では傷ひとつつかない都市の兵器だか、万を越える妖怪達の攻撃には耐えられず、壊れてしまう。


「妖怪達よ!私に続けぇ!!!」


そこに、黒色のマントを着た骸骨が号令を下す。


「あ、あぁあ」


隣にいた名も知らない兵士が恐怖のあまり、立ちすくんでいる。


瞬間、その兵士の首がとんだ。


「え?」


行きなりの出来事に、唖然とする。



「ヒャハァー!死ねぇ!!」


そこにデカイ狼型の妖怪が突っ込んできた。


「はぁ!!」


すぐに氷の剣を生成し、狼の首を飛ばす。


「あべし」


変な声をあげながら妖怪が死んだ。


しかし、急に妖力の砲撃が飛んできてきて、満足に防御も出来ずに受けてしまう。


そのせいで、都市の町にまで飛んでしまう。


が、そこは


「なんだ、これ.....」


ーー妖怪達の、巣窟だった。


町は破壊されていた。


恐らく、妖怪達によって


しかし、妖怪が都市の中にまでくることなどないはずだ。


「どうかね?この景色は」


後ろから、声をかけられた。


見ると、そこには妖怪に指示をしていたマントを着た骸骨がいた。


「これは私の能力でね、妖怪を転移させたのだよ」


聞いてもいないのに勝手に説明をする骸骨。


「私の能力は"転移させる程度の能力"生物だろうが非生物だろうが転移させることができる力さ


凄いとは思わないかね?転生者君?」


......転生者のことを知っているのは転生者だけのはずだ


「お前は、いったいなんだ....?」


「私も君と同じ転生者さ、ただ、君達のように人間ではなく妖怪になってしまったけどね」


「っ!」


「さぁ楽しい楽しい殺しあいを始めようではないか!!」


そう叫ぶのと同時に妖力の玉を飛ばしてくる。


「ちっ!」


氷の壁を作り、それを防ぐ。



「甘いよ」


氷の壁が消えた?!


「はぁ?!」


急に消えたため、迫っていた玉をよけれずに当たってしまう。


「くっ」


「遅いね」


直ぐ近くに転移したであろう骸骨によって、蹴られてしまう、威力が半端じゃなく、十メートル程飛ばされてしまう。


が、骸骨はそのすぐ側にいた。


「弱い、弱いね、それが天下の転生者の力かい?」


「なめんなぁ!!」


直ぐに氷の剣を空中に十本程生成し、そのうち二本ほど相手にむけてうつ。


「聞かないよ、そんなもの....っ!」



骸骨が氷の剣にむけて妖力の玉を打とうとした時に、骸骨の足元に氷の刺を作る。


「おっと」


しかし、骸骨はすぐ後ろに転移して避けてしまう。


なんだよその力


俺の力より圧倒的に強いじゃないか。


.......まぁ切り札がないわけじゃないけど。


相手が転移して避けるなら、回避不能(・・・・)の攻撃をすればいいだけだ。


氷結されし世界(アイシクル・ワールド)!」


ーーーその瞬間、世界が氷らされた。

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