表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

Road to 塾

作者: EKDA

家を出る。耳にはめたイヤホンからは聞き慣れたボーカロイドの無機質な声が聞こえる。俺はいつまでこんなことをしていれば良いんだ。いや、答えは既にわかっている。或いは答えの出る日がいつなのかをわかっていると言った方が的確か。

息を吐けば白くなって消えていく。ポケットに手を入れながら歩く道。明るく輝く自販機が目を引く。「あったか~い」の文字を見ると周囲の気温が一層身に染みる。一本買うか。思わず手が伸びる。ボタンを押すと、黄色い本体に茶色の線がはいった缶が出てきた。プルタブを起こすと小気味の良い音が鳴る。口をつけると濃い甘さと熱めの温度が体を芯から暖める。これ一本で十分だろう。

そうして再び歩き始める。坂を登ると街はいよいよ活気づいてくる。居酒屋が多くなり、車通りも増える。目的地まではあと数分。今日もこれからの80分を考えると気が重くなる。それでもビルに着いた俺はエレベーターに乗る。行き先ボタンを押して数秒。扉が開く。

自分が受験生だったころの記憶を引っ張り出して書きました。受験生応援してます。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ