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オーパーツは眠らない  作者: 兎和乃 ヲワン
第2章.シャイン騒乱編
16/42

16.鎖 その1

 頭の芯に響く嘔吐感でリゾーは目を覚ました。視界はぼやけていて自分の体ぐらいまでしか見えない。


 わき腹の傷口がしわくちゃになった肉を噛みしめているのを見て、とりあえずリゾーは作戦が上手くいったことを確信する。自殺に見せかけてインペスターを倒す作戦だ。


 わき腹に顔を彫った時、リゾーはとにかく奴の肉を喰らうよう入念に牙を彫った。彫られた顔が強力な戦力になることは分かっていた。油断して近づいてきたインペスターを倒すくらいのことは容易だろう。そういう算段で自分の体を彫ることを決意したのであった。


 わき腹の傷は喰った肉で塞がっている。こいつが生き物なら食った肉を自分の一部に出来るはずだ。かなり貧血だが、死にはしないだろう。これでエモと合流できる。


「防御陣型を取れッ!」


 突如、頭のすぐ上で怒鳴り声がした。何事かと上を見上げると……

 血塗れのインペスターの顔があった。


「!??」


 あまりのことに思考が止まる。リゾーは唇を震わせた。

 目の前のインペスターは口端から血を垂れ流し、息も短く荒かった。しかし、確実に生きている。僕の作戦は失敗したのか!?


「制圧射撃だッ! ハァッ……ハァッ近づけさせるなッ!!」


 またインペスターが喚き始めた。リゾーを左腕で抱え込んでいるのに、リゾーの目覚めに気付いた様子はない。前を向いたままである。


 リゾーが、まだぼやけている目を辺りに向けると、インペスターの部下? だろう人達が砂袋の影に隠れて前方の様子を伺っていた。手には長い銃を持ち、砂袋の隙間からそれを出しては喧しい発砲音を響かせている。


 この状況は? 僕は捕まっている?

 全員の注目を引きつけるものを確認すべくリゾーは顔を前に向けた。遙か遠くの山頂へ、沈みゆく太陽を背に俯く[彼女]がいた。


「あ、ああ、そんな! 君が、まさか、ああ! 君が戻ってきてくれるなんて!」


 リゾーは目を見開き、顔を綻ばせた。


 朱色の強い逆光の中、黒のシルエットだけがはっきりと見える。肩まで届かない短い髪に圧倒的長身、握りしめた右拳は本人の怒りを象徴するように震えている。

 幾つもの光の線を背に彼女はゆっくりと顔を上げた。真っ黄色の瞳を持つ両眼がギロリ、とこちらを睨む。


「エモッ!!」


 研究室での決別から、数時間! エモはリゾーを置いていかなかったのだ。罪悪感と心細さに責められていたリゾーはまるで心の重荷が吹き飛んだようで、爽快な気分だった。


 リゾーはたまらず、捕まっていることも忘れてエモに駆け寄ろうとした。


「暴れてんじゃねエエェェェ!!!」


 頭上から激昂したインペスターの叫びと共に銃底が降り注いだ。鋭い痛みが走り、すぐにそれが鈍痛に変わる。額から出た血が右目にまで垂れてきた。


 硬い金属同士が擦れる音が鳴り響く。エモが小刻みに震えていた。


「??」


 エモの様子が変だった。考えてみれば既にこの状況がおかしい。作戦が失敗し、リゾーがインペスターに拘束されていたとして、目を覚ます前にエモが現れたのなら、その時点でインペスターとその部下は肉塊になっているはずだ。遺跡でのエモの活躍を見るにこれは間違いない。


 エモを妨げているものは何だ?


 何かされたのか!? と声を掛ける前にエモが動いた。不規則に不気味に震える右足を一歩、前へ


 発掘現場の柔らかい地面がふがいなく押し分けられる。たった一歩でエモの歩みが止まった。逆光のせいでその表情は伺えないが、眼は苦しげに歪んでいるのが分かった。


「エモ!? どうした何をされた!? 苦しいのか!?」

「黙れっつてんだろうがッッ!!! 言葉が通じねえのかッこのクズがぁ!」


 再度リゾーの頭に銃底が降り注いだ。


「ッッ……」


 二度目の痛みに喋ることもできない。地面がグラグラと揺れているのかと錯覚した。

 ぐい、と体を引っ張られる。インペスターが部下を率いて後退し始めたようだ。

 インペスター達のすぐ後ろには大きな建物への出入り口があった。あそこへ逃げ込むつもりか?


「あの……ドアは……さっきまでいた階段の場所……! ということは、ココは発掘現場……」


 二度殴られてリゾーは冷静になっていた。さっきより視界が直ってきている。放置されたスコップやハンマー、いわゆる作業道具が散乱し、おびただしい量の血が飛散していた。リゾーが逃げた後もココで人が死んだのだろう。


 しかし、重要なことは目玉を生やした出土品、オーパーツ達が一体も見当たらないことである。インペスターが言った通り破壊されたのか?


「……っ!」


 リゾーは息を飲んだ。遠くからノロノロと近づいてくるエモの周りに血塗れの残骸を見つけたからだ。


「この野郎ッ!! サンプルにするオーパーツまでぶっ壊しやがって!!! 何が目的だッッ!!!」


 インペスターの指が血塗れの残骸を指した。エモがやったらしい。


 エモ……君は……


 再び金属の擦れる音が響く。エモが一歩ずつ呻きながら近づいてくるにつれて、エモを妨げているそれが見えた。

 ギャリリッ、エモの全身を走る鎖模様が動いていた。鎖がきつくエモの体を縛るように一人でに動いて、擦れあう。その動きは激しく、火花さえ散らしていた。


「鎖がッ……どういう……ことだ? あの鎖は[模様]だぞッ[模様]が……勝手に動くなんてッ体を縛るなんて……!!」


 リゾーの頭は混乱した。意味の分からない恐怖が理屈の通っていない思考ばかりを生み出す。どういうことだ!? 見間違いか? あの鎖はただの模様では無かった??


「グボォッ……ッッ」


 インペスターが血を吐き出した。一番近くにいた部下が駆け寄り声を掛ける。


「小尉! 先に治療しませんとッ!! ですからッココは撤退しませんとッッ!! 皆死んでしまいますッッ!!!」


 部下が全身を震わせて情けなく叫ぶ。


「ァァ……ぐッ!」


 リゾーを捕まえていた左手を離し、自分のわき腹を抑えてうずくまる。そして、粘り気の強い血溜まりを吐いた。


「小……!」


 部下の言葉を遮って銃声が鳴った。部下は口を開けたまま倒れ、自分の体を毒々しい赤で染めた。


「!?」


 後ずさるリゾーの前で勢いよく、インペスターが立ち上がった。右手には六角形の筒を持つ銃が握られている。


「ふざけたことを……言われずとも自分の命の心配ならしている……どのみち後数分だ」

「な、何がでしょうか……?」


 発掘のために深く掘られた地面から顔を出した部下が言った。


「後、数分だけ戦って、奴をしとめられなかったら……! お前達がココに残って僕は撤退するんだ!!」

「小尉!? ……そッそれは、あまりにも……!! 我々も撤退しなければッッ……死にたくありませんッ!!」


 あんまりです! そうだそうだ、と隠れていた部下達が血相を変えて出てくる。


「ふざけるなッッ!! 死ぬために軍人になった訳じゃない!! 元々アンタは気に喰わなかったんだ。大した能力も無い癖に前衛基地なんかに入りやがって!」


 親の七光りめッ!と部下が口を揃えて言う。何だと! とインペスターが食ってかかる。


「それに、噂じゃアンタ……前衛基地からオーパーツを勝手に持ち出したそうじゃないか」

「ちっ……もうそんなことをッ」


 ちっ、という狼狽に勢いづいた部下達はなんとインペスターに長銃を向け出した。


「撤退するのは俺達だッ! ココに残ってアレと戦うのはアンタがやれッ!!」


 小刻みに震える口端を片方だけ吊り上げて叩きつけるようにある部下が言い放つ。その他全員の部下が長銃の後部に頬をくっつけて片目で狙いを付けていた。逃がす気は無いらしい。


 一方、リゾーは完全に蚊帳の外だったし、既に拘束は解かれていた。視界も直ったし、わき腹の調子も良さそうだ。とはいえ、インペスターと一緒に銃口を向けられていては逃げることはできない。一筋の汗が頬を伝った。

 視線をエモの方へやる。相変わらず一歩進んでは立ち止まり、鎖の拘束に苦しんでいる様子だ。すぐにでも助けに行きたい。


「でも……!」


 不可能だ。銃を向けられたまま勝手に動くのは殺してくれと言っているのと同じことだ。リゾーは唇を噛むしかなかった。


「……おまえ達……状況が分かっていないようだな。あの犯罪者……いや、怪物は間違いなくオーパーツを使用している。知っての通りオーパーツは前衛基地の、シャインの最大の秘密にしてタブーだ……その秘密を知った上でさらに敵前逃亡なんかしてみろ……文句無く全員銃殺刑だッ!」


 インペスターがエモの方を指さし、静かに言った。部下達の持つ銃が震えだした。ゴクリ、と息を飲む音まで聞こえる。


「逆にッ!! アイツをしとめて、体の何処かに突き刺さっているオーパーツを奪い取り、それを持ち帰れば……! おまえ達は有能と認められるだろう。覚醒状態で持っていくことはできないだろうが、アイツが使っているものはこの国の戦力に直結する!! 死刑を免れるどころか、オーパーツの秘密に関わるエリートになれるかも知れない!」


 部下達が小声で話し始めた。エリートになれる!? そう簡単に行くか? と相談している。


「しかし、逃げたら銃殺刑確定だぞ!!?」

「ハッタリに決まってるさ。ヤバいのはコイツも一緒じゃないか!」


 部下の一人が一人大きな声を上げる。さらに、インペスターの額に銃口を押し付けて、聞くに値しない、と叫んだ。


「フフッ……分かっていないな。これだから[普通]の人間は困る」

「何!?」

「元々逃げたりする必要は無いのだよ……上手くやりさえすればな」


 左手で生え揃った前髪を掻き上げ、インペスターは不気味に笑う。挙動不審になった部下達は見たところ完全にインペスターの雰囲気に飲まれていた。


「あれを使え……!」

「な、アレって……さっき使ったアレのことか!?」

「けど、アレはオーパーツが壊れちまうから使うなって……!」

「だから上手くやれと言ってるんだ。オーパーツを壊さず、奴だけを抹殺しろッ!! いいか!? 文句を言ってる暇はもう無いぞ! いいな!!?」


 インペスターの言葉通り、彼らが仲間割れしている間にもエモが近づいてきていた。距離は二十メートルを切っただろうかというところだ。


「……」


 部下が再び小声での相談を始めた時、一人だけそれに参加しない者がいた。俯き頭を抱えていたが、突如、顔を上げた。


「やってやるッ!!!」


 懐から一丁の短い銃を取り出して、赤い印の付いた弾を詰める。それを見た別の部下が一人、同じようにする。残りの部下がエモと銃を取り出した彼らを交互に見てから自分もそれに習った。


 インペスターがフフッ、と笑う。

 リゾーは向けられていた銃が取り下げられたので気付かれない内にと、退散するつもりだったが……


「おっと、何処へ行くんだい? 君に逃げられたら困る」


 走りだそうとした瞬間、インペスターに捕まってしまう。わき腹に大けがを負っているのになんて冷静で油断がないんだ、とリゾーは戦慄した。

 リゾーが悔しさから唇を噛んだ時、非常に大きい銃声とともにエモの胴が火花を散らした。


「直撃だァ!」

「念のためハートショットも……」

「やったか!?」 


 インペスターの部下達が両手を上げて騒いだ。


「よ~し、どうだリゾー! やってやったぞ……! ぐっ……ハァ……これでお前の希望も……ハァッ、潰えたな……」


 時折血を吐きながら嬉しそうにインぺスターが言った。


「…………へっ」

「な、何がおかしい!?」

「エモに銃なんか利くもんか! 壁画との戦闘を見なかったのか?」


 狼狽しているインペスターにリゾーが得意げに聞いた。


「……ふっくくっ」

「?」

「お前は知るまいな……」


 ククッと不気味に嘲るインペスター、リゾーは不吉に感じた。

 聞いたことの無い音、ジューという激しい音だった。

 エモが撃たれた場所からだった。腹の中心が真っ赤に赤熱し、白い蒸気を上げている。


「えっ……」


 開いた口が塞がらない。エモのお腹が溶けていた。銃弾が当たったヘソの辺りが粘り気のある水のように垂れてエモの足下を焦がす。これは……現実か?


「なっそんなバカなッ!? エモに銃なんか効かないはずだッ!」

「対オーパーツ用焼夷弾だ。連射はできんがその分一発の威力も破格のもの……当たれば確実に…………しとめるッ!!」


 獲物を捕まえた肉食獣のごとくインペスターが目を見開き、叫ぶ。口の両端をこれでもかと吊り上げ、時折ククッと笑う。リゾーは冷静な奴だと思っていたが……とんでもない! インペスターはとても楽しそうに狂喜していた。


 エモの体勢が崩れ、倒れ……ないッ! 足を大きく開いて耐えた。顔を大きく後ろへ反らし、その体勢のまま動かない。


「クソッ……なんて硬い奴、もう一発打ち込めぇ!!!」


 インペスターの掛け声に合わせて、部下達が一斉に弾を取り出す。完全に止まっている分、さっきより狙いやすいはず! マズイ、とリゾーは思った。


「止めろぉ! 撃つなッ!!」

「撃てぇ!!!」


 必死に怒鳴り声もインペスターに阻まれる。リゾーが憔悴している間にも部下達は弾を詰め、銃の上部をスライドさせていく。準備が整った部下が二度目の銃声を響かせた。

 エモの足が赤熱する。脹脛を削り取られていた。


「エモォォオオ!!」


 リゾーは泣き叫ぶ。やはり、エモを傷付けている原因もやはり、自分なのだとリゾーは懺悔した。


「うっ……くっ……何が人助けだ。全部僕のわがままじゃないか。エモまであんなになって……僕は本当にどうしようもないッ!! 僕なんかが英雄に憧れることが間違いだったんだ」


 目に熱いものがこみ上げ、エモの姿が歪む。リゾーはそのままエモが、この世界が消えていくような気さえした。複数の銃声が一気に鳴った。体の何処かに当たったのだろう。エモがよろけた。


「ごめんよッごめんよッッ!!!」


 インペスターの腕の中で動けなかったリゾーは、耐えがたい自責の念に頭を垂れた。そのまま嗚咽を漏らす。

 そして、発掘現場に静寂が訪れた。

 突然の静寂にリゾーが気付いたのは十回目の謝罪の時だった。嗚咽を止めて、恐る恐る顔を上げると、エモが辛うじて立っていた。涙を拭ってもう一度目を凝らして見ると、顔を大きく後ろへ反らしたエモが見えた。


「な……何故倒れないッ!?」

「お、おい十発はブチ込んだよな? 外してないよな?」


 インペスターとその部下静寂を破った。どよめき、互いの顔を見合わせている。

 エモの全身は未だに赤く燃えており、焼夷弾が確実に、何発もヒットしたことを示していた。


「ううっ……エモッ!! もう戦わなくていいッッ! もう耐えなくていいんだッッ!!! 僕を置いて逃げろッッ! 今ならまだ間に合う!! そしてッそして、僕の代わりにヴィクトリエに行ってくれ……!」


 リゾーは叫んだ。焼夷弾で傷つき、変形し始めたエモの体を見ていられなかった。しかし、エモは倒れない。鎖の束縛にも邪魔されながら踏ん張っている。


「もう無理だ!!! このままでは……君が死んでしまうッ!」

「……それが……貴様の……か……」

「……えっ?」

「英雄になりたいというのが貴様の目的か……」


 十数メートル先でエモが呟いた。泣き出しそうな声だった。


「……貴様は……その……なりたい英雄のことをよく知っているんだろう……? だがな、だがなッ! 私は知らないんだ! あの女のことを……!!  何もッッ知らない……!」


 ギギギッと全身の鎖が火花を散らす。


「……貴様の後ろにいるソイツらは何のために生きている……? この……国の、ここで殺されたアイツらは何のために生きていたんだ……? 誰かの無念を晴らすために生まれてきた訳じゃないのか? 分からない。何も…………分からないッ!!! ヴィクトリエで名前しか知らないプロトを助けたとしてッ何も知らないままで! 本当にッあの女の無念が晴れるのか!? 分からないッ!!!」


 エモが無理矢理顔を上げた。その表情はとても大の大人数人を瞬殺する人間のものとは思えない、寂しげな、一人の少女の顔だった。何処かジャンヌに似ている気がしてリゾーはボロボロの左手をエモの方へ伸ばした。届くはずもないのに……


「私は!! あの女の顔さえ見られなかった!!! どんな声をしていたのかもどれくらいの身長でどんな髪だったのかッどんな考え方をしていたのかも、何も分からないんだッッ!!! なのに、会った事も無いあの女の無念を晴らすことだけが生まれた瞬間から私の存在理由になっている! 私はあの女の本当を……何も知らない!!!! 何も分からないのに無念を晴らすなんて!」


 エモが地面を踏みしめる。両足でしっかりと立ち直し、今まさに沈みゆく太陽を背に拳を握り締める。


「教えてくれ……ジャンヌのことを……! 私が納得するまで……何もかもッ!!!」


 エモが叫ぶ。


「リゾー!! 貴様が英雄になりたくて、そのために生きるのなら好きに目指せばいい……私が押しつけていたのかもしれない……だけど、今……今だけでいいから私のために生きてくれ!!!」


 涙は無かった。きっとエモの目はそういう機能を持っていないのだろう。しかし、エモは確かに泣いていた。少なくともリゾーはそう思った。エモから感じていた迷いの無さが表情から消え失せていたからだ。今のエモを英雄と重ねることはできない。代わりに、リゾーの心には妙な親近感があった。

 エモとリゾーが知っていることはあまりに少ない。ジャンヌのことに限った話ではなく、ヴィクトリエまで冒険するために必要最低限な知識さえ足りない。狭いこの国を脱出することさえ彼らには知らないことの恐怖が付きまとう。エモは一人になってようやくその恐怖を知ったのだろう。

 ああ、エモが泣いている。リゾーは目の奥から熱いものが込み上げてくるのを感じた。


「ああ! 教えるよ! 全部ッ」


 エモを救わなければ


「ジャンヌがどんなやつだったかッ」


 一人にしてはいけない。


「だから……生き残ろう!」


 泣きながら、リゾーは答えた。



 次回 鎖 その2

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