家族全員で異世界転生、でも辛くなったから家出します
1,
その瞬間は突然訪れた。
俺は、クリスマスでダイヤの変身の仕方をみんなに見せようとしてダイヤの変身グッズを付けた。
「行くよー父ちゃん!」
「おう!やれやれ!父ちゃんに秀樹のカッコいい所を見せてくれよ!」
そして俺、内藤秀樹は、変身のポーズをとった。
「ん?おい秀樹、ベルトの真ん中らへんが光ってるぞ」
「え、ほんとだ‥‥‥光ってる」
「ま、眩しい‥」
次の瞬間、光が俺たちを包み込んだ。
2,
俺は、いや俺たち家族が気がついた時、見知らぬ土地にいる事を知った。
俺は、ウキウキしながら
「わぁーー!スッゲェ〜〜〜!」
と言った。
俺の親、兄、姉は、困惑を隠しきれなかった。
「なんだ‥‥ここ?」
母親は、驚きのあまり腰を抜かしてしまった。
すると、親父は
「まぁ、こんな所に来ちまったんだし、この環境に慣れるしかねぇんだよ。ま、気楽にやろうぜ」
すると母親が、
「冗談でしょ!?こんな訳も分からない所であなたは、生活しようって言ってるの!?」
「あたりめぇだよ、な!秀樹」
その頃の俺の無邪気さなんて、今でも呪いてぇよ
「うん!父ちゃん達とここに住む!」
すると親父が、
「そうかそうか!だってよ!」
「嘘でしょ‥」
まだ、この頃母親と兄貴、姉は困惑していた。
だが、いざやってみると良いもので二週間足らずで家族みんな、慣れて来た。
気づけばそんな生活を10年近く過ごしていた。
辛さも、楽しみも、嬉しさも家族で分け合った。
当時の俺は、
〔もう、ここで一生暮らしていたい!)
そう思っていた。
だけど、そんな幸せなんて長くは続かなかった。
ここでの生活が充実してくると、みんなの態度が激変した。
親父は、
「おーーい、誰かさっさと酒持ってこいや!」
母親は、
「うるさいわね、それくらい自分で取りなさいよ」
兄は、
「あげねぇぞ!これは俺のもんだ!」
姉は、
「近寄んないで、こっち来んな」
家族喧嘩なんて日常茶飯事になっちまった。
俺は、多分地球で言う17歳になろうとしている。
俺は、実際こんな生活はもううんざりだとつくづく思った。
だから俺は、夜家を出た。
いわゆる家出ってやつだ。
(俺はこれから一人で生きてく。ずっとずっと)
「まぁ、まずはこの森を抜けていった先に大きな街があるから行ってみよう!」
ここから、俺の家出からの旅?冒険?が始まった
こんにちは、
最近暇で暇で仕方のない黒狐です!
いやぁついに主人公の名前出ました!
(ただ単に書くの忘れてたなんて口が裂けても言えんw)
そして主人公家出!これから主人公秀樹君はどうなるのでしょうか?
まぁ、皆様温かい目でご視聴ください!