プロローグ
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(ぼくも、ヒーローみたいにみんなを幸せする力が欲しい!)
そんな事を言っていた時期が、俺にもあった。
俺が、子供の頃〔ロボットヒーローダイヤ〕て言う、よく毎週日曜日にやってそうなヒーロー番組があった。
当時、小学一年生だった俺はダイヤにハマった。
もちろん、俺の小学校でもダイヤは、人気だった。
休み時間になると、友達と集まって〔ダイヤごっこ〕をやっていた。
俺の友達には、リーダー的存在がいてそいつがいつもダイヤ役だった。
そして俺は、仮面ラ◯ダーのショ◯カーみたいな雑魚敵をやらされた。
だが、当時の俺はそれだけでも楽しかった。
でも、心の隅にはいつも、
(俺もダイヤ役をやってみたいなぁ)
って、思ってた。
ある日、俺の親父がダイヤの変身グッズを買って来てくれた時は、ベットの上で盛大に飛び跳ねた。
その日からずっとダイヤの変身ポーズをしながら家中を走り回った。
だが、そのベルトが俺達の人生を変えるなんて、俺や親や兄、姉は思っていなかっただろう。
これが、異世界転生への鍵だったなんて、
はじめまして!黒狐と申します。
初めて、この作品を書いてみたのですが
おかしい場所、改善して欲しい所など、教えてくださると、とても嬉しいです!