神の贈り物
シュー・アルバート(13) アルビオン公爵家三男として育てられる。
エリオットSr.・アルバート(41) アルビオン公爵 シューの父親
ディアナ・アルバート(41) アルビオン公爵夫人
シューの母親
イフリート エリオットSr.によって召喚される。
精霊から力を借りれる度合い
召喚〉顕現〉声のみ聞こえる
・召喚 本体が出現(本人と仲さえ良ければ属性違いでも喚べる)
・顕現 分霊が出現(仲の良さとは別に、本人の産まれもった適正によるものが大きい)
分霊は相性によって見えるものと見えないものがいる。
・声のみ 声が聞こえて力だけ貸してもらえる。
ベンジャミンの許可を得て、父エリオットと母ディアナ、それから何故か父と仲のいい精霊イフリートと一緒にセバスチャン上の一室にシューはいたが、部屋を空けるように頼んだ父がなんの言葉もはっしない。母もその父を様子見しているらしい。沈黙に耐えきれなかったのは、精霊イフリートだった。
「なあなあ、お前さん、やっぱりリズっぽいよな。」
「…僕の血の繋がったお母さんだからね。」
「だからか、リトル・リズー。」
「…公表されてないからそう呼ばないで。」
「しかし、よく似てるぜ。何歳だ、3歳か?」
「+10歳。」
イフリートは何が楽しいのかシューの頬を引っ張ったり、ムニムニと触れてきたりしていた。
「何。」
「ランプでも指輪でも持ってたら、願いを叶えてやろう。」
「…脱出したいわけでも、お腹いっぱいご飯を食べたいわけでも、お姫様と結婚したいわけじゃないんだけど。」
「残念無念、全部叶えてやれねえや。閉店閉店。」
「願い事の範囲狭くない?なんだったら許可されるの。」
うーん、そうだなぁとイフリートは考え込んでから名案だと手を叩いた。
「いなくなったフェニックスを探してくれっていうのは叶えられそうだ。」
確かに精霊の中でも優秀な火の鳥だが、生まれが光属性シューには殆ど関係がない。声も気配も感じたことがない。
「火属性の精霊は僕に意味ない。なんでフェニックス。」
「フェニックスはリズ…、ノーランド女史に加護を与えた精霊だ。」
そこでずっと何か言いたげで半開き状態のまま何も言わなかった父がようやく口を開いた。
「今更格好つけて呼ばなくても…。今他にお母様しかおりませんし。」
「ま、まあ、そうだな。」
「フェニックスを見つけてどうするの?」
未だにシューの顔を弄りながら、ニヤニヤと笑うイフリートに顔を向ける。
「んん?その呪いが解けるんじゃねえかって思ってよ。」
「僕になんの呪いがかかってるっていうのさ。」
「死の呪い。」
「はぁ?」
「お前『死』の匂いが強い。呪われてるんだろう?」
かつてハデスにも言われたことがあった。光属性であるシューが呪いに気づかないはずがないが、念のため解呪魔法をかける。
「楔よ、外れろ。」
シューが認識していないものを外せるわけもないが、呪いがかかっているというのなら光魔法を使う時になんらかの違和感を感じてもおかしくはないのだが、それすらもない。
「イフリートの気のせいじゃないの?…ハデスも似たようなこと言っていたけど。」
「二柱の最高精霊の判断を気の所為っていうのもお前しかいねえよ。」
「じゃあ、呪いじゃなくて別物じゃないの?ハデスだって気にしてない。」
「生きているのにそんな死の匂いがするなんて、呪い以外に考えつかねえ。ハデスが何も言わないのもアイツにとっちゃ死んだら自分の世界に来るだけだから気にしねえんだろ。」
「ハデスが呪いをかけた可能性は?」
「アイツはそんなまどろっこしいことしない。呪いをかけるくらいなら、その場で殺す。そういうやつだよ。」
イフリートからはハデスへの嫌悪は無いようだが、好意的でもないようだ。ハデスがかつて妻であるペルセポネを消滅させられて以来、他の属性の精霊には厳しくなったせいかもしれない。
「私たちも話していいか?」
「おう、エル。随分静かだったな!」
「まず、エリザベス・ノーランドの研究を止められなかったことを私たちはシューに謝罪する必要がある。」
「なんでだよ。」
ゴシゴシと強くシューの頭を撫でるイフリートが文句を言う。シューが知っていることと同等のことをエリオットSr.が話すと、イフリートは笑い出した。
「いやぁ、色々とツッコミどころ多いけど、よりにもよってシューを選ぶのが不味い!」
「なんで?」
「人のための精霊を作るっていうのは、たしかに合理的だが、よりにもよってシューを材料にした、か。ゼウスを殺したっていう?」
「僕はゼウスを殺してなんかない。あっちが勝手に失踪ーーー。」
「はーー、大丈夫か?お前はリトル・リズだぞ。」
「だから、リトル・リズはー。」
「お前の名は?」
「ぼ、僕の。」
シューは言葉を躊躇った。自分の名前は確かにシューだけれども、イフリートにその名前を伝えるのは難しかった。
「セオドア。」
「え?」
「リズが、シューにつけようとした名前た。Theodore。」
シューの躊躇いにすぐ気づいた父が、エリザベスがシューにつけた名前を口にした。シューがぽかんと呆けているうちに、イフリートはその名前を何度か反芻してから、何か納得したように頷いた。
「じゃあ、テディか。」
「…リトル・リズじゃないなら。」
「で、だ。イフリート、息子に死の呪いとはどういうことだ。」
「知らねえよ。テディにイザナミと同じ匂いがすんだ。呪いじゃないのならーーーその実験がどうだったか分からねえけど、リズが産んですぐテディは死んだのかもしれん。それが、シューの力でなんとか生きてるってのもありそうだけど。」
「息子は生きているし人間だろう?」
「人間だけどさー。」
「意味がわからない。」
「僕が人間じゃなかったら、殺処分にでもする気です?」
シューは半分程度は本気だったが、冗談でもあった。けれども、その発言にはそれまで黙っていたディアナが声を上げた。
「馬鹿なことを言わないでください。」
「ディアナ。すまない、私のせいだ。」
涙を流すまいと怒る母の肩をエリオットSr.が抱き寄せる。
「ええと、ごめんなさい、お母様。」
ディアナを傷つけるのは、シューも本意ではない。
「……私は息子を殺さない。」
「因みに何かあったら止めるのはエル兄様の約束ですから。」
父には絶対に殺されたくはない。そのシューの感情を理解しているのか、エリオットSr.は深く頷くのみだ。
「そうか…。しかし、その死の匂いを消す方法はないのだろうか。」
「だぁから、フェニックスを探そうかってな。フェニックスなら、その迫り来る死を否定することができるだろう。」
「でも、リズは死んだよ。」
「フェニックスから加護がなくなったんだろ。もしくはお前を産んだ時に、加護が使われたかもしれん。出産後死ぬ女はよく見る。」
医療が進んだ現代で、世界で一番妊婦が生存する日本でも、10万人に5人が出産で死亡している。かつては女性の死亡原因で上位にあったとも聞く。
「ああ、確かに。特にリズの場合、危険な研究だった。出産後彼女が8年生きているのがすごいくらい。」
「何度も口を挟んですまないが、その『死』がいつ訪れるかどうか分かるのか。」
「さあな、一寸先に死んでしまう可能性もある。」
すっと両親が息を飲み込んだ。しかし、両親が自身のために頭を悩ませているところ申し訳ないが、シューはそれほど危険な状況とは思えない。何の根拠があるわけでもないが、光属性の自分が気づかないのは、死んだのが美代子で美代子の魂の匂いだろうと思うからだ。
エリオットの顔から眉間の皺がとれることはなく、不安そうなディアナと視線を交わすことしかできない。
「イフリートは随分僕に気をかけてくれるんだね。」
「リズはすごく気に入ってたんだよ。それこそ、俺が人間だったら嫁にしてたくらいには。リズの子供であるなら、お前は俺の子供でもある。」
ポンポンと頭を優しく叩くイフリートをシューは思わず凝視し、青い顔をしていた両親は更に顔を青くした。長い間一緒にいたはずのエリオットですら驚愕を隠せない。
「な、何言ってるんだ。」
「そうですよ、リズに加護すら与えてなかったじゃないですか。」
「だって、リズに断られたからな。燃やすしか能のない力は要らないってな。」
「あ、ああ…。すぐに手に入らないとさらに燃える性質だったんだね。」
混乱したシューが言ったのはよく分からないことだった。しかし、イフリートの言ったことが少しずつ愉快に思えてきてシューは笑った。その様子にずっと堅い表情だった両親の顔が少しだけ柔らかくなった。
「あはは、確かにイフリートの息子になれたら楽しいかも。」
愛情をストレートに表現してくれるのが、美代子の父親を思い出す。
「だろ。我が子の危機は助けるのが父親だ。好きに喚ぶといいさ。」
布で隠れていて分かりづらかったが、頭から抱きつかれて、左肩が崩壊しているのに気づいた。不死であるはずの精霊なのに、消えてしまうのではないかと恐る恐る見る。
「痛くないの?」
「痛くねえよ。」
シューは崩壊している部分に手を当てた。
「失われた愛、悲しみ、苦しみよ、復活せよ。」
シューの空色の目が金色に輝き、光が失われているイフリートの部位に補完される。楽しそうだったイフリートの顔に、愉快さは消え、穏やかに微笑む。
「凄いな、テディ。」
黄色の炎の目が燃えたような気がして、その目を見ているうちにシューから漠然とした何かが消えた。
「イフリート?」
きょとんと傾げていると、イフリートはいつものように楽しげに笑ってシューの小さな背を叩いた。
「よーし、外に遊びに行こうぜ!天気いいしよ!」
「…イフリートが見ているならどこに行っても構わない。様子を見て問題無ければ明後日にはアンに戻る。」
「任せとけ。」
イフリートはよっこらせとシューを片手で俵担ぎをすると2階の窓に手をかけた。
「僕絶叫系は。」
シューの抵抗も虚しく、イフリートは10メートル以上の高さを飛び降りた。
残された公爵夫妻は、しばらくイフリートとシューの影を追っていたが、やがて見えなくなってしまった。
「旦那様、精霊の方が余程親らしいと思いませんか?」
「イフリートが精霊から逸脱しているんだ。…とはいえ、エリオットにも似たようなことを言われた。」
「今の旦那様をリズが見たらショックだと思います。リズはずっと貴方が強くて曲がらない人だと信じていましたから。」
エリオットSr.は驚いた顔を見せながら、長くため息を吐いた。
「私たち幼馴染はずっと長く思い違いをしていたのかもしれない。」
そうは言ったところで、エリオットSr.の幼馴染は生き返ってはこない。
セバスチャン城の中にある、町人たちが生活を営む地区に入ってきたけれど、開いている店はほとんどないが、街の一番角の雑貨屋が開店していた。花に水をやっていた店員の年配の女性がイフリートを連れて歩くシュー に気づいた。
「お坊っちゃん、何やってるんだい。いまは危険ですよ。」
見知らぬ貴族の少年に彼女は余程驚いたようだが、懸命に今のセバスチャン城の様子について説明してくれる。
「おい、俺がついてるんだから問題ねえよ。」
「あはは…、説得する気ないよね。マダム、僕はシュー・アルバートと言います。アルビオン公爵の3番目の息子です。」
「え、いや、まあ?」
「エルには似てねえのに、そんなんでテディこそ説得する気あんのかよ。」
アルビオンにおいては、オルレアン王家よりも敬われるアルバート家だ。そうそう信じられるはずもない。
「もしかして、噂の|眠り姫《Sleeping Beauty》?」
「…どんな噂ですか。」
「噂でしかなかったのですが、オズワルド様が『私の家には眠り姫がいる』とお話しされていることがあると、視察の際におっしゃっていたとかなんとか。」
この人も決してオズワルドと直接会話できるような身分ではないから、どのような尾鰭が付いたのか全く分からないが、とりあえず彼がこの地に来た時シューに対して何かしらの発言をしたには違いない。
「残念ながら姫じゃないんですけどね。お店見ても良いでしょうか。」
女性の店員は、もう止めることはなくどうぞと中に案内してくれた。
「金持ってんのか。」
「欲しくなったら後でフィルに買いに行かせるから。」
「流石にリズみてえなことはしねえか。」
「あの人何しでかしたの…。」
「あはは、そういうところはエルに似てんのな。」
「え?」
「リズがいっつも何かしらしてるから、リズの話をすると『今度は何をしでかした?』って聞いてくんのさ。」
「お父様に似てるなんて初めて言われたよ。」
「え、そうかぁ?顔はリズだけど、比較的中身はエルだな。リズはもっと突拍子のないやつだ。」
「リズがそうだったなんて、僕は知らなかった。」
シューの知っているナニーのエリザベスはとても柔らかくて優しくて、たくさんの絵本を読んでくれたひとだ。時折シューを見て、何かに怖がっているようにもあったが、それは「精霊シュー」の存在なのだろう。
「じゃあ、随分丸くなったんだな。そうか、そうなんだなぁ。」
「中身がリズじゃなくて、ガッカリした?」
「そういうところはリズ。」
そう言ってイフリートが知るエリザベスの話をした。エリザベスはとにかく外に出るのが好きで、勉強をして何かを覚えたら、それが現実世界において真実なのかどうかを『自分の手』で調べたがったのだと言う。
「例えば、火は色んな色があるだろう?」
「ああ、炎色反応。銅は緑、ナトリウムは黄色…、あんまり覚えてないな。」
「俺は知らねえけど、それを本当かどうかを調べようとして、家中で火魔法を使いまくって、大目玉を食らってた。普通、家の貴金属燃やさないだろ。」
「危険人物じゃん。」
「面白いだろ?」
シューは魔法以外に強い興味はなかったし、炎色反応を知ってそれが真実かどうかまで自分の手で調べようとは思ったことはなかった。実際縮尺が間違っているとは考えてなかったシューはあわや大事故ということすらもあった。
「あーあ、図太いヤツだと思ってたから、早々に死んだのは俺も予想外だったわ。」
自分で言い出しておきながら、イフリートはエリザベスのことを悔やんでいた。
「リズは流行病で亡くなったよ。」
「ああでも、アイツが死んでも弔うのはエルくらいだと思ってたから、テディがそばに居たのは幸甚だったな。」
「お母様も、リズのことは大切だったみたいだよ。」
「おかあ…ああ、エルの連れ合いな。」
ディアナのことは興味ないのか、イフリートの態度は素っ気なかった。
「イフリートはどうしてお父様とリズのことが好きなの?」
「ああ?それって難しいこと聞くなぁ。」
「面白いからって答えるかと思ったけど。」
「じゃあ、何で面白く感じんのかってリズは聞くんだよ。」
「あはは、踏み込むね。」
「それがまたアイツの面白いところなんだけど。」
「えー、厄介なところが好きだね。」
「生きることに必死に知恵を絞っているのが面白いんだ。」
「答え出てるじゃん。」
「多分だけどな。でも、好きになることにそこまで考え必要かっつーのも俺の意見。」
「そうだね、それが主な理由だったら僕のこと構うはずない。」
ティキのいう滑稽さは持ち合わせているだろうが、イフリートが望む必死さはおそらく自分には無い。
「俺はエルとリズの子って言うだけで、その行先が気になるからな。」
「お父様の子か。」
「ん?」
「ううん、何でもない。」
エリザベスの研究記録では、はっきりしないし、ディアナは不義は働いていないと言っていた。本当にエリオットSr.が父親なのかは分からない。シューが思い耽っていると、イフリートが店の中で何かを見つけたようだった。
「見ろ、これこれ。薔薇の銀細工の髪飾り。リズも似たの着けていたんだ。」
「そうなんだ、僕が知るリズはいつもメイドキャップ着けてたから知らなかった。」
エリザベスが持っていた物は屋敷の者が回収して、行方は分からない。普通に考えれば未婚の彼女の持ち物は全て彼女の実家に送られたのかもしれない。
「エルかエルの連れ合いが持ってんだろ。聞いてみろよ。」
「リズも薔薇が好きなんだね。」
「薔薇つーか、アルビオンじゃねえ?」
「ああ、そっか。」
アルビオンの為に命を賭けて、シューを産んだくらいだ。
「テディも薔薇が好きなのか。」
シューは少し悩んだが、微笑んで返した。
「僕は花が好きだよ、イフリート。」
買うものはなかったが、店を見させて貰った礼を店員に伝えると、彼女はちょっと待ってと奥へ消えた。
「何だ何だ。」
シューが待っていると、彼女は花の形をした飴を持ってくると、シューに手渡した。
「はい、大変な時世でこんなものしか渡せないけど。」
「いえ、頂けないです。僕はアルビオン公爵家の…。」
「こんな綺麗な子に食べて貰ったら飴も喜ぶわ。」
ご婦人を退けるわけにもいかず、シューは申し訳なく思いながらもその飴をもらった。
「戦争中のこの場所で、アン市に住む貴族の僕が貰うなんてよくないよ…。」
「別に良いじゃねえか。」
「ただでさえ砂糖が高いんだよ。」
「いいんだよ、可愛い子供の特権だぞ。」
イフリートは包み紙を取るとシューの口に突っ込んだ。凄く甘くて、美代子が昔食べたラーメン屋のオマケのキャンディを思い出した。
「甘い。」
「ははは、最高だな。次どこいく?」
「イフリートが敵殲滅したけど、ここは一応緊急事態の地域のなんだよ。」
「あそこにいくつか四角が書かれてる。ホップスコッチやるか。」
「飴舐めてるから舐め終わってからね。」
イフリートがどうしてそこまで人間文化に詳しいのか知らないが、只管尋ねるのも煩わしくなってしまった。
まさか炎の最高精霊であるイフリートとケンケンパで遊ぶことになるとは思わなかった。それから、何故か木登りをすると言い始め、街の街路樹を登ったり、どこからか縄を持ってきて縄跳びを始めたり、リンボーダンスのようなこともした。
たかが子供の遊びだったが、いつの間にか夢中で遊んでいた。本当にイフリートが父のようだった。
「日が暮れちまったなぁ、楽しかったな。」
イフリートの髪色のように赤い空。これで終わりだと思うと急に寂しくなって、イフリートの服を掴んだ。
「人間ってあっという間だよな。いつの間にかに大人になってる。」
「君たちからすれば…。」
「懐かしかったな。昔リズとエルとこうして遊んだ。」
「良いねえ。」
「いつの間にか遊ばなくなって、リズは勝手に死んでた。」
イフリートはシューを抱きしめて、それから頬を両手で包み込んだ。
「そして、テディと会った。もう一度遊ぶことができたんだ。」
「イフリート。」
「明日も遊ぼうぜ。約束してねえと、エルは喚んでくれねえからな。」
「うん、明日も遊ぼう。」
シューはイフリートの額のくっつけて約束した。




