Dusty Pride
無惨に潰された
ボロボロになって
いつの間にか クズ篭の中
クシャクシャで
見るに耐えない
そんな
俺の 誇り
「これが もともと 誇りだった?」
そう思うと 笑えてくる
こんな みすぼらしかったんだ
傷だらけで
ただただ小さな
埃まみれのただの
箱
こんなもののために 俺は
俺は 頑張ってきたのか
溜息混じりに飛び出た嗤い
つまらなかったと強調する
頬を伝った水の粒
意味のなさ 思い知らせる
所詮ちっぽけ
届くわけなんてない
当たり前なのさ
だからどうした
わかるだろ よく考えろ
ちっぽけでも
ボロボロでも
今まで抱いてきた意志なんだ
誇りだろ?
俺自身の
流れてる暇なんてないだろ 涙
嗤ってる場合なんかじゃない
歯を食いしばれ
前を向け
そして抱け
誇りを もう一度
汚れたって 何したって
もう 構うもんか
決めたんだ
絶対に 捨てないと
どんなに埃にまみれていても
これは 俺の誇りだ
両手でギュッと抱きしめて
もう 失くさない
涙拭った顔を上げ
大きく息を吸い込む
覚悟ならできた
震える足を踏み出す
誰になんと言われようと
何度ボロボロにされようと
埃まみれの誇りを抱いて
今日も 俺は
生きる
[Dusty Pride]
日本語訳:埃まみれの誇り




