俺、最弱勇者になるそうです
遅くなってしまい申し訳ございませんm(_ _)m
俺TUEEEEEでは無くなるかもしれません。路線変更が多くて、誠に申し訳ございません。
俺は最初、何の冗談だ?と思った。しかし、何度受け付けの人が無駄に長い呪文を唱えても、俺のステータスはカンストしていた。やはり俺は勇者(笑)らしい。しかし、
「嫌です、働きたくありません。」
俺は勇者になることを完全否定した。
「そんなっ!それじゃあ困ります!!」
女性は、驚き半分、呆れ半分な目でこちらを見た。
しかし俺は、この人に対して好意を抱いては無かったので考えを変えずに完全否定した。決して、そんな性格だから彼女や友人がいなかった訳ではない。
「嫌なものは嫌だね。疲れるし、それにどうせ、勇者になんかなったら、王様の所に毎日毎日呼び出されてし死ぬかもしれない事を平然とさせられて、要らなくなったらポイッ。これじゃあ、地球より酷い。」
女性は黙ってしまった。その様子じゃあ、事実なのだろう。女性もここまで言われるとは、思ってなかったのか泣きそうになっている。
「で、でも!」
「でも何だよ。てか、その呪文、おかしいんじゃないの?大体、引きこもりのダメ人間が勇者なわけないじゃん。つーかさ、自分から、そんな危険な事をするバカがいると思ってんの」
俺は、少々キレ気味に言うと、女性はとうとう泣き出してしまった。するとその時、
「だれじゃあぁ~儂の孫娘を泣かした愚か者は?」
後ろにはいつの間にかヨボヨボの爺がいた。孫娘?……まさか、
「おじいちゃん!!」
どうやら、俺の悪い予感は当たってしまったようだ。
「お前さんか?我が愛しの孫娘を泣かした、つまり、神に喧嘩を売った大馬鹿者は?」
「神?こいつが?」
俺は、泣き止んだ受け付けの女性に指を指した。
「こいつ…じゃと?」
爺が額に青筋を浮かべそういった。が、次の瞬間、拳が飛んできた。
「ブギャッ!!」
俺は避けられなかった。爺の拳なんてたかが知れている。そう思ったのが間違いだった。
俺はあの一撃で立てなくなっていた。挙げ句の果てに見た目ヨボヨボの爺に唾をかけられた。
「神の儂にそんな事を微塵でも考えたお前の自業自得じゃ!しかも、儂の孫娘を泣かせるなど、これで済んだのは貴様のステータスがチート級だったからじゃな。仕置きに、ステータスを最弱にして、異世界にぶちこんでやる!!」
最悪だ。強制的にしかも、異世界に最弱で送られるなんて…
てか、あの爺の方が神なのかよ。身体が透け始めた。これが異世界転生なんだろう。
クソ爺がこちらを見て、今まで見たことの無いほど満面な笑顔で、
「じゃあ、頑張れよ、勇者ライフ。」
俺は、顔を引き攣らせ、
「チクショ~!!」
こうして、俺は異世界で第二の人生を送ることになった。クソ爺、覚えていろよ。
毎日投稿できたらいいな~程度です。