ダメ人間のハローワーク
長くなり、申し訳ございませんm(_ _)m
プロットなんかは全く考えていないので、途中で変える ことが多々あると思うのですが、なるべく変えないよう に完走したいと思います。
ダメ人間のハローワーク 覚えのないのに何故かここにいると気持ちが安らぐ。分かった、ここは天国だ。
俺は19であっさり死んでしまったが、ここで暮らすのも悪くないだろう。それならば唯一の家族である母親にも余計な負担はかけずに済むだろう。
ピンポンパンポ~ン
そんな事をふと思った時、チャイムがなった。
「お呼び出しです。前田 非就さん」、お呼びです。至急、私の所へ来てください。
声がする。てか、今呼ばれたのって……
「えっ!?」
俺は声が裏返ってしまった。突然呼び出されてここがどこだかも分からない状態で呼び出した人の所に行けって、正直無理だろ、と呟いた。しかし、その瞬間、
「あ、あれ?」
俺は不思議な感覚に襲われた。時間にして、一秒位だろう。しかし、俺にはとても長く感じられ、気持ち悪くなり、少しの間立てなくなった。
気分も落ち着き、立てるようになると、突然、ここがどこなのかが分かるようになっていた。しかも、呼び出した人の場所も分かるようになっており、俺はその人のいる場所へ走って行った。
長い廊下を走り抜け、ついに着いた。
大きな扉だ。俺はドアをノックする。
コンコンと音が廊下中に響き渡り、そのうちドアは勝手に開いた。
これは入っていいのだろうか?でも、開いたわけだし、入ってもいいのだろう。
「し、失礼します。」
一応挨拶はしておいた。
部屋はとても広かったのに、埃一つ無く、管理が徹底的に行き届いていて掃除が大変だなぁと思った。不思議と緊張はしなかった。
三分ほど真っ直ぐに歩いて、とうとう、声の主の場所にたどり着いた。
そこには、
「お待ちしておりました、前田 非就様」
めっちゃ可愛い女性が微笑みながら小さな椅子に座っていた。
その姿に俺、は一瞬、萌えてしまった。
俺の担当らしい女性は微笑みを崩さずに話し始めた。
「まず、あなたの職業適正について、いくつか検査をしたいと思います。」
「は?」
俺は間抜けた声で返してしまった。まさかのハローワークかよ。あの世でも、働かされるのか。
まあ俺は働いてなかったけど。
「その様子だと、ご存知無いようですね。まあ無理はありません。では、ご説明させて頂きます。」
女性は苦笑いをしながら、説明してくれた。
どうやら、今俺がいるここ、天国は人口が多くなりすぎたため、死んでしまった人を別の世界で生き返らせ、働かせることにより、別世界の人口を増やし、バランスを取っているらしい。いわゆる、移民計画。
職業は、死んでしまった人のもともと持っていた才能で決まるらしい。
俺は、説明をしてくれた女性に礼を言うと、
「仕事ですので。」
とだけ返された。
ちなみに職業に自宅警備員ってあるの?と聞いてみたけど無視された。
一通り話を終えた女性 は、突然真顔になり、
「これより、職業適正診断を行います。」
前編後編で分けていたのですが対して長くもなかったので、くっつけることにしました(--;)
もう少しここのやり取りが続きます。
ハーレム展開を期待した皆様(誰も見てないと思うけど)申し訳ございませんm(_ _)m
タグ詐欺にならないように気を付けたいと思います。