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前にノリアキが大城文具店で万引きしたとき、「オレがやらせた。」と言ってゲンセイはノリアキをかばった。


オレは大城文具店のおじさんに「ゲンセイは関係ない、ノリアキをかばってる。」と言った。

なぜゲンセイがそんな事をするのか解からなかった。


おじさんは「ゲンセイなんでウソついた。」とゲンセイに聞いた。


ゲンセイは「ノリアキの父ちゃんは基地クビキリになってから恐い人になってる。この事がばれたらノリアキが大変なるから、おじさんノリアキの父ちゃんに言わんで!」とおじさんにたのんだ。


おじさんは、「ゲンセイ、正直に言えばおじさんも考えるよ。ノリアキの父ちゃんもミノルーの父ちゃんもお前の父ちゃんも小さい頃から知ってる。ノリアキの事も心配だけど、おじさんが気にしてるのは、なんで自分のせいにした。そうしたら人助けしたと思ってるのか?お前の事、心配する人はいないのか?違うだろ、ミノルーはお前の心配してるさー。」ゲンセイは黙ってる。


「おじさんはこの事はゲンセイの父ちゃんに言わんといけん。」


次の日の朝ゲンセイを迎えにいった。「ゲンセーイ、学校行こー!」ゲンセイが出て来た。


オレは聞いた「たたかれたんかー?」

「シタタカ!」ゲンセイが答えて、ふとももの後ろを見せた。赤く定規の跡があった。

アチャー、ゲンセイの父ちゃんよー、悪い事してないのによー。と、ゲンセイの家を見るとゲンセイの父ちゃんがオレに手招きしてる。

げっ!オレもか?こわごわ、近寄った。


「ミノルー,お前はゲンセイの一番ドゥシィか?」オレはうなづいた。

「じゃー、ゲンセイがフラーな事したら止めてな、お願いするさー。」

オレは恐いから、訳もわからずただ、ウンウンとうなずいて、あとずさっていた。

それを見てゲンセイの父ちゃんは笑って、行ってイイよ。と言う風に手をふった。


「フラーな事したら、止めてな。」


今がそうじゃないか?


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