表
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tether
さぁ
今から
生きるも死ぬも
僕と一緒さ
僕の生きる道連れに
繋いだ心は
離さないから
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春 氷
儚い氷の様な
触れば壊れてしまう
感覚
微かな風の様な
優しさ残る感覚
凛とした薄氷の中
静かに春を待つ
柔らかな棘は
優しさの現れ
凛とした薄氷の中
静かに微笑む暖かさ
春氷に想いを委ねて
解ける今に
寄り添う春
春氷に想いを託して
破れる殻に
寄り添い
繋がる明日
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足 跡
歩いていこう
どこまでも
ここから
また始まって
見上げた空は暗く
雨は僕の体を濡らし
1人だと気付く体温
僕は言葉を探してる
風は荒れて
乾いた心は割れ
涙で浸しても
僕は言葉を探してる
存在の意味は言葉
足跡は生きている糧
いつしか足跡は増え
歩いていこう
どこまでも
ここから
また始まって
少しずつ
手が触れる
温かさを知り
皆の言葉が
僕を形成していく
涙は意味を変えて
生きる足跡は
歪んだ道にも
確かに残して
皆の言葉は
皆の足跡は
暖かな笑顔をくれた
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黄 昏
霞んでいく情景が
愛の意味なら
二度といらない
私が
手を離すなんて
思わなかった
自惚れはいつから
生まれたのか
耐えことだけが
本当の意味ならば
私は喜んで放棄する
嘘で誤魔化す未来が
二人なら
笑顔で貴方を消せる
私が手を離すのは
傷つけあう感触に
もう
耐えられないから
心は無くなり
涙は枯れ
黄昏に沈んだ
春の終わり
霞んでいく情景に
愛など
二度といらない
そう願う
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Reality
暗い部屋
くだらないTV
汚染された
明後日の会話
自分だけは違うと
履き違えた
アイデンティティ
雨の土曜日
明日の予定も
決められないまま
未来を嘆くが
薬が無いと
眠れず
安心をくれない
日曜日
自分だけは
大丈夫と自他に
言い聞かせ
何度も押し続ける
新着メール問合わせ
あぁ
今日もまた
刹那主義を気取り
あぁ
明日もまた
癒えない時を
生きていくだけ
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灰
見渡しても
悲壮な感情の群れ
息を殺して
通り過ぎるのを待つ
痛い時間
高架線の下で
猿が首を吊る
憐れみの裏で
舌を出す少年少女
人間の尊さを
守ろうと書かれた
看板に
鴉が唾を吐く
倒しても
転がり続けるほどの
そんな強さを
目の前にしても
冷めた眼で
息を殺すことしか
出来ない
腐りきった僕の果て
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line
少女が手にした秩序
核心に迫るは
揺れ動く理性と
乙女心
いつまでも
走り続け
心描く線を
超えるまで
叫び続けろ
少女が手にした象徴
さぁ 歌え
少女が手にした拳銃
さぁ
祝砲をあげよ
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カニバリズム
お腹の中のあなたが
少しずつ
消えていきます
私を生かすため
しかし
二日もすれば
綺麗に無くなるから
さよなら
無惨な愛の形も
お腹に入れば
皆同じ
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椿
花は揺れて
愛を思い出す
近くにいる人は
冷たく
遠いあなたは
優しく触れる
見た夢は儚く
明日には枯れる
知らずのうちに
種を蒔く行為に
呆れて笑う
夏の雨
あなたの側に
咲くことが罪なら
どうか土と共に
抉り取ってください
赤い花が揺れる
夢を見た
儚さは
未だ続いていく
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紫陽花
雨に触れ色染まり
まるで心模様
この想いに
眩めく紫陽花が
泣いている
やがて枯れて
嘘になる




