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第2話 ギルドでの大乱闘

 ギルドに戻った轟と女魔術師。


 轟が受付にゴブリン退治を報告に行くが、他の冒険者が轟の足を引っかけようとしてくる。


「なんでぇ、バット折りの蹴りが見てぇのか?」


 轟は足を出した冒険者のすねに下段蹴りを喰らわせ、冒険者は足を骨折して、のたうち回る。


「轟、てめぇ!」


 ギルド内の戦士や魔術師など、多くの冒険者たちが轟と一触即発になる。


「轟さん、ヤバいですよ、喧嘩になりますよ!」

「喧嘩上等よ! こんな大人数とやるのは歌舞伎町でヤクザと喧嘩した時以来だぜ!」


 轟は女魔術師を後ろにさがらせると、ギルド内の冒険者たちと乱闘を始めた。


「オラオラ、そんなんじゃ黒帯取れねぇぞ!」


 轟はギルド内の冒険者たちを次々と拳と蹴りで打ち倒していく。


「おい、オッサン調子に乗るなよ!」


 そこに騎士の大男が現れ、轟に向かって剣を構える。


「おいおい、あんちゃん、そんなでけぇ図体があるのに、鎧に守られて、赤ん坊さんみてぇだな!」

「舐めるな、この野郎!」


 騎士は轟目がけて剣を振りかぶるが、轟は騎士が振りかぶったところに飛びこみ、鎧の上から正拳突きを連打し、騎士はそのまま気を失い倒れる。


「いいかお前ら! 魔法だの剣だのてめぇの体も鍛えねぇで楽しようとするから、お前たちは弱いんだ! 明日からここで俺が稽古つけてやる!」


 轟はテーブルに置いてあったビールの先っぽを手刀で斬り飛ばすと、そのままビールをラッパ飲みし、受付にゴブリン退治の報告を済ますと、宿屋へと帰っていくのであった。


 そして翌朝……


 轟に負けたギルドの冒険者たちは朝の6時からギルド前で空手の稽古をすることになった。


 ギルドの入り口には『一撃會館』という看板が付けられ、轟は冒険者たちから『館長』と呼ばれるようになる。


「いいかお前ら、これからは鎧も魔道具もなしだ。この『一撃』という字が入った

道着を配るから、己の肉体を極限まで鍛えろ!」


 当然、女魔術師も魔法の杖を轟の蹴りで粉砕され、マントや帽子も没収となり、白い空手道着が渡されたのであった……。

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