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(1)-2 あらすじ

 トロイア(イリオス)に攻め寄せたギリシア軍(アカイア勢などと呼ばれる)の総帥アガメムノーンは、ギリシア軍第一の英雄であるアキレウスから捕虜の女を強引に奪い取ってしまい、アキレウスは激怒して戦闘を拒否する。これを哀れに思った母で海のニンフ(女神、あるいは精霊)のテティスは、ゼウスに息子アキレウスの名誉回復を懇願する。思案の末ゼウスは、一度ギリシア軍を窮地に追い込むことで、活躍の場を用意することとした。

 ゼウスが送った偽りの夢によってアガメムノーンは戦闘の再開を号令し、ギリシア軍はトロイアに進軍、両陣営に肩入れする神々もまたそれぞれ影に日に力を貸す。当初はギリシア軍が優勢だったが、ヘクトールの剛勇によってトロイア軍が圧倒し始め、ついにギリシア軍は海岸の船陣まで追い詰められてしまう。なおも戦おうとしないアキレウスを見かねた親友のパトロクロスはアキレウスの武具を身に着けて(積極的にアキレウスと見せかけようとしたわけではない)出陣し、トロイア軍を蹴散らす。しかし神々の介入もあってパトロクロスは戦死、アキレウスの武具はヘクトールに奪われる。アキレウスは嘆き、ついに出陣を決意。アガメムノーンと和解すると、テティスが鍛冶の神ヘーパイストスに頼んで作らせた武具を纏う。

 アキレウスの剛勇はトロイア軍を圧倒、次々に将兵を血祭りにあげ、ヘクトールをも倒し、その遺体を持ち去る。ギリシア軍の陣営ではパトロクロスを葬送する競技会が行われるが、その後もアキレウスはヘクトールの遺体を引きずり回して傷つけ続ける。そんな中、トロイアの王でヘクトールの父プリアモスは、アキレウスの陣営を密かに訪れ、遺体を返すよう懇願する。アキレウスはそれを受け入れ、葬儀の間攻撃しないことを約束し、トロイアではヘクトールの葬儀が行われる。

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