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第49話『満腹のお昼時』



 

 それからも、一組、また一組とこの薬膳エルフ料理サングリラへとお客さんが入って来た。スイは通信水晶で、ミンスタとやらを確認しているがスイは驚きながら


「フロイラさん!シェアがシェアを読んで30,000『ヨキ!』越えましたよ!しかも、みんなサングリラに行きたい!って書いています!」


「そんな全員が来る訳じゃないけど。ここのお店は料理が美味しいから、ちょっとの宣伝でお客さんも口コミで拡げてくれるよ。どんなに美味しくても、食べないと判らないからね。」


そう言うと、フロイラとスイもシャーベットを食べ終わると会計を済ませて店を出る事にした。5人で色々と食べたにも関わらず、この店の会計は12BG(ビットゴールド)であった。私はレートとして(1BG(ビットゴールド)=500円)ぐらいの感覚である事に気付いた。会計の時にフロイラは


「あんなに食べたのに12BGなんてコスパ良過ぎ!」


と驚いていた。この薬膳エルフ料理のサングリラは本当に当たりだったと思いながら私は店を出た。とりあえず、コルシカとメーブナと合流しようと思い。ラーメン屋の所まで戻ったが、コルシカとメーブナはまだ並んでいた。


 仕方ないので、私達は少し離れた場所でコルシカとメーブナを眺めていたが。特に面白い事も無いので、ネーコヤの街を色々と探索することにした。しかし、今はみんなお腹いっぱいである為に特に何にも興味が湧かずに私達はダラダラ歩いていたので。スイは


「フロイラさん、この辺で遊ぶ所って無いんですか?」


「この街はグルメの街だから、食事する所以外はそんなに無いんだよねー。」


と、他愛も無いやりとりをしていると。広場が在り、ベンチが在るのでそこで休憩する事にした。まだ、やっと昼になったぐらいで。こんなにもダラけて良いのだろうか?いつもなら会社のソファーで待機か、戦っているかのどちらかなのに。そう考えると私は凄く罪悪感に駆られた。それを見抜いたのかライアは


「ボルガンダよ。戦士にとって平和とは退屈なものだな。フロイラ、私とボルガンダでちょっと腹ごなしに街の外へ行っても良いか?」


と、私とフロイラに話し掛けた。フロイラは少し考えて


「せっかくのお休みなんだから、ゆっくりして欲しいけど。行きたいなら良いよー。でも夕方の6時までには帰ってきてねー。」


そう言うと。ライアは嬉しそうに私の背に乗り街の外へ出る事になった。私はライアの体調の戻りから、薬膳エルフ料理の効果に少し感心した。そして、私は翼を広げて空へと飛び上がった。


 それを見ていたフロイラは、スイの肩をチョンチョンと突っつき。ニヤリとして


「ねーねー。ライアさんってさ。やたらボルガンダちゃんと二人きりに成りたがるけど、やっぱりあの一件以来ボルガンダちゃんの事が好きなのかな?」


と喜んで話して。それにスイも


「やっぱりフロイラさんもそう思います?何かわたしも、そうじゃないかとおもってたんですよ!」


と二人で盛り上がっているのを、ゲツは大人しく見守っていた。そして、上空には街から離れるボルガンダとライアがゲツの目に映った。



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