幼なじみの主人公さの片鱗が見えた、気がする
なんとか今日中に投稿することができました…!
なんやかんやで外に行けることになった。
初めての外だ!散歩だ!ふおおおお!
いやいやいや、初めての外だよ?興奮するじゃん。
しかも、自分の足で歩けるんですよ?これはもう興奮するしかないじゃないですか。
「はぐれちゃうとダメだから、宥香は私と、奏太君は紫織さんと手をつないでね」
そう言われて、私は素直にお母さんと手をつなぐ。
さあ、これで出発だ!と思ったら違った。
どうやら、ソウ君がママさんではなく私と手をつなぎたいらしい。片方私、片方ママさんでよくね?と思ったけど、それだったらお母さん、私、ソウ君、ママさんっていう感じで道をふさいでしまう。
……語彙力がなくてゴメン。
お母さんたちもできればそうしたいようだけど、このご時世何があるかわかんないし、一人はこっちに来たばっかりでここの土地勘など、皆無。 うん。確かに心配するわ。
「奏太はママと手をつなぐの嫌になっちゃった?」
ママさんがソウ君の目線に合わせて聞く。ソウ君は、フルフルと頭を振った。
「ううん。おかーさんとてをつなぐのは、すきだよ!でもね、きょうはゆかちゃんとてをつなぎたいの!……ダメ?」
えっ、かわいい。あざとい。かわいい。
ソウ君の顔で上目遣いとかかわいいでしかない。
こう、なんていうの?きゅるんって感じ。とりあえずかわいい。
そういや、ママさんは自分のことママって呼んでるのに、ソウ君はおかーさんって呼んでるんだなぁ。
まぁ、家では知らないけど。
と、ぼけーっと考えていたら何やら話し合い的なやつは終わったらしい。
私とソウ君が手をつないでその前と後ろにママさんとお母さんがいるっていう歩き方をするらしい。
ママさんが先頭に立って道案内をし、後ろからお母さんがついてくるっていう感じかな?
よし、問題も解決したところで、お散歩に行きましょう!
「この道を通ると、あそこのスーパーにとっても近くなるのよ。それにね、おいしいパン屋さんがあるのよ」
「あら、そうなの?今度そのパン屋で買い物してみようかしら」
と、親同士がほのぼのと会話している。
ここまで来るのにいろいろと案内してもらった。この道は近道だ。とか、あのスーパーは何曜日が安いだとか。私はそれを聞きながらきょろきょろとあたりを見回す。
そうしていると、くいっと服を引っ張られた。言わずもがなソウ君だ。
「どうしたの?なにかあった?」
「ここにはね、いつもねこさんがいるんだよ!それにね、きれいなおはなもさいてるところもあるんだよ!」
キラキラしい笑顔で教えてくれる。
「へー、ねこさんがいるんだね!わたしもみれるといいなぁ」
「きっとみれるよ!こんどまたいっしょにいこう?」
「そうだね!」
と、ソウ君もお気に入りの場所を教えてくれる。
そうして、また歩いていると花屋があった。
色とりどりの花が咲いている。というか並んでいる、と言ったほうが正しいか。
「ねぇ、おかあさん。このおはなきれいだね」
「そうねぇ。宥香はどんなお花が好きなの?」
どんなお花か……。うーん、とお店にある花を眺めた。
カスミソウとかバラとかラベンダーとかいろいろな花が置いてある。
ありきたりな感想だけど、どれもきれいだ。
花を見ていると、ふと一点で、目が留まる。
胡蝶蘭だ。
そういや、胡蝶蘭って、仕入れ値が3000円くらいだけど売ってるのって5000円くらいになるんだっけ。
ラッピングとかの代金とかひっくるめてこういう値段になるらしい。
だいたい仕入れ値の二倍の値段で売られるんだっけ?っていうかこれ誰に聞いたんだっけ。
うーん。思い出せん。 ま、いっか。
「ゆかちゃんなにみてるの?」
ソウ君が話しかけてきた。
「あのおはなだよ。こちょうらんっていうんだって。はなことばはね、しあわせがとんでくる、じゃなかったかな?」
そう会話しているとママさんが話しかけてきた。
「あら、宥香ちゃん。花言葉を知ってるなんて。どこで知ったの?」
あ、やば。何とかしてごまかさないと。
「え、っとね、ほんとかしんぶん?でよんだんだー」
「ゆかちゃんは、おはながすきなの?」
え、どうだろ。花言葉は多分好きだったんだと思う。結構出てくるし。
「すき、かな?」
かな、なんて曖昧な言葉になってしまう。
「ふーん、そうなんだ。じゃあ、ぼくがおとなになっていっぱい、いーっぱいおかねをかせげるようになったら、ゆかちゃんにおはなをぷれぜんとするね!」
と、にっこり笑っていった。
ソウ君ってなにげにポイント?ってか彼氏力?が高いんだよなぁ。
さっきの花の件もそうだったけど、さっきから道路歩くときとか右側歩いてくれるし。
さすが主人公だわ。
あれ?でも、主人公っていってもソウ君ってBでLなゲームのが最初につくよね。
はっ……!ソウ君ってまさかのスパダリと言われるやつなのでは?
いや、スパダリの意味知らないけど。
「今日は楽しかったわね。また、みんなでお散歩とか行きたいわね」
と、ママさんが言う。
そしたらソウ君も
「たのしかったね、ゆかちゃん!こんどはふたりでいこう!」
「うんっ!わたしもいっしょにいきたいな」
「あら、でもまだ慣れていないんだから、ふたりではダメよ」
とお母さんが笑いながら言う。
初めてのお散歩はとっても楽しかったです。
……でも、ソウ君ってほんとうに主人公なのかな?
なんかギャルゲーとかそういう感じの主人公って感じがするけど。
まぁ。ソウ君がどんな人を選んでも私は応援するからね!
作者はサクラソウが好きです。
あれは、めっちゃ写真いい感じに撮れるんですよ!気になった方は画像検索してみてください。




