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雨だね

お久しぶりです。

初感想いただきました!うれしい。

しかもブクマも50件いってダブルで嬉しい。

みなさんも送ってくれたら嬉しいです(露骨に催促)


パラパラと雨が降る音が聞こえる。

季節は六月。どうやらここら辺は梅雨入りしたらしい。天気予報で聞いた。



携帯で天気予報をチェックし、雨量の多さを調べる。どうやら結構降るそうだ。


今日、カバン重いんだよなぁ。駅まででいいから送ってほしい。


そんな私の願いも叶わず、学校には歩いていくことになった。


重たいカバンを持って、玄関に向かう。

ドアを開けて、傘をさして歩き出すとお隣の田島家からも人が出てきた。

言わずもがな、ソウ君だ。


一緒の時間に家を出て一緒の学校へ向かうのも、もうずっと変わらない。

さすがに高校生になったら変わるかなって思ったけど高校が同じだもんね。

行先が同じなら時間帯がかぶっても別々に行く必要なくない?ということで、私たちは今も一緒に学校へ行っている。


「おはよう、ソウ君」

「ああ。おはよう宥香」

「今日はすごい雨らしいね。今は小雨だけど、私たちが帰る時間くらいって雨やばいらしいよ」

「今週はずっと強い雨らしいぞ」

「えぇー、それは嫌だなぁ。ここから駅までって十分くらいかかるよね。絶対濡れるよー。スカートとか濡れて気持ち悪くなりそう」

「そ、そうだな。まぁでも瀬古なんかは確か駅まで三十分くらいかかるって言ってたからあいつのほうが濡れて学校に来るんじゃないか?」



私の気落ちした声にソウ君は少し声を震わせながらそう答えた。

傘で顔がわかんないけど、絶対笑ってんじゃん!


ていうか瀬古君って結構遠いとこから来てるんだね。中学の頃って家が近いとか言ってた気がするんだけど……。

あ、そうだった。私たちが通っていた中学と北波って確か反対方向にあるんだった。

だから遠くなって当たり前か。


そこからはソウ君とのんびりとしゃべりながら学校に向かった。








 学校に行くときはまだそんなに雨は降ってなかった。

傘をたたんで、ソウ君と並んで教室に向かう。


ちなみに私たち一年生の教室は三階だ。二年生は四階で、三年生だけ、校舎が違う。


なんでこう学校って、クラスとかよく授業で使う教室とかは三階とかけっこうのぼらないといけない階にあるのかねぇ。

もっといい感じのところに設置するべきだよ。きっと。



そろそろ足がきつくなってきたぐらいで教室に到着した。ソウ君の席も私の席も後ろ寄りにあるので後ろのドアから入る。

といっても、ソウ君の席と私の席は一列机を挟むから、それほど近いというわけでもない。


視界には入るけど自分の席に座ったまましゃべるのは難しいくらいの遠さ?っていう感じかなぁ。


「あ、宥香。おはよ」

「おはよー。真悠子今日も早いねぇ」


先に来ていた真悠子に挨拶をする。

真悠子は中学の頃から学校にくるのが早かった。なんでも、ご両親のどちらも仕事で朝が早く、家にいてもすることがないため、早く学校に来ているそうだ。


「そう?慣れちゃえばそんなに早いとは思わないよ。それに、電車で席簡単に見つけられるしね」

「へー、そうなんだ。やっぱさぁ荷物が多かったり教科書が重かったりするときは座れるとやった!って思うよね」


ほんとそれわかるー。と同意する真悠子。


さっきの真悠子の話を聞いて、私も早起きしてみようかなと思ったけど絶対に起きれないわ。

…むしろ目覚まし止めちゃって寝坊する気しかしない。


寝ぼけて目覚ましをスヌーズにするのでもなく、解除しちゃったときはほんとに焦る。

学生の今は、時間になっても下りてこなかったら、お母さんが「宥香ー!」って一階から起こしてくれるんだけど、社会人になったり一人暮らしはじめたらそうはいかないよね。

……もうずっと家に住んで、そこから職場とか学校に行っちゃう?

って、一人で起きれないとかダメじゃん!


とかなんとか考えていたら、真悠子に笑われた。なんでだ。謎だ。

…どうやら百面相していたようで。




と、真悠子や席の近い子としゃべったり教材を机の中に入れたりしていたらいつのまにやらHRの時間に。

ふと、音がして窓の方へ顔を向けると雨が降っていた。けっこう強めの。

帰るときには止んでくれてたら嬉しいなぁ……。


一時間目。

さっきと変わらず強めの雨。まぁ雨が降ったの確認したのってほんの十数分前だしね。そんなに変わらないはず。

二時間目。

ちょっと弱まってきた?

三時間目。

ポツポツって感じでこれなら止むかもって思えてきた。


これからどんどん雨が止んでいくだろうっと思った矢先の四時間目。なんかいきなり雨足が強くなってきた。そして昼休み以降はもうザーザー振りの雨ですよ。


しかも、なんだっけ?結露っていうの?がでてきた。ほら、雨が強かったら階段とか廊下とか滑るじゃん?あれあれ。 それで滑った。

転ぶ!って思ったんだけど、ソウ君が後ろから支えてくれた?から事なきを得ました。

さらっと助けてくれるなんてさすがだよ!ソウ君!



そして下校時刻。

雨は未だに止まない。雨を止むのを待とうにもいつ止むかわかんないし、いつも乗ってる電車逃すと人が多くなってくるんだよね。晴れてたなら別にいいんだけど、雨でぬれてるから人が少ないときに乗りたい…!


学校から駅までは十分くらいかかる。そこまでにどれくらい濡れずに済むだろうか……。

あ、今ちょっと弱まってきたかも。

帰り支度を終え、ソウ君に話しかける。


「ソウ君、ソウ君、さっきより雨弱いから今のうちに駅まで行こう?」

「ああ、そうだな。この時間なら三十七分の電車に乗れる」



昇降口まで来たらカバンを抱えなおし、急ぎ足で校舎をでる。あくまで急ぎ足だ。走ったら靴の中に雨水が入ってくるかもしれないじゃん。

そうそう、小学校と中学校は運動靴っていうの?あのスニーカータイプだったからすぐに雨水が入ってぐしょぐしょになったんだよねぇ。しかも次の日も学校だったから、帰ったらすぐに靴に新聞紙つめてさぁ。あれし忘れたら次の日履いたときになんともいえない感じがして……。

でも今はローファーだから水たまりに入るか、相当な雨量が靴に集中するかしないと中学のときみたいにぐしょぐしょに濡れることはなくなった。


と、いろいろ考えていたらもう駅についていた。やっぱ考え事とかしてると時間が早く感じるよね。

駅に着いた時間は三十分ちょっと過ぎ。これなら予定していた電車に乗れそうだ。


ホームに入ってソウ君としゃべっていたらすぐに電車がきた。

乗り込むと雨だからか少しだけ人が多く感じる。席には座れないけど、二人で並んで立つくらいのスペースはある。


「この電車逃さないでよかったー。でもちょっと濡れちゃった。家に帰ったら制服乾かさないと」

「ちょっと人は多いけど、これ逃したらもっと人が乗ってくるし、学校出るとき雨が少し弱まってラッキーだったな」


とりとめのないことをしゃべっていると、不自然にソウ君の言葉が固まった。


えっと…どうしたんだろうか。

それになんか、顔も赤い……?


「そ、ソウ君?顔赤いけどどうかしたの?」

「あ、いや、制服……」

「ん?制服?」


制服と言われて、自分の姿を見下ろす。

あ、ちょっと透けてた。雨に濡れたからかなぁ。でも漫画みたいに下着の色までがっつり透けてるとかじゃなくて、肩口から鎖骨くらいまでの部分がちょっと透けてるっていうぐらいだ。


「これくらい大丈夫だよ?」

「宥香が大丈夫だとしても俺が大丈夫じゃないっていうか……」


「もうブレザーを着る時期じゃないし、体育は今日なかったから体育服持ってきてないし、ああ、今だけこれ首から掛けといて!」


ソウ君は、カバンの中から大きめのスポーツタオルを取り出し私にかけてきた。

誰も見てないと思うんだけどなぁ。


今日私の中にソウ君は過保護説が浮上した。


最後のシーンがかきたくて書いたお話。

けっこう長くなっちゃいました。3000文字超えちゃったんですよね。いつもより500文字くらい多め。

小説書くときは書きたいシーンが浮かんでそれに合わせて話をつくるんですが、いつも書きたいシーンの描写がとても少なくなる謎…


そういえば、拙作「伯爵令嬢は盲目です」のブクマと評価?ポイント?がゆるやかに伸びてるんですよ。久しぶりに読み直したら、読みにくいことこの上なかったので近いうちに改行すると思います。


長くなりました。暑い時期なので皆さまお体ご自愛下さい。

これからもよろしくお願いします!

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