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今日から高校生

本日は晴天なり。


今日は北波高校の入学式だ。

新しい制服ってテンション上がるよね!それがかわいいかったら尚のこと。


あー、リボンタイ?ちょっとばかり形がいびつだったからお母さんに結んでもらいました…。

こ、今度こそはきれいに結べるようになるんだから!


と、私が闘志を燃やしていると


「宥香、準備できた?入学式いくわよ」

「はーい、わかったー」


おっと、もうそんな時間なんだね。

えっと、今日は何もいらないらしいから筆記用具とクリアファイルくらいでいいかな。


私は学生カバンを持って階下に降りる。

そしてそのまま玄関に荷物を下ろした。

そのままローファーを履いてどこかおかしいとこはないか、見える範囲でチェックする。


んー、大丈夫かな。


「車回してくるから、紫織さんと奏太君呼んできて」

「りょーかい」


私たちが今日から通う北波は、入学式とかの日は車の校内乗り入れokなのだ。

家も隣だし、高校も同じだから合同で行こう!みたいな感じで里見家と田島家が一緒に行くことになっていた。

まぁ、今日はどこも入学式だし、電車に乗っていくより、車で行ったほうがはやい。

ここから北波までは、車で行くと三十分くらい。電車+徒歩だと四十分から五十分くらいかかる感じ、かな?



外にでて、田島家のインターホンを鳴らす。

でてきたのは紫織さんだ。


「おはよう!紫織さん!」

「おはよう、宥香ちゃん。入学おめでとう。制服も似合ってるわ」

「ありがとー。あれ?ソウ君は?」

「奏太ならもうすぐ来るわよ」


ふわふわほのぼのと紫織さんと会話していると、がちゃりとドアが開いた。

言わずもがな、ソウ君だ。


おおー、かっこいい!この間ソウ君の制服姿を見たけど、やっぱり似合ってるなぁ。

さすが、イケメン。イケメンは何を着ても似合うってことか。

バックに花が散ってそう。 実際は散ってないし、花も咲いてないけど。


ちなみに男子の制服は女子とそんなに大差がない。

色が同じでパンツスタイルになり、女子はリボンタイだったのがネクタイに変わっただけだ。


いや、でもほんと似合ってるわぁ。

少しばかり見惚れる。


「おはよう、宥香」

「ソウ君、おはよー!制服似合ってるね!思わず見惚れちゃったー」

「っ!…あ、ありがとう。宥香も制服似合ってるぞ」

「ほんとー?嬉しいな」


それからは里見家(うち)の車に乗って、高校に向かった。






「やっぱ高校って大きいねぇ」


車から降りて一言。


「あぁ。そうだな。母さん、美香子さん。クラス見に行ってくる」

「いってらっしゃい。私たちは後ろの方にいるからクラスがわかったら報告に来るのよ」

「わかった。宥香、行くぞ」




そう言って私たちはクラス掲示がされているところまで来た。

来た、はいいんだけど……。

ひ、人が多くて全然見えない……!

いや、別に身長のせいじゃないから。ほんとだから!


「クラス見てくるから。そこで待っといて」

「わかった…」


そう言って私の頭をポンっと叩いたソウ君は人が集まる掲示板の方へと歩いて行った。

……ソウ君と同じクラスか、知ってる人と同じクラスがいいなぁ

同じ中学からは二十人くらいここにきてるらしいけど、あんまり知らない人だったら嫌だな。



ぼーっと考えていると、宥香、と私を呼ぶ声が聞こえた。

「あ、ソウ君。おかえり」

「ただいま、宥香。俺たち三組だった。橘と瀬古も同じクラス」


ソウ君にしてはニコニコの笑顔だった。ほほ笑むとかそんなんじゃなく。

瀬古君と同じクラスだったから嬉しいのかな?

まぁなんであれ、ソウ君とか真悠子とかと同じクラスなのは嬉しい。


「ほんと!?ソウ君と真悠子と瀬古君と同じだなんて嬉しい!これからもよろしくね」

「俺も宥香と同じクラスなのは嬉しい。よろしくな」


そうやって会話していると、掲示板の前がだんだんと少なくなってきた。


よし、私もクラスにどんな子がいるのか見たいし、見に行こうかな。

ソウ君は、お母さんたちにクラス報告しに行った。


そうして掲示板の前にくる。

確か私は三組だから、えっと、三組は誰がいるのかなっと…


上から下へ名簿を見る。

よかった。出席番号もみんな近い。

知っている人がいないか探していたら、「ゆーかっ」と私を呼ぶ声がした。


この声は……。

「おっはよう!」

「おはよう真悠子。朝から元気だね…」

「今日から高校生じゃん?だからだよー。あ、クラスどうだった?」

「なにその理由…。あ、クラスはね、私とソウ君と真悠子と瀬古君同じだったよ!」

「ほんと!?宥香と一緒とか嬉しいんだけど!」

「私も!」


そういいながら、掲示板の前でキャーキャーはしゃぐ私たち。

と、はしゃいでいたら、お母さんたちへの報告が終わったソウ君がこっちにやってきた。あ、隣には瀬古君がいる。


「瀬古君もよろしくー」

「おう!よろしくな!」


いやー、友達がいてよかったよ、ほんとに。

と、私たちが話していると、里見さん?と声が聞こえた。

振り返ってみると、そこには三崎君がいた。


「三崎君、合格おめでとー」

「ありがとう。里見さんもおめでとう。僕は三組だったけど、里見さんは何組だった?」

「私も三組だったよ!三崎君も三組かー。これからよろしくね」


そういうと三崎君は、こちらこそ。と笑って返してくれた。



よし!初めての(前世らしきものは覚えていないのでノーカンということで)高校生活楽しもう!と私は心に決めるのだった。



ちなみに、入学式の時は寝なかったけど、帰りの車の中でソウ君にもたれかかって寝ていたようだ。

ソウ君、ゴメン。

帰りの車の中

「なぁ、宥香。三崎とはいつ知り合ったんだ?」

「三崎君と?体験入学のときだけど」

「そうなのか」

(どうしたんだろ?っていうか、車の振動がいい感じに眠気を誘う…!寝よう…)

「うわっ!……なんだ寝てるだけか。しょうがない奴」

そう言って、微笑みながら宥香ちゃんの頭をなでる奏太君がいたとかいないとか。



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