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第二話 自己紹介

趣味とはいえ、あまりにも遅すぎですよねすみません。言い訳させてください。イべn...リアルが忙しかったんです...(´ε`;)


 ヘティシアとネリネの二人はしおりの地図をもとに、自らの教室となる第0魔術教室にたどり着いたのだが、


「まったく、なんだってこんな日当たりの悪いところに教室があるのかしら」


「うん、不思議、だね?」


 そこは日光があまり入らないような場所に位置し、春も半ばだというのに、少し肌寒く感じるほどだった。


「まぁ、でも我慢する他ないわね。」


「そうだね、ここが私たちの教室だもんね」


 二人はそんなことを言いながら教室の中へと足を踏み入れた。するとすでに何人かの生徒がいて、

教室は階段状に席があるいわゆる講義室というタイプであった。席は自由なのか、生徒たちは好きなところにまばらに座っている。


「うん?君たちもこの教室なのかい」


どこに座ろうか探していたところ先に来ていた金髪の男子生徒が声をかけてきた。


「えぇ、私たちもこの教室に振り分けられた生徒だけど。それがなにか?」


「あぁ、いや、別に他意はないんだ。単純に気になってね。気を悪くしたならすまない。」


「あ、いや、こっちこそごめんなさい。失礼な言い方だったわ」


そんなやり取りをしていたら、


「ふわぁぁぁぁぁ、よく寝た。今何時って、うぉあ!?生徒がもういる!?」


いきなり教室の中にあった入室禁止の張り紙が張られた扉の向こうから男が出てきた。口ぶりから察するにこの学院の教師らしい。





「あぁ...第0魔術教室室長、レイ=サ―ヴェストだ。この教室の担任講師で、これから4年間お前たちに魔力コントロールの訓練と、魔術運用の訓練を担当する。まぁ、実技担当ってこった、何か質問は?」


男、いやこの講師はなんとヘティシアたちの担任であった。レイの説明によると担任といっても簡単な連絡事項を伝えるだけで、授業はその道のプロたちがしてくれるとのこと。


「はい、質問いいですか」


質問をした生徒は先ほどの金髪の男子生徒だった。


「おう、なんだ」


「この教室にはなぜこれだけしか生徒がいないのですか?人数があまりに少なすぎると思うのですが」


 そう、なんとヘティシアたちが入った後に来た二人で教室の生徒は全員そろったのだとレイは言ったのだ。


 その人数、総勢11人。200人の生徒のうちたったの11人だ。7つも教室があるとはいえあまりにも少ないだろう。


「その説明だが後にする。質問させといて悪いがまずは自己紹介からだ。質問の答えはこれが終わればわかるやつも出るんじゃねぇかな。あ、名前はもちろん、自分の魔力属性とかは最低でも言えよ」


 そう言い、レイは生徒11人の自己紹介を始めさせた。


 まずは金髪の男子生徒からだ、

「僕はギルバート=ライトニング。属性は『聖炎』です。この学院来たのは兄に憧れ、立派な魔術師になりたかったからです」


「ん、ライトニングってあの魔術貴族のか?」


「はい、僕はその次男なんです」


 ライトニング家というのはこの国がまだウェルギス王国だったころから王族に仕えてきた忠臣の一つで、魔術の才が高く、魔術貴族と呼ばれるほどである。その家の現当主、ロバート=ライトニングは優れた光属性魔術師であり、その長男、つまりギルバートの兄もまだ23と若いのにもかかわらず、王家に仕える魔術騎士団の第2部隊の副隊長を任されている。ちなみにギルバートの兄もロバートもこのエルトニア学院の生徒であった。


「そうか...あ、時間も限られてるし人数が少ないとはいえ急がねば、次はそこのツインテールな」


「名前は、エリー=フロスト。属性は『獄氷』」


「うん?そんだけか?」


「特に話せるものもない」


「そうかじゃあ次は...」


 そうして9人の自己紹介が終わり、


「うし、じゃあ次そこの白髪はくはつ


「はい。私はヘティシア=オーフェン。属性は『無』です」


「は?オーフェンってあのオーフェンか?」


 ビクッ


 そんなことを口にしたのは先ほど聖女と同じ『聖流』属性だといった貴族の男子生徒だった。


 オーフェン家。当主の名はエルベスト=オーフェン。60年前、現当主の父親、先代アルネア=オーフェンが貴族の位を授かった新興貴族である。貴族としての歴史は浅いが、魔術が確立してからはその一族が出てこない時代はなかった。しかし、そんな家の生まれであるにもかかわらず私には魔力に属性がなかったのである。

学校のテストも今学期はもうないのでガンガン書いていきたい(願望)

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