異世界転生〜俺、金髪美幼女になりました。〜
俺、金剛大志16歳。身長2メートル15センチのちょっと大柄な高校二年生だ。自称フツメン他称ブサメン。ご近所さんにはヤクザと言われ、女の子にはオークと呼ばれる。俺は自分の容姿が大っ嫌いだ。この身体のおかげで実害は何もないものの、毎日オークと呼ばれ避けられる続けるのは、精神的にクルものがある。授業に真面目に取り組もう物なら先生から怯えられてしまう。
そんな俺が唯一居場所を得られたのが柔道部だ。あそこでは体つきが良ければそれが良さになる。中学まで帰宅部だった俺を、柔道部に勧誘してくれた顧問の先生には感謝しきれない。
そんな先生に恩返しをするために、俺は今日も部活に励む。ストレッチをした後、基礎トレーニング、いろいろした後、実践形式の組手をする。正直に言ってしまえば、俺は高2にして我が高の柔道部随一の実力者だ。それが油断を産んだのだろうか?
身体が宙に浮く。まずい投げられる。そう思った時にはすでにどうしようもなかった。すぐに受け身を取る体制を取り、衝撃に備える。
しかしながら予想していたような衝撃が身体に来ることはなく、気づけばどこともわからない湖のそばにいた。ぶかぶかな柔道着を引きずりながら湖に近づいてみると、その水はめったに見られないほど澄んでいた。一旦落ち着こうと、長く鮮やかに金色をした髪の毛をかき上げ、袖をまくり顔を洗う。
袖で顔を拭うと少し顔がヒリヒリする。そして目をゆっくり開けると、水面には信じられない光景が写っていた。美少女、いや美幼女っていった方がいいか? 俺が手をふると、湖面の彼女も手を振り、俺が俺の顔をぐにぐにと手で動かしてみると、彼女も同じように動かす。うむ。現実逃避はやめよう。俺は金髪ロリになっていた。視線の高さ的に145,6cmぐらいだろうか?
「よっしゃぁぁぁぁあああああ!」
気がつけば俺は喜びの雄叫びをあげていた。当然と言ったら当然だろう。俺を16年間悩ませ続けてきた、あのオークボディと別れを告げられたのだ。困惑もあったが喜びのほうが優っていた。
ついに俺はこの美幼女ボディとともに勝ち組人生を歩むのだ。欲を言えばイケメンになりたかったが、少しくらい我慢しよう。百合も悪く無いだろう。喜び勇んで歩き出す。どっちに街があるのかも分からず歩をすすめる。
俺はきっと運が良かった。適当に歩いた先に大きな街があった。関門も難なく抜けることができた。今日から俺の異世界百合ハーレムライフが始まる!
そう思っていた時期が俺にもありました。周りを見ると女性を引き連れて居るのは、皆昔の俺みたいなブサメン。そして俺は汚らしい物を見るような目で見られている。
どうやらこの世界は美醜逆転しているらしい。
親なし家なし戸籍なし。見た目最悪只のロリ。俺の異世界新生活積んだ。
P.S死ぬ間際に知ったことだが、男に戻ることもできたようだ。
お題
1.身長2メートル15センチの大男が、異世界で身長145センチの美少女になる能力を手に入れる
2.金髪ロリ
3.美醜逆転世界
なんだかお題を活かしきれていないような気もするけどこれが限界