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第一章 プロローグ

涼風桜花と申します。

〝二つの世界を比べて〟の執筆を終えてから数ヶ月経ちました。

様々な事情により更新がずっと滞っておりました。

前作を読んでくれた方々にはご心配をおかけしました。

また初めて私の作品を読んでくださる方はよろしくお願いします。

二作品目の作品となります。

更新スピードが速くなったり遅くなったりと色々とあると思いますがどうぞよろしくお願いします。

 人間は、何かを夢見たいんだ。

 なんだっていい。

 どんな形だっていい。

 ただ単純に、夢を見たいんだ。

 夢を見る。

 それは睡眠中に見るものではない。

 自分が描いた世界を、眼を通して見続けたい。

 だから人々はマンガや小説を読んだりゲームをするだと思う。

 勇者になって世界を旅し数々の城を周りながら世界の危機となる魔物を倒して親玉の魔王を倒す。そして魔王を倒した後に現れる真の魔王。

 これだって、人々が描いた立派な夢だ。

 勇者じゃなくたっていい。

 舞台は変わって自分たち人間が生きる世界でもいい。

 SF小説みたいな現実じゃありえない出来事が起きて始まる物語のヒロインだっていい。

 みんな、夢を見たいんだ。

 だから、人は生きるんだ。

 僕は―――僕だって夢が見たいんだ。

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