表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

伝えきれない"ありがとう"を君に

作者: 鈴夜 音猫

 

―君に伝えたいことがある

 



いつもにこやかな君が、今日に限って泣きそうな顔をしている。


原因は俺。


君との約束をすっぽかしたから。


「ごめん…」


謝って済むことじゃないことは分かってる。


いつもなら許してくれる君も、今日ばかりはそう簡単に許せないだろう。


何しろ、俺がすっぽかしたのは俺達の結婚記念日なんだから。


「仕事が忙しいのは分かってるの…」


懸命に涙を堪える君。


俺が悪いのに、詰ることはしないで我慢しようと、納得しようとしてる優しい俺の奥さん。


「…寂しいんだもん」


ついに零れた涙が君の頬を濡らした。


そうだよね。君は我慢していてくれたんだ。


忙しい、と仕事ばかりの俺にいつも"大丈夫"だと笑って。


けど、本当は大丈夫なんかじゃないんだよね。


「ごめん…いつもありがとうな」


震えて嗚咽を堪える君を抱き締めて。

俺は言い尽くせない"ありがとう"を繰り返した。




【End】


ありがとうの言葉、第2弾的な…


女の子って記念日とかに敏感ですよね。

まぁ作者は記念日とか忘れちゃうタイプ…女の子失格ですね。


ちょっと切ない感じの話ですが、この二人はラブラブなので大丈夫ですよ☆

…たぶん

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] 拝見しました。 これを機に、旦那さんが奥さんにより優しくなってくれればいいなあと思いました。 あと三点リーダ(…)は偶数回使うのが小説の決まりです。例えば「大丈夫…」という文があれば、「大丈…
2010/05/14 12:12 退会済み
管理
[一言] こんな夫婦憧れますね。 この二人ならどんなことあっても乗り越えられそうです。 切ないけれど優しい物語でとても気に入りました。 次作も楽しみにしてます。
2010/05/13 22:04 退会済み
管理
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ