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『馬と牛と犬と速記者』

作者: 成城速記部

 馬と牛と犬が、寒さに震えながら速記者の家にやってきました。速記者は、火を起こして部屋を暖め、馬には大麦、牛には干し草、犬には自分の食べ物を与えました。

 馬と牛と犬は、この恩に報いるため、馬と牛と犬は、速記者に、自分の年齢を差し出すことにしました。

 馬は、若さを差し出しました。速記者は、若さゆえの傲慢さを発揮しました。

 牛は、晩年を差し出しました。速記者は、年寄りゆえの偏屈さを発揮しました。

 犬は、中ほどの年齢を差し出しました。速記者は、ばりばり働いて、そこそこの貯金もできました。



教訓:中年だからといって、働くやつばかりとは限らない。


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