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朝起きたら女子高生が勃ってた  作者: 小鈴なお
勃ってた女子高生とぷち異世界
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12.2 私のこと邪魔だなって思ったでしょ?

 日向さんはノートPC、俺と小月さんはスマホ。


 一応日向さんに質問。

 

「オンラインじゃだめなの?」


「一緒にいないとできないことってあるでしょ」


 確かにオンラインはあくまでゲーム内の通信だけだしな。一緒に遊ぶのはまた別だ。直接話を聞いたほうが覚えるのもはやい。


 会員登録やらの準備を終えて、チュートリアルへ。


「私、前もこれよく分からなかった」


「じゃあもう一回。あと、千穂はこれつけて」


 日向さんが小月さんに渡したのはスマホ用のVRゴーグル。スマホを入れて固定して装着するだけで手軽にVRが楽しめる、ってやつ。安いし構造がシンプルなわりに結構楽しい。


「さすがにこれなら千穂でも動けるでしょ。自分が右向けばキャラクターも右向くよ」


「うーん。試してみる」


「俺は?」


「VR表示はFPS下がるし遠景がカットされるから私と池辻くんは標準表示で。本当は池辻くんにもマニュアルモード覚えてもらいたいんだけど今日はオートモードでいいよ」


 ……ガチっぽい答えが返ってきた。『おたすけひめっち!』だよな、タイトル。表示も全部ひらがななんだけど。


 とりあえずチュートリアルで動作を覚える。俺は日向さんにゲームのコントローラーっぽいのを渡されてそれにスマホをセットして使用。

「操作は簡単だから、すぐ慣れるよ」


 日向さんにそう言われてとりあえずいじる。


 えーと。

 左右のジョイスティックで視点変更と移動、左の上下左右ボタンで装備切り替え、右の上下左右ボタンで攻撃、かがみ、ジャンプ、索敵。あとLボタン押し下げておくとカスタムのサブメニューが出て……。


「あとは上下傾けると銃のリロード、左右傾けでかがんだまま移動できるよ。簡単でしょ?」


 ……全然簡単じゃないんだけど。全然「オートモード」じゃないんだけど。これはほとんど何もできないかもしれない。困って小月さんをみると、VRゴーグルをつけたまま身体をひねったりかがんだりしている。


 画面が見えないので分からないが、本人的には比較的動けているのか、時節「やたっ」とか「おー」とかいいながら口元を緩ませている。

 正面むいたままじっとして、しばらくして「違った」とかいってぐりんと右をむいて、「できた!」とか言ってる。


 可愛いなぁ。このままじーっとみてたい。

 ゲームに気をとられているせいかかがんだり立ったりするとき制服がひらひらして危なっかしい。もう少し違う角度から眺めたいけど日向さんがいるから自重。


「いま、私のこと邪魔だなって思ったでしょ?」


 気付くこと日向さんが目を細めてこっちを見ていた。


「そこまでは思ってない」


 ごまかそうと思って墓穴を掘った。

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「竜のさきっちょ」
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小鈴なお
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